横浜ベイタウン本牧5番街・イオン本牧 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

ベイタウン本牧5番街・イオン本牧バリアフリー情報

マイカルの倒産が2001年。旧マイカル本牧は、商業棟として4棟、駐車場として2棟、計6棟が現存しています。車椅子からみた旧マイカル本牧のバリアフリー状況を紹介します。

マイカル本牧は、バブル景気に沸く1989年に、米軍用地跡に誕生しました。10棟からなる1番街から10番街までの構成で、デザインはスペイン風。道路名称は「イスパニア通り」です。

2001年にマイカルが倒産。00年代後半は、ほとんどゴーストタウンと化し、4棟は解体され、マンションに生まれ変わっています。

現存する商業4棟は、複合施設「ベイタウン本牧5番街」、総合スーパー「イオン本牧」、そしてパチンコ店他、このような施設構成になっています。

割愛しますが様々な経緯があり、本牧には電車が通じていません。旧マイカル本牧へのアクセスは車です。

現存する駐車場棟は三番街と十番街の2棟。自走式立体駐車場で身障者用駐車区画は見つかりません。

エレベーター設備はおそらく往時のままで、「チン」という音がして扉が開き、「ゴットン」と動きます。それでも車椅子での利用は可能です。

ベイタウン本牧5番街・イオン本牧バリアフリー情報

旧マイカル本牧駐車場棟と「ベイタウン本牧5番街」や「イオン本牧」の地下駐車場は、1円以上のお買い物があれば、3時間無料の駐車料金減免サービスがあります。

ただし旧6番街に入店しているマクドナルドは駐車サービスをおこなっていないなど、周辺店舗でもサービスに違いがあるので注意してください。

各棟を繋ぐペデストリアンデッキは、一部を除いて現存しています。どのルートにも段差がありますが、調査した限り必ず迂回スロープがあり、車椅子で通行可能です。

バリアフリートイレは「ベイタウン本牧5番街」と「イオン本牧」にはあります。2017年春時点でチェックした限りは、いずれもかなり古い設備のトイレです。

ベイタウン本牧5番街・イオン本牧バリアフリー情報

「イオン本牧」は5F構造で、旧型イオンのイメージです。

「ベイタウン本牧5番街」は外装が塗り直され、本牧エリア復興の象徴ですが、空スペースが多々あります。

「イオン本牧」「ベイタウン本牧5番街」など、それぞれの商業施設が独立して存在し、旧マイカル本牧集合体になっています。そのためか共用施設のメンテナンスは進まず、お化け屋敷のようになってしまった老朽化ポイントが多々あります。

各所に古さを隠せない旧マイカル本牧一帯ですが、決定的に車椅子で通行できない箇所は、2017年春に現地調査をした限りはありません。

1989年、開業当初の賑わいは凄いものでした。現在「ベイタウン本牧5番街」は、「地域密着型ショッピングセンター」とPRしています。古さは隠せませんが、旧マイカル本牧一帯は、車椅子で利用できます。

「根岸森林公園」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2017年4月の取材に基づいています)