車椅子で行く筑波研究学園都市~地質標本館バリアフリー情報

地質標本館バリアフリー情報

産総研地質調査総合センターの研究成果を紹介する「地質標本館」は、車椅子で利用出来るのか。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

 

○産業技術総合研究所へのアクセス

アクセスは車が便利です。学園東大通から、広大な敷地の「産業技術総合研究所」内へ入ります。関係者以外立入禁止のような雰囲気が漂う道を進むと、守衛所とゲートがあります。

ゲートスタッフに「見学に来ました」と告げ、横にある守衛所で駐車許可書をもらいます。入場手続きはこれだけです。

健常者が同乗している場合は、守衛所に行くのは簡単です。車椅子ドライバーだけの場合は、その旨をゲートスタッフに申告して下さい。代わりに守衛所に出向いていただけます。駐車許可書はペラ紙1枚で当日のみ有効。返却は不要です。

 

○正面に専用駐車場あり

「地質標本館」の正式名称は「国立研究開発法人 産業技術総合研究所 地質調査総合センター 地質標本館」です。正面に専用駐車場があります。守衛所で駐車場の案内図が渡されますので、「地質標本館」前まで車で進んでください。

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○エレベーターあり、障害者トイレあり

1980年からの施設で、ハードはやや老朽化しています。設計も今どきのバリアフリーではありませんが、それでも全館車椅子での見学は可能です。

1Fと2Fの2フロア構成。苦戦するのは2Fのテラスへの出入口。重い手動ドアでスロープ対応になります。

1Fと2Fを結ぶ階段が「アンモナイト階段」という見学スポットですが、車椅子利用者はエレベーターを利用するしかありません。障害者用トイレは1Fに設置されています。

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○石の美しさに魅了されるミュージアム

入場無料のミュージアムです。

展示内容は、地層や化石、恐竜の足跡、日本列島の震源分布、火山の仕組みや富士山の構造、太平洋の海底地形、元素周期表と鉱物、そしてダイヤの原石など世界の奇石。

こう並ぶと地味な印象を受けますが石の美しさに魅了されるミュージアムです。見たことがない奇石が並びます。

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○ホールや通路にも見逃せない展示あり

展示室は1Fに第一と第四の2室、2Fに第二と第三の2室。展示室内はもちろんですが、ホールや通路にも数多くの展示あり。その中から3点を紹介します。

1Fホールの天井部は日本列島の震源分布模型で、地下1,000kmから日本列島を見上げているイメージ。

1Fホール正面に見える地層は、1億5千年前のジュラ紀の地層が地殻変動で押し上げられた、男鹿半島の崖のレプリカ。

2Fのテラス出入口には「石の昆虫」というアート作品が展示。これは光が透けるほど石を薄く磨く、地質資料調整業務の特殊技術を用いて製作された作品です。

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○第四展示室の奇石展示は圧巻

「地質調査総合センター」の出発点は、1882年に創設された「地質研究所」。約135年間の研究成果が展示されています。歴史的な研究成果を象徴する展示は、第四展示室の奇石の展示。これを見れば、石とは凄いものだと感心するはず。地球の営みが生み出す、奇跡のような奇石が並びます。まるで地球がデザインした、派手なアート作品の展示のようです。「地質標本館」は、子どもから大人まで楽しめる、筑波研究学園都市らしい施設です。

 

○隣は「サイエンス・スクエアつくば」

「産業技術総合研究所」には、もう一つ無料で一般公開している施設があります。「サイエンス・スクエアつくば」で「地質標本館」から100mほど隣にある施設です。「サイエンス・スクエアつくば」は、車椅子で見学できるバリアフリー施設です。

詳しくは「車椅子で行く筑波研究学園都市~サイエンス・スクエアつくば バリアフリー情報」を参照してください。

地質標本館バリアフリー情報

 

名称を聞くと地味な印象を受ける「地質標本館」ですが、自然が生んだ派手なアート作品が展示されています。「地質標本館」は「アンモナイト階段」以外は、車椅子で見学できます。