宇都宮周辺のバリアフリー施設を車椅子で巡る お薦めドライブコース

栃木県の県庁所在地にして餃子の街。宇都宮周辺には公園、遺跡、美術館、道の駅など、車椅子で利用できる様々なジャンルの観光スポットがあります。東北自動車道の「鹿沼IC」から「宇都宮IC」へ移動するルートで、車椅子を利用する障がいのある家族と一緒に楽しめる観光ドライブコースを紹介します。

鹿沼市花木センター

東北自動車道の鹿沼ICから約4km。花と緑がテーマの複合施設です。花木の販売ショップ、産直ショップ、お土産ショップ、園芸ショップ、食事処、催事場、いちご園、温室、石材販売、梅園などがあります。

高低差のある敷地に駐車場が3カ所あります。利用したい施設がある高さの駐車場に停めるのが、車椅子でのコツです。施設はやや古く、最新のバリアフリー施設ではありません。

初夏には「さつき祭り」が開催されます。園芸に興味のある方にお薦めします。

鹿沼市花木センター

うつのみや遺跡の広場

鹿沼市花木センターから約7km移動します。公営霊園である「聖山公園」の頂上付近にある、紀元前3000年頃の縄文前期遺跡の復元施設です。

駐車場から大谷石が敷かれたゴツゴツする路面を通り、遺跡の広場に向かいます。復元された建物の周囲は砂利路面です。

多少の悪路は通行できる人、そして考古に興味がある人にお薦めです。

うつのみや遺跡の広場

栃木県立博物館

遺跡の広場から約7km、宇都宮中心部方面に移動します。栃木県中央公園の一角にある博物館で、同公園内の無料駐車場「博物館北駐車場」の利用が便利です。入館料は障害者減免制度があります。館内はバリアフリー仕様です。

1Fから2Fへと螺旋状に72m続くスロープの壁面に、日光の自然を垂直分布で紹介するスロープ展示があります。幅広い層にお薦めできるミュージアムです。館内にはレストランがあります。

栃木県立博物館

宇都宮中心部

有名餃子店が数多くある宇都宮中心部までは、博物館から3kmほどの距離です。駐車場があり車椅子で入店できる餃子店も複数あります。また3カ所の市営駐車場は、障害者手帳の提示で2時間駐車料金が無料になります。

「宇都宮餃子会」のHPで、店舗のバリアフリー状況が検索できます。例えば、有名店の餃子食べ比べが出来る「来らっせ本店」は、ドンキホーテの地階にあり、車椅子で利用できます。

来らっせ本店

大谷公園・平和観音

宇都宮中心部から西北に約8km、大谷石で有名な大谷町へ移動します。

大谷公園の平和観音の近くまでは、無料駐車場から車椅子で移動できます。ただし路面に大谷石が敷かれているため、車椅子には小さな衝撃がきます。ゆっくり進むのがコツです。

大谷公園・平和観音

うつのみや文化の森・宇都宮美術館

大谷公園から東へ約10km移動すると、26haの大きな公園「うつのみや文化の森」があります。公園内にある「宇都宮美術館」はバリアフリー仕様で、幅広い層にお薦めできる施設です。

観覧料は障害者減免制度があります。館内にはお洒落なレストランがあります。

宇都宮美術館

ろまんちっく村

最後に道の駅に立ち寄ります。うつのみや文化の森から約10km移動します。

道の駅ろまんちっく村は、日帰り温泉、宿泊施設、温浴スパ施設、レストラン、フードコート的な出店、イベントステージ、大型産直ショップ、そして広いお散歩エリアや体験農場があります。

「集落のエリア」は舗装通路なので、車椅子で利用できます。

ろまんちっく村から東北自動車道の宇都宮ICまでは4kmほどの距離です。

ろまんちっく村

車椅子で楽しい休日をお過ごしください。

(本稿は2020年3月に執筆しました)

栃木の社会福祉法人のお店 おらがそば茶屋 バリアフリー情報

栃木県芳賀町、社会福祉法人「こぶしの会」の「おらがそば茶屋」は、車椅子で美味しくお蕎麦がいただけるお店です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

社会福祉法人が経営し、障がいのある人が働いている飲食店です。建物は元CVS風ですが、店内は清潔感があり、インテリアは洒落ていて、BGMはジャズが流れています。

そしてお蕎麦と天ぷらが安くて、ボリュームがあり、美味しい。超一流の蕎麦屋と同等とまでは申し上げませんが、値段と量と味のバランスは十分にとれています。グルメ店として利用する価値があるお店です。

