国立近代美術館工芸館「備前」展 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

工芸館の企画展「The 備前 土と炎から生まれる造形美」展は、2019年2月22日から5月6日の開催。車椅子で行く現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。

車椅子で行く国立近代美術館工芸館「備前」展

※国立近代美術館工芸館は金沢の移転しました。本稿は移転前の展覧会のバリアフリー状況です。

国立近代美術館工芸館は皇居に隣接する高台にあります。身障者は前庭に車の駐車が認められます。その日の催事などにより状況が変わりますので、来館日程が決まったら事前に相談の連絡を入れて、詳しい駐車要領を確認してください。

車椅子で行く国立近代美術館工芸館「備前」展

工芸館の建物入口は階段です。車椅子は昇降機の利用になるので、スタッフに連絡してください。帰りも同じ昇降機を利用します。

車椅子で行く国立近代美術館工芸館「備前」展

車椅子で行く国立近代美術館工芸館「備前」展

国立近代美術館の入館料は、障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免されます。館内1Fの受付で手帳を提示して入館手続きを行います。

工芸館の展示室は2Fです。一般来場者は階段を利用します。エレベーターはスタッフの操作で利用します。誘導を受けて展示室へ上がってください。バリアフリートイレは館内1Fにあります。

「備前」展の展示は時代別です。中世、近代、現代と3つのパートに分けられます。

1章は「源流としての備前焼」。室町時代から江戸時代の作品が展示されます。桃山時代の茶の湯のうつわが中心です。

車椅子目線ではほぼ真横からの鑑賞になる展示品もありますが、鑑賞不能な展示はありません。

2章は「近代の陶芸家と備前焼」。金重陶陽ら昭和の人間国宝の作品が展示されます。作家の紹介があり、作品とともに名人の人生を知ることができます。この展示コーナーも車椅子での鑑賞に大きな問題はありません。

車椅子で行く国立近代美術館工芸館「備前」展

車椅子で行く国立近代美術館工芸館「備前」展

3章は「現代の備前焼」。平成の作家の作品群が展示されます。自由な表現で新たな備前焼を創造する。近代アートの作品群です。もちろん車椅子での鑑賞に大きな問題はありません。

車椅子で行く国立近代美術館工芸館「備前」展

車椅子で行く国立近代美術館工芸館「備前」展

車椅子で行く国立近代美術館工芸館「備前」展

車椅子で行く国立近代美術館工芸館「備前」展

国立近代美術館工芸館はスタッフの操作で昇降機とエレベーターを利用します。現地ではスタッフの指示誘導にしたがって下さい。

国立近代美術館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

皇居のお濠沿いに建つ「国立近代美術館」は車椅子で利用できる施設です。車椅子からみた、現地のバリアフリー状況を紹介します。

国立近代美術館の最寄駅は地下鉄竹橋駅です。2020年、竹橋駅に地上行きエレベーターが完成しました。ただしバリアフリールートは「大手町方面改札」からで、国立近代美術館の反対方面、「気象庁前」交差点付近で地上にでます。

駅からのバリアフリールートについては、別稿「東京メトロ 竹橋駅 車椅子での移動ルート バリアフリー情報」を参照してください。

竹橋駅 車椅子での移動ルート

国立近代美術館は、身体障がいのある人の利用に限り、前庭または業務用駐車場に、無料で駐車できます。現在のところ事前手続きや事前予約は不要です。

竹橋方面からの右折入場も出来ます。前庭に車で乗り付け、スタッフに車椅子利用の旨を申告してください。駐車場所が指示されます。通常は前庭が駐車スペースです。ただし駐車スペースがいっぱいになった場合は、駐車が出来ないこともある、と案内されています。

国立近代美術館

国立近代美術館は障がい者減免制度があり、企画展とコレクション展の観覧料は本人と介助者1名が無料に減免されます。展覧会場入口で、障害者手帳等を提示してください。

国立近代美術館

バリアフリートイレは1Fと2F、そして地下講堂にあります。オストメイトが備わるトイレは1Fです。

国立近代美術館

通常、1Fが企画展のフロア。3Fと4Fがコレクション展のフロア。2Fはどちらにも利用されます。

国立近代美術館

館内には一般利用できるエレベーターが2基あります。

国立近代美術館

企画展の展示方法はその企画展次第ですが、1Fには2つの展示室があり、基本的な構造はフラットなバリアフリー仕様です。

大規模な企画展の場合、2Fに第三展示室が設けられることがあります。過去の経験上のことですが、2F第三展示室はやや通路が狭い設定になることがあります。特にお土産コーナーが2F第三展示室の場合、混雑で車椅子での移動に苦戦した経験があります。

国立近代美術館

国立近代美術館は「The National Museum Of Modern Art Tokyo」で略称が「MOMAT」。所蔵品は「MOMATコレクション」と称されます。13,000点以上のコレクションから、常時200点前後が展示され、適宜展示替えが行われます。

2Fから4Fがコレクション展の展示室で、車椅子で鑑賞できます。車椅子でのフロア間移動はエレベーターを利用するので、通常の観覧動線とは異なるルートになりますが、各フロア車椅子で観覧できるバリアフリーな展示室です。4Fには皇居丸の内方面を眺望する「眺めの良い部屋」があります。

国立近代美術館

企画展が注目されますが、コレクション展はいつも内容が濃く、そしてあまり混むことがありません。車椅子での観覧をお薦めします。

国立近代美術館

国立近代美術館のミュージアムショップは、1Fにあります。前庭の奥に独立棟のようにありますが、企画展示室側から屋内ルートで繋がります。

ミュージアムショップの店内通路幅は、あまり余裕がありません。混雑していると車椅子での店内移動はやや苦戦します。構造的には段差がないので、空いていれば問題なく車椅子で利用できます。

国立近代美術館

国立近代美術館の2Fにレストランが入店しています。それなりのお値段の素敵なレストランです。

このお店のメインエントランスは、1Fからの階段ルートです。美術館が開館している時間帯は、美術館2Fからバリアフリーに入店できます。またバリアフリートイレは美術館2Fのトイレを利用できます。ただしコロナ対策で移動ルートが制限されることがあります。最新情報を確認して利用してください。

国立近代美術館

美術館閉館後にディナーで利用すると、美術館2Fからのルートおよびバリアフリートイレが利用できません。

国立近代美術館 

2020年、工芸館は金沢市に移転しました。

国立近代美術館 

企画展は面白く、コレクション展が凄い。全館バリアフリーで、身障者は駐車可能。国立近代美術館は車椅子で利用できます。

(本稿は2020年10月に加筆修正しました)