バリアフリー日本庭園 肥後細川庭園 車椅子利用ガイド

バリアフリー日本庭園 肥後細川庭園 車椅子利用ガイド

東京都文京区の「肥後細川庭園」は、車椅子で散策できる日本庭園と休憩施設がある無料の公園です。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

なお本稿は2019年9月の取材に基づいています。

肥後細川庭園

○肥後細川庭園の歴史

ここは江戸時代の細川家下屋敷です。その時代からある池泉回遊式の日本庭園と、大正時代に建てられた細川家の学問所「松聲閣(しょうせいかく)」が施設の中心です。

江戸時代には細川家の別亭。明治中期には学問所。関東大震災のあとには細川家の仮本邸として使用され、戦後東京都が取得し、文京区に管轄が移されました。

細川元首相は、細川家仮本邸時代の幼少期の記憶があるそうです。

昭和の頃から「新江戸川公園」として一般公開されていましたが、2016年1月16日に大改装されてリニューアルオープン。大正期の建物と池泉回遊式庭園が、バリアフリーに生まれ変わりました。

肥後細川庭園の歴史

○庭園の概要

大きな池を中心に散策路がある日本庭園です。

正門から敷地内に入ります。庭園外の前庭があり、左手奥に「松聲閣」が建ちます。

正面奥に日本庭園への入口があります。

庭園の概要

前庭一帯は段差のない舗装路面で車椅子での移動は可能です。

「松聲閣」は2階建て構造で、改装されて全館バリアフリーです。

日本庭園は、永青文庫につながる山側は未舗装の段差路です。池の周囲の半分ほどが、車椅子で散策可能な範囲です。

庭園の概要

○日本庭園散策路の状況

車椅子で散策可能な日本庭園ですが、路面は完全なフラット舗装ではありません。敷石を残した箇所や水の流れをいかした箇所には、小さな段差があります。ただし、一般的な車椅子利用者なら通行できる程度の段差です。

日本庭園散策路の状況

そのような箇所以外は、周囲の景観に溶け込んだ色調の特殊加工された舗装路で、全く段差はありません。

日本庭園散策路の状況

○松聲閣のバリアフリー状況

増改築が積み重なった建物で、正確な築年は不明です。リニューアルの際に、この箇所は貴重で文化的な価値が高い、この装飾物は文化財、と個別に評価をして現存処置がとられたそうです。

松聲閣のバリアフリー状

建物内は土足禁止です。玄関内にスロープがあり車椅子で入館できます。

松聲閣のバリアフリー状況

正面左手にトイレがあり、障害者用トイレが用意されています。

松聲閣のバリアフリー状況

建物の外側にもトイレがあり、そこにも障害者用トイレがあります。ただし外側トイレは少し狭い障害者用トイレです。

松聲閣のバリアフリー状況

1Fは有料貸出の集会室が和室2室と洋室2室で合計4室、加えて休憩室が一つ。

2Fは日本庭園の展望室となる二間続きの和室。和室ですがほとんど段差なく車椅子で入室できます。

松聲閣のバリアフリー状況

松聲閣のバリアフリー状況

松聲閣のバリアフリー状況

総合計で6室の部屋名は「肥後六花」と呼ばれる花の名前が付けられています。

2Fの展望室「山茶花」では、モニターがおかれ肥後細川庭園の歴史などの情報が放映されています。ここから庭園の全景を楽しむことができます。

松聲閣のバリアフリー状況

松聲閣のバリアフリー状況

エレベーターはあります。ただし小型のホームエレベーターなので、大型の車椅子は入らないかもしれません。

松聲閣のバリアフリー状況

○アクセス方法

来園者用の駐車場はありません。

すぐ近くに駅はありません。車椅子で急な坂道を避けて徒歩でアクセスするなら、江戸川橋駅か都電荒川線の早稲田駅の利用になります。

アクセス方法

車椅子でのアクセス方法に決め手を欠きますが、「肥後細川庭園」は車椅子で日本庭園と大正時代の学問所を利用出来るバリアフリー施設です。