2003年開業。地ビールレストラン、富士山アリーナ、富士山レーダードーム館などがある「リフレふじよしだ」エリア内の「道の駅」です。道の駅としては、物産館と軽食コーナー、そして24時間トイレ棟で構成されます。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。
「リフレふじよしだ」として広い駐車場が用意されています。
道の駅としての身障者用駐車区画は、現時点で3台分あります。場所は「富士山アリーナ」の前です。誘導サインはありませんが、車椅子マークがペイントされた駐車区画があります。
段差構造の施設です。駐車場から施設棟へは6段の階段で上がります。車椅子では段差回避スロープを利用して、トイレ棟前に上がります。スロープの角度は緩やかで、一般的な車椅子利用者なら通行可能です。
トイレ棟内に、バリアフリートイレが1つ用意されています。位置は男女別トイレ入口の間です。
スペースは広い個室で、小児用の便器も配備されています。ユニバーサルベッドはありません。
トイレ棟と同じ高さに、農産物直売所兼物産館兼観光案内所があるメイン棟があります。エントランスから館内にかけて、段差はありません。
ショップ内の通路幅は、ところどころ狭い箇所がありますが、なんとか車椅子で移動可能です。農産物の販売コーナーは、店舗の奥にあります。この奥に向かう通路は、あまり幅に余裕がありません。混雑していると、車椅子での移動は苦戦します。
軽食コーナーは、物産館から5段の階段の上にあります。車椅子では段差回避スロープを利用します。スロープの傾斜は緩やかです。
「吉田のうどん」がメニューの中心です。エントランスに段差はありません。入口で食券を買うセルフサービスのお店です。
席は小間上がりの座敷席と、可動式のテーブル席です。テーブル席はスペースに余裕があるので、車椅子で利用できます。辛子など調味料もすべてセルフサービスなので、車椅子利用者は介助者がいると助かるお店です。
設計が古いので、段差構造を改修して対応している施設です。それでもスロープを通行できれば、道の駅富士吉田は車椅子で利用できます。
富士吉田から山中湖にかけてのドライブコースを別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2021年1月に執筆しました)