三浦半島 葉山マリーナ 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

半世紀を超える歴史を有する日本を代表するヨットマリーナ「葉山マリーナ」は、マリンスポーツだけはなく、レストランやショップが入る、商業施設としての機能を有する施設です。車椅子からみた、葉山マリーナのバリアフリー状況を紹介します。

車椅子利用者は車でのアクセスが便利です。海沿いの狭い旧道を通るので、運転には注意が必要です。

葉山マリーナは、一般利用ができる専用駐車場があります。駐車場は広く160台を収容。現時点では身障者用駐車区画はありません。

葉山マリーナ バリアフリー情報

駐車場は大きく3つのスペースに分けられます。入場して「左側」と「右側」、そして「右側」の奥にある「海沿い」の3スペースです。

この中で「海沿い」のスペースに停めると、段差なく施設正面エントランスに車椅子で行くことができます。「左側」または「右側」に停めると、段差回避のスロープを上りエントランスへ向かいます。場所を選べる状況であれば、車椅子利用者は眺めも良い「海沿い」の駐車スペースがお薦めです。

葉山マリーナ バリアフリー情報

葉山マリーナの駐車場料金に、障がい者減免制度はありません。

通常期の現時点でのサービス内容は、最初の20分間は無料。施設2,000円以上の利用で、3時間無料です。夏季は特別料金になります。

葉山マリーナ バリアフリー情報

葉山マリーナは、商業施設としては3フロア構造。1Fと2Fがショップ&レストラン。3Fがバンケットルームです。

B1は事務所フロアで、バリアフリートイレはB1に設置されています。広さは一般的なサイズで綺麗なトイレです。一般的な車椅子利用者なら問題なく使用できます。トイレはハーバーに面しているはずですが、窓は無く海は見えません。

葉山マリーナ バリアフリー情報

上下階移動は1基あるエレベーターを利用します。このエレベーターは狭く、特に奥行に余裕がありません。

普通サイズの車椅子なら入りますが、重度障がい者の大型車椅子は、入らないかもしれません。エレベーターに乗れないと、B1のトイレには行けません。

葉山マリーナ バリアフリー情報

ショップ&レストランは、それほどバリアフリーに気を配っていませんが、一般的な車椅子利用者なら何とか利用できます。

入口に段差があるのは2Fのお寿司屋さんです。ただ2段ほどの小さな段差なので、介助歩行が可能な方なら、何とかなります。

葉山マリーナ バリアフリー情報

2Fのギャラリーカフェにはデッキがあり、マリーナからの眺望を楽しめます。

レストランは、前出のお寿司屋さんは山側向きですが、海向きのお店はもちろんオーシャンビュー。2Fのもっとも見晴らしの良いスペースは、現在ではビューティーサロンが入っています。

駐車場「海沿い」スペースもオーシャンビュー。日本ヨット発祥地、葉山の眺めを車椅子で楽しめます。

葉山マリーナ バリアフリー情報葉山マリーナは、スロープ設置、エレベーター設置、バリアフリートイレ設置と、バリアフリー化への努力をしています。一般的なサイズの車椅子なら、利用できる施設です。

葉山郷の総鎮守「森戸大明神」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2018年6月の取材に基づいています)

三浦半島 葉山森戸大明神 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

葉山郷の総鎮守「森戸大明神」は、1180年に頼朝公によって祀られたと伝承される祠です。通称は森戸神社。基本はバリアフリーではありませんが、参拝者用無料駐車場があり、本殿はスロープ対応です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

沖に見えるのは「裕次郎灯台」。周囲はデザイナーズハウスの密集地。森戸大明神が鎮座するのは、リゾート地葉山の中心部で、海岸に面し、相模湾越しに江ノ島、富士山を望むロケーションです。

森戸大明神の前を走る県道207号線は、交通量が多く、道幅は狭く、ごく一部にしか歩道がありません。車椅子で通ると、怖い思いをする道路です。しかもこの道は大型の路線バスが通ります。

車椅子利用者の参拝は、車でのアクセスが便利です。収容台数約100台の大駐車場があります。県道から鳥居を抜けて左側の海沿いの広場が未舗装の駐車場です。一般客は有料駐車場、参拝客は参拝中に限り無料で駐車できます。

有料駐車場の料金は季節変動制。隣接する森戸海岸は海水浴場なので、混雑のトップシーズンは夏。海水浴シーズン以外は、駐車場があふれている印象はありませんが、行楽シーズンの休日は、周辺道路が渋滞します。

「本殿」は段差があり、正面から車椅子で上ることは出来ません。「本殿」正面からみて左側に、駐車場から本殿へ昇るスロープが設置されています。

葉山森戸大明神バリアフリー情報

このスロープは車椅子で参道からは行けません。駐車場からだけ利用できます。そして駐車場は未舗装で路面が荒れています。

したがって車椅子で「本殿」へ参拝する場合は、駐車場の奥、本殿のすぐ脇のスロープ入口の近くに車を停めて、車椅子で参拝する方法がベストです。

「本殿」へのスロープ入口周辺の駐車場路面は、ひどいデコボコの状態です。極力スロープ入口に近い場所に車を停めて、車椅子でアクセスすることをお薦めします。

葉山森戸大明神バリアフリー情報

森戸大明神のご利益で有名なのは「子授かり」。このご利益があるのはお末社の「水天宮」で、本殿へ向かう参道の途中に祠があります。

「水天宮」にお参りしたい場合は、「本殿」とは逆に、駐車場のなるべく手前に駐車します。駐車場から参道の途中にショートカットする通路はすべて段差があり、車椅子では通行できません。駐車場から出て、参道の最初からアクセスするしか車椅子での「水天宮」への参拝ルートはありません。

したがって、駐車場の出入口近くに停めた方が便利です。駐車場出入口付近も、かなりのデコボコ状態なので、車椅子の場合は極力参道への移動距離を短くした方が楽です。

参道はややデコボコした舗装路。快適なバリアフリー道ではありませんが、車椅子で通行可能です。

「子授かり」を祈願すると、お札と「子宝石」をいただけるそうです。「子宝石」は、寝室にお祀りし、毎日手で撫でるとご利益があるそうです。

森戸大明神から森戸海岸へは、「みそぎ橋」を渡って車椅子で向かうことができます。

森戸大明神

そして森戸海岸の砂浜の大外周辺部には、舗装された周回路が整備されています。ただしこの周回路は、あちこちが砂で埋まり、車椅子での通行は苦戦します。

葉山森戸大明神バリアフリー情報

森戸大明神から葉山元町にかけて、周辺はお洒落なお店、老舗の名店、話題のグルメ店などが、数多くあります。

葉山森戸大明神バリアフリー情報

個店別の詳細は略しますが、バリアフリー面でお薦めできるお店は、現時点ではありません。

葉山森戸大明神バリアフリー情報

森戸大明神は、車利用で、駐車場の停め場所を選べば、車椅子での参拝が可能です。バリアフリーの観点からは、車道を通行するルートでの参拝や、周辺への車椅子での散策は、積極的にはお薦めできません。

「葉山しおさい公園」と「葉山しおさい博物館」のバリアフリー状況を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2016年3月の取材に基づいています)