陸上自衛隊広報センター「りっくんランド」バリアフリー情報

埼玉県朝霞市と東京都練馬区にまたがる「自衛隊朝霞駐屯地」にある「りっくんランド」は、車椅子で見学ができる施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

なお本稿は2016年8月の取材に基づいています。

 

○車椅子でのアクセス方法

朝霞駅から徒歩20分の案内です。車椅子利用者は車の利用が便利です。

約100台を収容する無料駐車場があり、障害者用駐車区画が用意されています。

国道254号川越街道から自衛隊駐屯地内へ入ります。自衛隊員が守るゲートの手前を右に曲がると来館者用の駐車場があります。

 

○駐車場からエントランスへ

駐車場から段差なく「りっくんランド」エントランスに移動できます。

施設は2フロア構造で、屋外にイベント広場があります。

入館無料の施設です。1F入口から入館すると受付がありますが、立ち寄る必要はありません。

障害者用トイレは1F受付の後ろ側にあります。

受付の先に売店があり、自衛隊グッズを販売しています。携行食や非常食など自衛隊の活動で実際に使用している食料や、お土産品として企画されたタオルやバッジ、アクセサリー類などもあります。今回取材時は「わけあり品コーナー」があり、販売不振だったと思われる企画品がディスカウント販売されていました。

陸上自衛隊広報センター「りっくんランド」

○展示室のバリアフリー状況

展示は2Fから始まります。受付の先にあるエレベーターで2Fへ上ります。

2Fには、陸上自衛隊の歴史ギャラリーがあり、写真を中心にした展示があります。

過去日本で開催されたオリンピックでの貢献、災害時の活躍、雪まつりでの雪像製作などの様子を知ることができます。

その先には1Fの展示全体を眺めることができる空中通路があります。

通路の先には、別のエレベーターがあり、効率的な動きで1Fに戻ります。

陸上自衛隊広報センター「りっくんランド」

メインの展示場は1Fです。戦車とヘリコプターの実機の展示、3Dシアター、オープンシアター、迷彩服を着ることが出来るコーナー、装具装着体験コーナー、射撃シミュレータなどがあります。

フライトシミュレータは箱型装置に乗り込むタイプなので、車椅子のままでは体験できません。

陸上自衛隊広報センター「りっくんランド」

屋外イベント広場周辺には、戦車、装甲車などが展示されています。

センター棟からは段差なく中庭に出ることが出来、展示車両の周囲を車椅子で廻ることができます。

陸上自衛隊広報センター「りっくんランド」

○イベント開催日の混雑

自衛隊楽団コンサートや、装甲車に試乗できる、自衛隊の炊き出しカレーが味わえるなど、定期的にイベントが開催されます。ヘリコプター試乗体験が一番人気で、事前に抽選で試乗券を確保する必要があります。

イベント開催日は大混雑します。混雑が凄くて車椅子での見学は苦戦します。

陸上自衛隊広報センター「りっくんランド」

民主党政権の時代に、仕訳によって有料化されましたが、入場者が激減して、わずか3か月で有料化実験を終了したという実績があります。

大混雑する人気イベント開催日以外は、「りっくんランド」は車椅子でゆっくり見学ができる施設です。

朝霞市博物館 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

埼玉県朝霞市の「朝霞市博物館」は、2000年に開館した朝霞市の公共施設で、最低限のバリアフリーは確保されています。車椅子からみた現地の状況を紹介します。

なお本稿は2016年8月の取材に基づいています。

 

○施設の全体概要

朝霞市の歴史、民俗などを紹介する常設展と、企画展がある施設です。常設展の観覧は無料で、企画展も通常は無料です。

他に、エントランスホール、休憩ができるラウンジ、市民ギャラリー、図書室、講座室、体験学習室などがある公共施設です。

 

○車椅子でのアクセス方法

朝霞台駅などから徒歩15分の案内です。

車椅子利用者は車の利用が便利です。22台を収容する無料駐車場があり、障害者用駐車区画はエントランス前に1台分用意されています。

一般駐車場からエントランスまでは、やや傾斜がありますが、一般的な車椅子利用者なら通行出来るレベルです。

 

○常設展示のバリアフリー状況

展示内容は4つに区分されます。

最初の展示は「遺跡が語る朝霞」。古墳時代の遺構や復元住居、出土した土器石器などの展示です。

次の展示は「陸の道と水の道」。江戸時代「膝折宿」であった頃のジオラマ。戦前までの新河岸川の舟運の様子。東上線の開通から始まる朝霞の近代史などの展示です。

3つ目の展示は「水となりわい」。水車を利用した、伸銅工業が盛んであった頃の朝霞の紹介です。

この博物館のために製作されたジオラマ、音声ガイド、復元設備など、価値のある展示物です。

今回訪問時は休止中でしたが、4番目の展示は「朝霞の美術・工芸」コーナー。仏教美術を中心にした展示です。

この4つの展示コーナーが1Fに連続的に配置され、車椅子でほぼ全域を回遊できます。

 

○車椅子での利用上の注意点

施設ハード面は、全体的にややくたびれています。

エントランスから開館以来の歳月を感じる佇まいです。

障害者用トイレはありますが、取材した時点ではトイレ設備はかなり古い状態でした。

段差が多くスロープ対応箇所が複数あります。

館内の通路幅はやや狭く、他に観覧者がいると車椅子での移動に苦戦します。

一般駐車場の駐車区画は狭く、車椅子向きではありません。

朝霞市博物館は車椅子でも利用できますが、今どきのバリアフリー設計の施設ではありません。

それでも、近隣の福祉施設からの来館者がとても多い博物館です。

 

常設展示は、無料の博物館としてはレベルの高い内容です。朝霞市博物館の展示室は、車椅子で観覧できます。