平塚花菜ガーデン 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

神奈川県平塚市の「花菜ガーデン」は、車椅子で利用しやすい植物園です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

なお本稿は2017年6月の取材に基づいています。

花菜ガーデン

○施設の全体概要

正式名称は「神奈川県立花と緑のふれあいセンター」。「花菜ガーデン」は一般公募による愛称です。

2010年に開園しました。面積は9.2haと横浜スタジアム3個分ほど。広々としたお花の公園です。そして各設備がとても綺麗で、バリアフリーレベルが高い施設です。

季節のお花を歩きながら楽しむ「フラワーゾーン」と、収穫体験ができる「アグリゾーン」、そしてレストランや休憩施設など屋内施設があります。

花菜ガーデン

○アクセスと駐車場の状況

徒歩圏内に駅はありません。車の利用が便利です。

350台を収容する有料駐車場があります。障害者減免制度があり、障害者手帳の提示で普通車の駐車料金が無料に減免されます。

施設入口近くに障害者用駐車区画が屋根付きで5台分用意されます。そこから入園窓口まで、屋根が設置されています。

神奈川県立花と緑のふれあいセンター

○入園料金の障害者減免制度

入園料金は季節変動制です。5月が最も高く、次いで春と秋。夏と冬は低料金になります。

障害者減免制度があり、障害者手帳の提示で本人と介助者1名の入園料が無料に減免されます。

 

○障害者用トイレの状況

施設入口にある屋内施設ゾーンに2カ所と、園内3カ所にある独立棟トイレの全てに、障害者用トイレがあります。

花菜ガーデン

○フラワーゾーンのバリアフリー状況

「フラワーゾーン」ではバラをはじめ、ハナモモ、アジサイ、サルビア、サザンカ、ロウバイなど、四季折々のお花が楽しめます。

主要な散策路はバリアフリー仕様です。ごく一部ですが段差がある箇所があるので、その場合は引き返して下さい。

「みはらしデッキ」へはスロープで迂回して行くことができます。

フラワーゾーンのバリアフリー状況

○アグリゾーンのバリアフリー状況

農作業を体験するゾーンです。ということですから車椅子利用者にはやや縁遠いゾーンで、見た目の美しさを狙った施設でもありません。

アグリゾーン内もメイン通路を外さない限り、舗装されたバリアフリー散策路です。農作業を眺めながら車椅子で散策できます。

アグリゾーンのバリアフリー状況

○屋内施設棟のバリアフリー状況

無料エリアにある、レストランとショップが入る棟は「みのりの棟」。フラットでスペースに余裕があるので、車椅子での利用に問題はありません。

その先の左手が、展示室や図書室がある「ひらきの棟」。フラットで通路幅は余裕があります。

右手が無料休憩所として開放される「つどいの棟」。可動式のテーブル席があり、車椅子でお弁当をいただくことができます。

障害者用トイレは「みのりの棟」の中と、「つどいの棟」横のトイレにあります。

 

花菜ガーデンは車椅子でとても利用しやすいバリアフリー施設です。バラの季節がトップシーズンです。

平塚市美術館と平塚市博物館 車椅子からみたバリアフリー情報

神奈川県平塚市の市立美術館と博物館は、市役所や図書館などがある市の「文化ゾーン」にある施設です。両施設のバリアフリー状況を紹介します。

なお本稿は2016年11月の取材で初稿を執筆し、2019年10月に加筆修正しました。

 

○アクセス方法

平塚駅からは徒歩20分の案内です。車椅子利用者は車の利用が便利です。

2018年から駐車場の利用ルールが変わり、すべての駐車場が有料になりました。ただし障害者減免制度があり、障害者手帳の提示で駐車料金は無料に減免されます。利用施設の窓口で減免措置を受ける運用です。

美術館に隣接する駐車場が「文化ゾーン第3駐車場」、博物館の正面が「文化ゾーン第2駐車場」です。どちらの駐車場にも障害者用駐車区画の用意があります。

美術館と博物館は、道を隔てて建つ施設なので、どちらかの駐車場を利用して、徒歩で移動することは出来ます。

 

○平塚市美術館のバリアフリー状況

正面エントランスは階段ですが、迂回スロープがあります。

駐車場側からは段差なく館内に入ります。

1990年竣工で2フロア構成の凝った設計です。屋内外に配置されたアート作品群。レストランと市民ギャラリーが併設されます。

 

館内はほぼ全面フラット構造です。障害者用トイレ、エレベーターがあります。

1Fは受付とパブリックスペース、2Fが企画展示室です。

ほとんどの企画展は、障害者手帳の提示で、本人と介助者1名の観覧料が無料に減免されます。

有料入場者は1Fの受付でチケットを買います。障害者と介助者は2F展示室前の受付で、手帳を提示してください。

 

前庭は洒落た公園スペースで、2Fの約半分は屋外彫刻広場です。

館内外に14体のアート作品が展示されています。これらの鑑賞や公園スペースの利用は無料です。

2F屋外にある彫刻広場は、外の階段を利用する設計なので、車椅子利用者はエレベーターで2F行き、手動ドアから出入りしてください。手動ドアは介助者がいれば車椅子での出入りは可能です。

平塚市美術館のバリアフリー状況

○平塚市博物館のバリアフリー状況

博物館は入館無料です。噴水がある公園スペースに面した独立した建物で、1976年の竣工です。

 

屋外展示があります。大釜や仕込み桶、中世の住居跡、相模川流域の岩石や、箱根から運ばれた神代杉の巨大な根などが展示されています。これらは周囲から眺めるだけなら、車椅子でも観察可能。展示のテーマが混在していて、なんとなく不思議な屋外展示空間です。

 

博物館は3フロア構成で、エレベーターがありません。車椅子利用者は1Fだけの見学になります。

1Fと2Fが無料展示室。3Fが有料のプラネタリウムです。

プラネタリウムの観覧料は、各種障害者手帳の提示で本人と介助者1名は無料に減免されます。

1Fにはかなり古い障害者用トイレがあります。

 

館内展示の内容は立派です。1Fしか見学していませんが、平塚の地理、歴史、文化を凝った展示物で解説しています。

またボランティア解説員がスタンバイして、解説を聞かせていただけます。

1Fと屋外展示は、車椅子で利用できる博物館です。

平塚市博物館のバリアフリー状況

平塚市美術館と平塚市博物館は、すぐ近くにある施設です。美術館はバリアフリー施設、博物館はエレベーターが無い構造です。