新宿区 草間彌生美術館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

東京都新宿区弁天町にある、草間彌生氏本人が設立し、一般財団法人草間彌生記念芸術財団が運営する美術館です。アクセスは早稲田駅、牛込柳町駅、神楽坂駅が徒歩圏内。身障者用も含めて駐車スペースはありません。車椅子利用者は自分にあったアクセス方法の検討が必要です。草間彌生美術館は外苑東通りに面しています。歩道に面したエントランスはフラットな構造で車椅子での出入りに大きな問題はありません。観覧は予約制で観覧料の障がい者割引はありません。指定時間内に到着するように時間調整してください。

草間彌生美術館

1Fから5Fまである、絶対的なスペースが狭い美術館です。通常の観覧ルートは、1Fから5Fまで階段で上がり、5Fからはエレベーターで1Fに下りる一方通行です。車椅子利用者は上りもエレベーターが利用できます。スタッフの誘導に従ってください。

草間彌生美術館

エレベーターは大型の車椅子が入る大きさです。上りルートは車椅子利用者だけの利用ですが、5Fから1Fへ下りる際は一般来場者と乗り合わせになります。混雑時は5Fで順番を待って利用してください。

草間彌生美術館

バリアフリートイレはMB1に用意されています。MB1フロアは通常は利用できません。バリアフリートイレを利用したい場合も、スタッフの誘導を受けて下さい。

草間彌生美術館

各フロアの展示スペースはフラットな構造。予約制なので極端に混雑することはありません。車椅子で観覧できる美術館です。

草間彌生美術館

通常ルートの階段は、足が悪い人にとってはきつい距離があります。健脚の人向きの階段です。

草間彌生美術館

非常時の備えとして階段避難器具が用意されています。

草間彌生美術館

5Fは屋上を活用した展示スペースです。雨風が強い荒天の日は、少し濡れる覚悟が必要です。

草間彌生美術館

草間彌生美術館はアクセス方法に悩みますが、車椅子で観覧できるバリアフリーな施設です。

(本稿は2026年6月に執筆しました)

近隣にある「新宿区立漱石山房記念館」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

西早稲田 甘泉園公園・水稲荷神社 バリアフリー情報

東京都新宿区西早稲田の「甘泉園公園」は、部分的ではありますが車椅子で利用できる入園無料の日本庭園です。隣接する「水稲荷神社」とともに、現地のバリアフリー状況を紹介します。

〇甘泉園公園のバリアフリー状況

「甘泉園」がある場所は、江戸時代に尾張徳川家の領地となり開墾されました。その後、清水家の江戸下屋敷となり、現在に伝わる日本庭園が築かれました。その敷地は広く、現在の水稲荷があるエリアも屋敷の一角であったそうです。明治時代には子爵の邸宅になり、昭和になると早稲田大学の所有地になりました。

1961年に「甘泉園」は早稲田大学から東京都に売却され、1969年に新宿区の管轄に移管され現在に至ります。隣接するテニスコートも含めて、新宿区立の「甘泉園」です。

甘泉園の歴史

甘泉園の入口は3つありますが、水稲荷からの入口と早稲田大学側の入口は階段です。

水稲荷神社のバリアフリー状況

車椅子で入園可能なのは、新目白通り側からの入口です。

甘泉園のバリアフリー状況

園内に入ると池に向かう舗装路があります。石が埋め込まれた箇所もあり、完全なフラット通路ではありません。

甘泉園のバリアフリー状況

多少、デコボコを感じながら車椅子で進みます。

甘泉園のバリアフリー状況

その先は木道の路になります。

甘泉園のバリアフリー状況

下池から上池にかけて、直線的に車椅子で進める舗装路がつながります。

甘泉園のバリアフリー状況

上池の途中に「この先車椅子は通行不能です、引き返して下さい」という案内板があります。

甘泉園のバリアフリー状況

回遊式の日本庭園ですが、下池の周回路はデコボコがある悪路で、途中に車椅子では通行できない狭い橋があります。車椅子では池の横を直線的に進み、引き返すルートです。

甘泉園のバリアフリー状況

車椅子での移動範囲は狭いのですが、その範囲が日本庭園の美を楽しむポイントです。入口からすぐの場所が、庭園を見わたすビュースポットです。

ビュースポットは車椅子可動エリア

舗装路面を進んだ先にある四阿の入口には段差解消ポイントがあり、車椅子で立ち入り可能です。ここも庭園美を楽しむビュースポットです。お薦めは晩秋の紅葉シーズン。例年、11月末から12月上旬が見頃です。

ビュースポットは車椅子可動エリア

早稲田大学キャンパスの近くですが、地下鉄の駅からは距離のある場所です。都電荒川線が最も近い駅になります。来園者用の駐車場はありません。近隣にコインパーキングなど有料駐車場はあります。

