群馬県 道の駅たくみの里 三国街道須川宿 車椅子バリアフリー情報

群馬県みなかみ町の道の駅です。道の駅登録は2005年ですが、2019年にメイン施設棟「豊楽館」がリニューアルされました。

道の駅たくみの里

ここは三国街道須川宿があった地。道の駅周辺には、数多くの体験施設、食事処、ショップなどが点在します。南北に走る道が全長550m「宿場通り」。東西に伸びる道が全長1500mの「庄屋通り」。「庄屋通り」の途中から南北の伸びる道が全長1400mの「寺通り」です。

道の駅たくみの里

そして約3km四方のエリア全体が里山「たくみの里」で、9つの「野仏」が点在しています。

道の駅たくみの里 三国街道須川宿 バリアフリー情報

したがって、観光地としての「たくみの里」は、以下の3つに分類されます。

①バリアフリーな道の駅としての「たくみの里」

②旧宿場町の古い町並みを生かした「たくみの里」

③自然を生かしたアップダウンがある里山の「たくみの里」

それぞれの「たくみの里」の、車椅子からみたバリアフリー状況を紹介します。

道の駅たくみの里 三国街道須川宿 バリアフリー情報

○道の駅「たくみの里」のバリアフリー状況

農産物と物産品が販売される「たくみ市場」棟。「里山食堂たくみカフェ」と観光案内所が入る棟。そして24時間独立トイレ棟が「道の駅」としての施設です。電動自転車のレンタルサービスがあります。

道の駅たくみの里

駐車場は北側と南側にあり、身障者用駐車区画は北側に屋根なしで2台分あります。

道の駅たくみの里

2棟のエントランス周辺は休憩コーナーとして整備されました。段差はスロープで解消され、フリーテーブルが置かれています。

道の駅たくみの里 三国街道須川宿 バリアフリー情報

道の駅たくみの里

「たくみ市場」はフラットな構造で、店内通路幅は余裕があります。車椅子で買い物が出きる大型産直ショップです。

道の駅たくみの里

「里山食堂たくみカフェ」は、セルフサービスの食事処です。店内はフラットで可動式のテーブル席なので車椅子で利用できます。

道の駅たくみの里

またこの棟の中に、リニューアルでバリアフリートイレが2つ用意されました。ユニバーサルベッドはありませんが、設備はフル装備の綺麗なトイレです。

館内では、動物系アート作品の展示が楽しめます。

道の駅たくみの里

道の駅たくみの里

○旧宿場町「たくみの里」のバリアフリー状況

「そば打ち道場」「和紙の家」「ガラスの家」など「たくみの家」が28軒。茶屋やカフェ、食堂などの飲食店が21軒。そしてブルーベリー園、サクランボ園など、農園が20軒あります。

道の駅たくみの里

なお旧「里山食堂」は、現在閉店しています。

道の駅たくみの里

ほとんどの店舗や施設には、専用の駐車場があります。車でのアクセスは可能です。

道の駅たくみの里

入口がスロープのお店もありますが、段差構造のお店も散見します。靴を脱いで座敷席を利用する蕎麦屋もありました。また営業状況もそれぞれです。

道の駅たくみの里

利用したいお店や施設、体験メニューなどのバリアフリー状況は、個別の確認してください。

道の駅たくみの里

○里山「たくみの里」のバリアフリー状況

野仏巡りにはスタンプラリーが用意されています。

すべてを巡ると、おそらく7kmから8kmくらいは移動することになります。そのルートはほとんどが舗装路ですが、アップダウンが激しくあります。

車で移動するには里山を抜ける車道は道幅が狭く、すれ違いができない箇所が多々あります。

また野仏の近くに駐車スペースがあるとは限らず、更に階段の上に在る野仏もあります。

古寺や古社なども点在しますが、今回取材した限り、段差構造で車椅子でのお参りは難しい構造です。

健常者が電動自転車で移動すると、9つの野仏を巡ることができるそうですが、車椅子利用者は、徒歩、車、いずれの手段でも、野仏巡りはかなり困難です。野仏1番「道祖伸」と3番「馬頭観音」は、車椅子でお参りができました。他の7つの野仏を巡るには、急坂、狭路、そして段差などを乗り越える必要があります。

道の駅たくみの里

里山としての「たくみの里」を車椅子で散策するには、距離がありアップダウンが激しすぎます。車で移動しながら里山の雰囲気を味わい、よい景色でかつ無理なく駐車できる場所を見つけたら、その周囲を散策する。車椅子利用者には、このような里山散策をお薦めします。

