千葉港に建つ「千葉ポートタワー」は、車椅子で利用できる観光施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。
高さ125mの展望タワーです。1Fがお土産品も扱う売店と休憩スペースとタワーへの入場受付です。高さ105mの2Fは、恋人の聖地「サンセットプロムナード」。高さ109mの3Fはレストラン。そして最上階113mの4Fが展望フロアです。
1Fのエントランス周辺はフラットな構造です。
1Fフロア内もフラット構造で、車椅子で利用できます。
エレベーターで上る2Fから4Fの各フロア内も段差はありません。
2F以上の展望施設の利用は有料ですが、障がい者減免制度があり、障害者手帳等の提示で本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。1Fの受付で手帳を提示する運用です。
アクセスは千葉みなと駅から徒歩12分の案内です。車椅子利用者は車の利用が便利です。
周辺は「千葉ポートパーク」という公園で、無料駐車場があります。入口が分かれて、一般駐車場と大型バス用駐車場があり、身障者用駐車区画は大型バス用駐車場の中に2台分用意されています。
千葉ポートパークは人気の公園です。好天の週末などは、駐車場は満車になることが多いので注意して下さい。
千葉ポートタワーのバリアフリートイレは1Fにあります。幅が狭く奥に長いスペースのトイレです。広いスペースが必要な方は、利用が難しいトイレです。
1Fからエレベーターで4Fへ上ります。エレベーターはスタッフが同乗するので、状況に応じた車椅子利用者への配慮をしていただけます。
展望フロアは床面からガラス構造です。車椅子から360度の眺望を楽しめます。
一般利用者は4Fから階段で3Fと2Fへ下りて、2Fから下りのエレベーターに乗ります。車椅子利用者は各フロアからエレベーターが利用できます。
3Fは「シーガルキッチン」で、ビュッフェ形式の展望レストランです。可動式のテーブル席なので、車椅子での利用は可能です。
ただしビュッフェなので、自分で料理をもってくる必要があります。
2Fサンセットプロムナードのバリアフリー状況です。4F展望フロアと構造的には同じフラットフロアです。恋人の聖地なので、様々な演出があります。
千葉ポートパークのバリアフリー状況です。ポートタワーがある公園「千葉ポートパーク」は、1986年に開園した28haの広い公園です。円形芝生広場やウォータープラザ、テニスコートなどがあり、車椅子で散策ができる通路が整備されています。夏場は水遊びや手ぶらでBBQが楽しめます。
千葉ポートタワーは、車でアクセスした場合の駐車場の状況と、狭いトイレに注意して下さい。この2点以外は、問題なく車椅子で利用できるバリアフリー施設です。
(本稿は2019年11月の取材に基づいています)