甘泉園

○水稲荷神社のバリアフリー状況

甘泉園に隣接する水稲荷神社は、車椅子での参拝は困難です。通常の参道は階段です。

水稲荷神社のバリアフリー状況

水稲荷神社の横に「甘泉園住宅」という集合住宅があります。いったんこの集合住宅の駐車場に入り、水稲荷に抜けます。

水稲荷神社のバリアフリー状況

このルートなら、傾斜路は通りますが車椅子でもなんとか水稲荷の境内に入ることが出来ます。

水稲荷神社のバリアフリー状況

境内周辺はデコボコのある未舗装路面や砂利路面です。

水稲荷神社

水稲荷神社のバリアフリー状況

水稲荷神社のバリアフリー状況

本殿拝殿があるエリアに入る箇所には段差があります。

水稲荷神社のバリアフリー状況

拝殿の前には独特なポーズの神狐像があります。

水稲荷神社のバリアフリー状況

水稲荷神社のバリアフリー状況

水稲荷神社は、現在の早稲田大学キャンパス内の地に、900年代頃に創建されました。その後移転するまでは、キャンパス内の神社でした。1961年に現在の場所に移転。「宗教法人 東京都神社庁」に属する神社になっています。

水稲荷神社

水稲荷神社では、早稲田大学合格祈願専用のお守りが頒布されています。

水稲荷神社

甘泉園公園は、車椅子で日本庭園の鑑賞を楽しめる公園です。隣接する水稲荷神社は、車椅子での参拝は困難な神社です。

近隣にある文京区の「肥後細川庭園」の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2019年9月の取材に基づいています)

早稲田 穴八幡宮 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

東京都新宿区早稲田の「一陽来復」のお守りで有名な穴八幡宮は、車椅子での参拝ルートが限定される神社です。現地の状況と段差回避できるルートを紹介します。

地下鉄早稲田駅のエレベーターの状況です。2019年2月に、2番線高田馬場中野方面行きホームから利用できる地上行きエレベーターが新設されました。これにより早稲田駅は、両ホームからエレベーターで地上に上がることができる駅になりました。1番線日本橋西船橋方面行きホームからのエレベーターとは別のエレベーターです。地下には両ホーム間を移動できるバリアフリー通路はありません。車椅子で早稲田駅を利用する場合は、乗車するホーム行きのエレベーターを利用して下さい。

車でのアクセスと駐車場の状況です。穴八幡宮には参拝者用の駐車場はありません。近隣には小規模なコインパーキングはありますが、現時点で調査できた限り、車椅子利用者にお薦めできるバリアフリー仕様の有料駐車場は見つかりません。神社の横を通る「諏訪通り」は、パーキングメーターが設置されています。

穴八幡宮境内へのバリアフリールートです。早稲田通りと諏訪通りが交差する「馬場下町」交差点の近くから、境内への階段の参道があります。

穴八幡宮のバリアフリールート

諏訪通りに面して、もう一つ別の階段ルートもあります。

穴八幡宮のバリアフリールート

車椅子では、早稲田通りを高田馬場方面へ進みます。歩道はデコボコの少ない舗装路面ですが、傾斜はきつい上り坂です。坂を上ると、ほどなく穴八幡宮の車両入口があります。

穴八幡宮のバリアフリールート

さらに上り坂が続きますが、このルートを通れば決定的な段差を回避して境内に向かうことができます。

穴八幡宮のバリアフリールート

穴八幡宮のバリアフリールート

穴八幡宮のバリアフリールート

境内のバリアフリー状況です。本殿と拝殿の周囲は車椅子で移動できる舗装路面です。拝殿の前は5段の階段があり、迂回スロープはありません。車椅子での参拝は段の手前からになります。

境内のバリアフリー状況

境内は未舗装の砂利路面ですが、フラットな舗装面が一部あり、本殿周辺から山門の先、階段参道まで、境内のフラットなスペースは車椅子で移動することができます。

境内のバリアフリー状況

「一陽来復」のお守りについて紹介します。「一陽来復」のお守りが「頒布(りょうふ)」されるのは、冬至から節分までの期間です。冬至の日は午前5時から「頒布」が始まります。冬至の日とその直後の祝日や土日は混雑します。

壁張りタイプのお守りと、携帯用のお守りがあります。壁張りタイプのお守りは、その年の恵方に向けて、冬至・大晦日・節分の日の深夜12時に飾らなくてはならない、とされています。飾っていいのは3日間だけです。したがって冬至に授かり、その日の深夜12時に飾るのが人気です。

冬至に来られない人は年内に授かり、大晦日の深夜12時に飾る。そこを逃した人は、節分までに授かり、節分の日の深夜12時に飾る。こういうことになります。

「頒布」時間は期間により変わります。取材時の情報では、冬至の日は5時~21時。以後大晦日までは8時~19時。元旦から節分までは9時から17時です。

穴八幡宮

日頃は閑散としていますが、大祭の日と流鏑馬の日、そして冬至の日とその直後の祝日や土日は賑わいます。穴八幡宮は段差構造の神社ですが、車椅子で境内に入ることは出来ます。

早稲田大学キャンパス内に「演劇博物館」「早稲田大学歴史館」「會津八一記念博物館」3つのミュージアムがあります。別稿で詳しく紹介していますので、ご参照ください。

(本稿は2019年9月の取材に基づいています)