なお、猿ヶ京温泉がある「赤谷湖」は、車で移動すれば「たくみの里」から10分程度で行くことが出来ます。

道の駅たくみの里

四季折々の風情を楽しみたい「たくみの里」です。「道の駅」はバリアフリー施設。「宿場町」の施設のバリアフリー状況はそれぞれ。「里山」は無理のない範囲で。車椅子で上手に「たくみの里」を利用してください。

「道の駅みなかみ水紀行館」の詳しいバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2020年8月に書き直しました。)

群馬県 道の駅矢瀬親水公園・月夜野はーべすと 車椅子バリアフリー情報

群馬県みなかみ町の「道の駅月夜野矢瀬親水公園」は、2000年に開業した施設です。川沿いの公園エリアと縄文時代の遺跡エリア、そして農産物直売所「月夜野はーべすと」があります。車椅子で利用できる「月夜野はーべすと」を中心に、現地のバリアフリー状況を紹介します。

道の駅月夜野矢瀬親水公園

施設の全体概要です。とても広い公園で核施設は農産物直売所「月夜野はーべすと」、建物の前に駐車場があります。

公園の大駐車場は別にあります。この駐車場から道路の下を渡る歩道を進み「矢瀬親水公園」エリアに行くことができます。

公園エリアに隣接して「矢瀬遺跡」があります。復元された建物もある縄文時代の遺跡です。

「矢瀬親水公園」と「矢瀬遺跡」は、舗装された散策路を車椅子で移動することは出来ます。舗装路を外れると、車椅子での移動は困難な未舗装路面です。

矢瀬親水公園

「月夜野はーべすと」は車椅子で利用できます。

次に「月夜野はーべすと」のバリアフリー状況を紹介します。

月夜野はーべすと

「月夜野はーべすと」前の駐車場には、屋根無しで2台分の身障者用駐車区画があります。場所は駐車場の奥、「月夜野はーべすと」寄りです。

「月夜野はーべすと」前の駐車場

「月夜野はーべすと」前の駐車場

「月夜野はーべすと」内のトイレにバリアフリートイレがあります。車椅子を入れるとそれだけで余裕がなくなる狭いトイレです。広いスペースが必要な方は、利用が難しいかもしれません。

「月夜野はーべすと」内のトイレに障害者用トイレ

「月夜野はーべすと」はワンフロアのお店です。店内はフラットな床面で、店内通路は広くはありませんが、車椅子で通行可能な幅があります。農産物と物産品が販売されています。

また軽食を提供するコーナーがあり、セルフサービスですが、車椅子で利用できるフラットな構造です。

月夜野はーべすと

公園エリアへの移動ルートです。駐車場と「月夜野はーべすと」は車椅子で利用できますが、「月夜野はーべすと」のまわりは未舗装路面や段差路があります。

、「月夜野はーべすと」のまわりは未舗装で段差

また公園エリアへのルートは階段路で車椅子での移動は出来ません。

公園エリアへのルートは階段路

「矢瀬親水公園」や「矢瀬遺跡」に車椅子で行くには、公園の大駐車場に移動して、そこから散策路を進む必用があります。

「道の駅月夜野矢瀬親水公園」を車椅子で利用する場合、「矢瀬親水公園」「矢瀬遺跡」のエリアと「月夜野はーべすと」は、それぞれの駐車場を利用するのが便利です。

みなかみ町の道の駅「たくみの里」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2019年9月の取材に基づいています)

谷川岳ロープウェイ 車椅子で登る天神平 バリアフリー情報

群馬県みなかみ町の日本百名山「谷川岳」に登る「谷川岳ロープウェイ」は、バリアフリー仕様です。実際に車椅子で利用した現地の状況を紹介します。

谷川岳ロープウェイ 車椅子で登る天神平 バリアフリー情報

谷川岳ロープウェイは「谷川岳ベースプラザ」から、標高1,319mの「天神平駅」をむすびます。天神平駅から屋外に出るスロープがあります。ここまでは車椅子で移動可能です。

天神平そのものは自然のままで、バリアフリー歩道はありません。また天神平にある天空レストラン「ビューテラスてんじん」へのルートは階段で、バリアフリールートはありません。

