正式名称は「神奈川県立地球市民かながわプラザ」で、「あーすぷらざ」は愛称です。開業は1998年。「地球市民」のための複合施設です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。
施設の目的は3つ。「こどもの豊かな感性の育成」「地球市民意識の醸成」「国際活動の支援」です。
常設展示室が3つ、企画展示室が1つあり、展示企画が行われています。他には図書情報室、レストラン、ショップなどがあります。
場所は本郷台駅から徒歩3分。エントランスは段差構造ですが、エレベーターとスロープがあり、車椅子での入館は可能です。
車利用の場合は有料地下駐車場を利用。雨の日も万全です。駐車料金は障がい者減免制度があり、障害者手帳等の提示で無料に減免されます。2F総合案内などで減免手続きを行ってください。
建物の構造は凝った設計です。開設以来20年近く経過していますが、メンテナンスされてバリアフリー面で大きな問題はありません。全館車椅子で利用できます。上下階移動のエレベーターは一基ですが、通常はストレスを感じるほど混むことはありません。

建物の構造上、4Fには一般公開されるスペースはありません。
バリアフリートイレは、1F、2F、3F、5Fにあります。2017年秋時点では、各トイレをチェックすると改修レベルに差があります。例えば1Fのトイレは狭くてウォシュレットなし。B1のトイレはそれよりは広くウォシュレットあり。今後順次改修されると思われます。
5F「体験・発見のフロア」にある3つの常設展示室は有料です。共通入場券は、障がい者減免制度が有り、障害者手帳の提示で本人と介助者2名が無料に減免されます。ちなみに「あーすぷらざ」の運営は、黒字転換したことが公表されています。
次に3つの展示室の概要を紹介します。いずれの展示室もバリアフリーです。
幼児向けの体で遊べる「こどもファンタジー展示室」は、人気の施設。混雑時は展示室前に「ただ今混雑しています」と掲示がでます。中を覗くと本当に大賑わい。ベビーカーが陣取り、幼児が走り回っています。
小学生向け「こどもの国際理解展示室」は、世界各国の子どもの生活を紹介する、力の入った展示です。よく出来た展示で、大人でも勉強になる内容です。

中学生以上向け「国際平和展示室」は、先の大戦のことから現在の世界の平和の問題までが展示紹介されます。こちらも力の入った展示です。内容としては中学生以上向けです。

3Fは「見て学ぶ展示のフロア」で企画展示室があり、年間を通じて「あーすぷらざ」の施設コンセプトに則った企画展が開催されます。過去の実績では企画展は入場無料。会場はフラットで車椅子での利用は可能です。
2Fは「情報・相談のフロア」。ライブラリーの他に、レストラン、福祉系のカフェ、ネパールファッションのショップ、イベントができる市民ホールなどがあります。レストラン、カフェはフラット構造なので、車椅子での利用は可能です。
1Fは「活動のフロア」。NPO法人の活動支援スペースや作業所、会議室、多目的室、ラウンジなどがあります。
「神奈川県立地球市民かながわプラザ」愛称「あーすぷらざ」は、車椅子で利用できるバリアフリー施設です。
昭和47年まで横浜の町を走っていた市電と関連資料の展示がある「横浜市電保存館」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2017年9月の取材に基づいています)