東大建築ミュージアム 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

東京都文京区の東大建築ミュージアムは、改修された重要文化財で車椅子で利用できます。現地のバリアフリー状況を紹介します。

「建築ミュージアム」は通称で、正式名称は「東京大学総合研究博物館小石川分館」。小石川植物園の西側エリアに建つ、「旧東京医学校本館」を活用した東大の無料博物館です。

専用駐車場はありません。徒歩なら茗荷谷駅から坂道を下り約10分。近隣にはコインパーキンギやパーキングメーター設置道路があります。

建物は明治9年の竣工。以後、改築や解体・移転などを経て、現在の地に移築されたのが1969年。翌1970年に国の重要文化財指定を受けました。

2001年に東京大学総合研究博物館小石川分館として開館。常設展、企画展、イベントなどが開催されています。

重要文化財指定の建物ですが、バリアフリー改修があり、車椅子で利用できます。

建築ミュージアムに直結する小石川植物園の出口は、回転バー式の出口なので車椅子では通行できません。一般道路からの敷地内への入口は、大きな段差はない舗装路です。建物内部へは裏側から向かいます。このエントランスへのルートはスロープです。

建物のエントランスに隣接して、エレベーターとトイレがある別棟が増築されています。1Fのトイレはバリアフリートイレ。自動ドアが横開きでなく、縦に開くトイレです。2Fのトイレは一般の男女別トイレです。エレベーターは1基。十分に車椅子が入るスペースがあります。

1F・2Fとも、フロア内は車椅子での通行の障害になるレベルの段差はありません。展示室の通路幅は余裕があり、車椅子での移動は可能です。

2018年時点では、2Fの中央部にある常設展示のケースが高く、車椅子からの目線ではケース内の展示物を見上げることになります。

1F、2Fとも、小石川植物園を眺望するテラスは、安全上の問題で立ち入り禁止です。

建物そのものの内部見学ポイントは、2Fの天井部です。天井板がなく、屋根までの内部構造がすべて見えます。立派な梁が使用されている木造建築です。

常設展示されているのは、東大所蔵のコレクションです。また展示ケースに使用されているのは、東大にあった棚などです。この点は、丸の内KITTE内の「インターメディアテク」と同じです。

重要文化財指定の明治建築物ですが、バリアフリーです。東京大学総合研究博物館小石川分館(建築ミュージアム)は、車椅子で見学できます。

総合研究博物館本郷本館の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2018年11月の取材に基づいています)

小石川 教育の森公園 車椅子散策ガイド バリアフリー情報

東京都文京区の「教育の森公園」は、大型ジャブジャブ池がある都心の防災公園で、自然観察ができる「占春園」につながります。車椅子で利用できる範囲について、現地の状況を紹介します。

東京教育大学(現筑波大学)の跡地活用で1986年に開園した公園です。基本機能としては文京区の防災センターで、地下には貯水設備があります。日常的には近隣住民や働く人のオアシス。自由広場やベンチがあり、緑が豊かな都市公園です。駅の近くで、専用駐車場はありません。

近隣に桜の名所「播磨坂」がありますが、車椅子でのお花見は傾斜路と混雑で大変です。教育の森公園は桜の名所。ここは車椅子でバリアフリーに花の鑑賞ができます。

防災公園の一機能もかねて、都心として大型のジャブジャブ池があります。夏は大勢の子ども達で賑わいます。現在バリアフリー化工事中で、ジャブジャブ池の横に「だれでもトイレ」が新設されます。

教育の森公園内を駅反対方面へ進むと「占春園」へと繋がります。江戸時代の大名屋敷の跡地で、当時の庭が残されています。

お庭の中は段差が多く車椅子での通行は困難ですが、「占春園」内を通るメイン通路は傾斜のある舗装路。極端な傾斜ではないので、頑張れば車椅子で通行できます。

現在の「占春園」は、あまり人の手が入らず、小石川の風景とは思えないワイルドな状況です。園内には「東京高等師範学校」の師範であった「嘉納治五郎」氏の像が建っています。

2018年現在、教育の森公園は、老朽化対策及びバリアフリー化工事が行われています。2019年春には完了予定。より車椅子で利用しやすい公園になる計画です。

教育の森公園は車椅子で利用できます。隣接する「占春園」は、傾斜路ですがメイン通路だけなら車椅子で通行可能です。

文京区の印刷博物館は徒歩圏内です。印刷博物館全体のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

(本稿は2018年11月の取材に基づいています)

トッパン小石川ビル「可能性アートプロジェクト展」バリアフリー情報

「可能性アートプロジェクト展」は、今回初めて開催される障がい者アート展です。

会場は印刷博物館がある「トッパン小石川ビル」の1Fエントランス。2019年3月25日から4月25日までの開催。入場は無料。エントランスホールの壁面を利用した展示です

凸版印刷と島根県の「サポートセンターどりーむ」の共同企画です。アーティストは「サポートセンターどりーむ」に在籍する18名。展示作品数は31点です。

凸版印刷が企画運営、そしてプリマグラフィやARコンテンツなどの技術協力を行っています。例えば作品「ギターマン」は、スマートフォンをかざすと作品が動き、ギターが鳴ります。

作品の共通テーマは「無限の可能性・才能」。個性的な31作品です。

新しい障がい者アートの企画展が誕生しました。会場はバリアフリーで、車椅子での来場、作品鑑賞は可能です。