したがって車椅子で出来る事は、ロープウェイから景観を楽しみ、到着後は天神平駅から屋外に出て、可能な範囲で移動しながら眺望や高山植物を楽しむことになります。

谷川岳ロープウェイ

アクセス方法です。日本一のモグラ駅で有名な土合駅が最寄りですが、車椅子利用者は車でのアクセスになります。

谷川岳ベースプラザには有料駐車場があります。駐車料金の障がい者減免制度はありません。

駐車場の入口は坂下の1Fと坂上の6Fの2か所あります。駐車場は1Fから7Fまでのフロアが使用されています。

駐車場の入口は坂下の1Fと坂上の6Fの2か所

駐車場にはエレベーターが4基あり各フロアを結びます。身障者用駐車区画も複数のフロアに用意されています。

谷川岳ベースプラザには有料駐車場

1F、6Fのどちらの入口を利用しても身障者用駐車区画が利用できます。入場時に駐車場スタッフに車椅子利用を申告して誘導を受けて下さい。

谷川岳ベースプラザには有料駐車場

ベースプラザのバリアフリー状況です。谷川岳ロープウェイの切符売場は6Fです。どのフロアに駐車しても、先ずはエレベーターで6Fへ移動します。

6F内はフラットでスペースに余裕があります。売店や食堂があり、いずれも車椅子で利用できます。

ベースプラザのバリアフリー状況

バリアフリートイレは6Fにあります。ユニバーサルベッドはありませんが、一般的な仕様のトイレです。天神平駅にはバリアフリートイレはありません。

障害者用トイレは6F

ロープウェイの乗り場は7Fで連絡します。6Fから7Fへはスロープで移動します。少し傾斜は強いスロープですが、一般的な車椅子利用者ならなんとかなる傾斜です。

エレベーターで7Fへ上っても、駐車場に連絡するだけで、ロープウェイ乗り場には連絡できません。このスロープを行き帰りとも通ります。

6Fから7Fへはスロープで移動

7Fに上がるとロープウェイ乗り場まではフラットな連絡通路を通ります。車椅子での移動に問題はありません。

ロープウェイ乗り場まではフラットな連絡通路

谷川岳ロープウェイの乗車料金は障がい者減免制度があり、本人が半額に、1種の手帳の場合は介助者1名まで半額に減免されます。6Fのチケット売り場で障害者手帳等を提示して減免措置を受けます。

6Fのチケット売り場

谷川岳ロープウェイのバリアフリー構造です。ロープウェイ乗り場はフラットな構造で段差はありません。

谷川岳ロープウェイのバリアフリー構造

谷川岳ロープウェイのバリアフリー構造

プラットフォームとゴンドラの間は、隙間なく補助装置が出る構造で、衝撃なく安全に車椅子で乗降が可能です。

プラットフォームとゴンドラの間は、隙間なく補助装置が出る構

プラットフォームとゴンドラの間は、隙間なく補助装置が出る構

プラットフォームで乗降する間は、ゴンドラはとてもゆっくりと移動するので、車椅子での乗降に多少時間がかかっても問題はありません。

ゴンドラはとてもゆっくりと移動

ただしゴンドラの乗降口の横幅に余裕がありません。次に詳しく紹介します。

車椅子で乗車する場合は、スタッフが椅子席を跳ね上げてゴンドラ内のスペースを拡張します。

ロープウェイ車椅子乗車の注意点

ゴンドラの乗降ドアの広さは十分で問題はありません。高さも余裕があるので問題ありません。

ゴンドラの乗降ドア

問題は横幅です。ゴンドラ内に入り、跳ね上げたシートスペースに入る箇所が、一般的な車椅子のサイズでギリギリの幅です。横幅が広いタイプの車椅子や、横に器具が付いている車椅子では、入らない可能性があります。タイヤが太い車椅子も同様です。幅広の車椅子の場合は、利用の可否を事前に相談されることをお薦めします。

一般的な車椅子のサイズでギリギリの幅

車椅子は横向きでゴンドラに入ります。乗車スペースが狭いので、一般的な車椅子でも向きを正面に変えることは困難です。小型の車椅子であれば、ゴンドラ内で90°回転させて正面を向くことが出来るかもしれません。

車椅子は横向きでゴンドラに入ります

原則、横向きの乗車になるので、バックで乗車して、前進して降車するのが一般的です。必要に応じて、乗降はスタッフが介助していただけます。

谷川岳ロープウェイ

天神平駅のバリアフリー状況です。天神平駅の乗降設備及びバリアフリー環境は、ベースプラザと同様です。

天神平駅

天神平駅のバリアフリー状況

舗装スロープ路があり、天神平の屋外に車椅子で移動できます。

天神平駅のバリアフリー状況

その先は自然のままの空間です。路面の荒れ方はひどく、一般的な車椅子利用者なら、かなり無理をしても、見える範囲までの短距離移動が限界です。

天神平駅のバリアフリー状況

天神平駅のバリアフリー状況

前出の通り、レストランの利用は階段を通ります。バリアフリートイレはありません。

天神平駅のバリアフリー状況

1,502mの展望台へはペアリフトが運行していますが、車椅子での利用は出来ません。

天神平駅

谷川岳ロープウェイは、車椅子で標高1,319mの天神平へ登ることが出来ます。ただし幅の広い車椅子を利用している方は、注意して下さい。

みなかみ町の「道の駅みなかみ水紀行館」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2019年9月の取材に基づいています)