10台収容の駐車場があります。身障者用駐車区画の設定はありませんが、車椅子利用者も問題なく乗降できる駐車場です。営業は平日で土日は定休日です。祝日は営業します。

栃木の社会福祉法人のお店 おらがそば茶屋 バリアフリー情報

店舗出入口のドアは手動式ですが、段差はありません。店内はフラットでスペースに余裕があり、テーブル席とカウンター席が配置されています。テーブル席は可動式のテーブルと椅子なので、車椅子で利用できます。

カウンター席のテーブルは固定されていますが、高さは通常の位置で車椅子にも合います。椅子は動かせて、足元のスペースは余裕があります。したがって、車椅子のタイプにもよりますが、カウンター席でも車椅子で利用できる可能性はあります。

バリアフリートイレではありませんが、広い個室で手すりがあるので、つかまり立ちが出来る人なら利用可能です。

入店すると「いらっしゃいませ。お好きなお席へどうぞ。」と声がかかりますした。厨房、フロアで、障がいのある人が働いています。今回取材時の接客担当の方はとても丁寧な応対でした。

全メニューの記載がある伝票をもって、注文をとります。注文のあった商品欄に印をつけての受注。しっかりと注文内容の復唱をします。伝票の裏はアンケートになっていました。

店内には、障がいのある人や支援者が創作したアート作品が展示されていました。また、福祉作業所で製造したお菓子類が販売されています。2020年1月現在、HPによると「全品大盛無料キャンペーン中」です。おらがそば茶屋は、コスパの高いバリアフリーなお店です。

(本稿は2015年1月の取材で初稿を執筆し、2020年1月に加筆修正しました)

「道の駅はが」を別稿で掲載しています。ご参照ください。

佐野厄除け大師 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

栃木県佐野市の「佐野厄除け大師」は、車椅子でお参りが出来ます。ただしお正月など混雑時は様相が変わります。現地のバリアフリー状況を紹介します。

佐野厄除け大師

通常期は厄除大師の境内正面の無料駐車場が利用できます。身障者用駐車区画がある舗装路面の駐車場です。ここが利用できれば問題ありません。

大晦日から1月5日までは、厄除大師前の道路が時間規制で車両通行止めになります。また混雑期の土日祝日は、境内正面の無料駐車場がバス専用になることがあります。

境内正面の無料駐車場が利用できない場合は、周辺に多数ある参拝者用駐車場か、民間の有料駐車場の利用になります。

佐野市観光物産会館

その中でお薦めできるバリアフリー仕様の駐車場は、厄除大師の正面にある「佐野市観光物産会館」の駐車場です。厄除大師の前の道路からではなく、一本北側の道路から入ります。駐車場の最も南側の場所、すなわち厄除大師の正面近くに身障者用駐車区画が2台分あります。

佐野市観光物産会館

ここに駐車できれば、アップダウンの無い短距離の移動で厄除大師に行くことができます。

佐野厄除け大師 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

なお駐車場から自動ドアで入る「佐野市観光物産会館」の1Fはお土産コーナで、バリアフリートイレがあります。

佐野厄除け大師 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

佐野厄除け大師 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

厄除大師の境内へは、混雑期は「山門」が入口で「唐門」が出口に指定されます。

佐野厄除け大師

「山門」から入ると、路面のデコボコが多く、車椅子では通行しにくいルートを通ります。

佐野厄除け大師

「唐門」の横の舗装路から境内に出入りするほうが、フラットなルートです。ただし正月3が日は、逆流するのが難しいほどの混雑になることが多いようです。

佐野厄除け大師

境内は未舗装路面がありますが、主な参拝ルートは舗装路または、小さなデコボコがある石畳路です。車椅子でのお参りは可能です。

佐野厄除け大師

本堂前の賽銭箱は、段差のない路面に設置されています。車椅子でお参りが出来ます。

佐野厄除け大師

祈祷を受けたい場合は、本堂内へ上る昇降機があるそうです。また水子地蔵尊にも昇降機があります。境内の公衆トイレにはバリアフリートイレが用意されています。

佐野厄除け大師

スペースに余裕がある個室で、オストメイト装置が備えられています。

佐野厄除け大師

慣れないと違和感がありますが、お守り、絵馬、おみくじなどは、自動販売機で販売されています。また「お気持ち」の謝礼を受け入れる入金機械があり「お釣りは出ません」と表示されています。祈祷、破魔矢など、すべての料金は、境内に大きく表示されています。

佐野厄除け大師

お正月を過ぎても1月の週末はかなりの混雑でした。佐野厄除け大師の車椅子でのお参りは、混雑期は道路や駐車場の規制に注意してください。

栃木県足利市の観光名所「あしかがフラワーパーク」の詳しいバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2020年1月の取材に基づいています)