東京都港区の国立新美術館「DOMANI・明日2020」を車椅子で観覧しました。現地のバリアフリー状況を紹介します。会期は2020年1月11日から2月16日です。
アーティスト11名によるグループ展です。国立新美術館展示室2Eを10区画に仕切った展示ですが、すべての展示がスペースに余裕があり、車椅子で問題なく鑑賞できます。
空間があまりに広すぎて、特に展示室の高さを持て余しているような印象を受けた展示もあります。映像作品の鑑賞スペースには、車椅子のための特別なスペースはありませんが、問題なく鑑賞できました。会場出口手前のショップは、車椅子で利用できるスペース的な余裕があります。
国立新美術館は乃木坂駅と直結します。また身障者の利用に限り駐車場が利用できます。会場の2Fへは、メインエレベーターの他に2基のエレベーターで上ることができます。またバリアフリートイレは2Fに2か所用意されています。
国立新美術館の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。
「DOMANI・明日2020」は、観覧料の障がい者減免制度があり、障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免されます。会場入口で障害者手帳を提示します。
作品の題材は、東日本大震災、第二次世界大戦、広島長崎、環境破壊など。「傷ついた風景」をつなぎ、再生して生き残る「明日」を見据えます。アーティストそれぞれの「傷ついた風景」と「明日」を感じる企画展です。
国立新美術館の「DOMANI・明日2020」展は、車椅子で問題なく観覧できます。