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高岡山瑞龍寺

富山県高岡市の瑞龍寺は、加賀藩二代藩主前田利長公の菩提をとむらうために約20年の歳月をかけて造営され、1663年に開山されました。山門、仏殿、法堂が国宝に指定、総門、禅堂、大庫裏、回廊、大茶堂が国の重要文化財に指定されています。

高岡山瑞龍寺

アクセスはあいの風鉄道高岡駅より徒歩10分の案内。参拝者用の無料駐車場があり、身障者用駐車スペースは門前の麒麟茶屋の前に設けられています。またこの近くに一棟式のバリアフリートイレがあります。

高岡山瑞龍寺

総門の手前にある拝観受付で拝観料を支払います。HPなどでの案内はありませんが、障がい者本人の拝観料は一般料金よりも減免されました。拝観受付窓口の路面には少しデコボコがありますが、決定的な段差は解消されています。

高岡山瑞龍寺

受付から先は未舗装砂利路面を進みます。砂利は薄く固い路面なので車椅子は動きます。総門内の左側に木製の段差解消スロープが設置されています。

高岡山瑞龍寺

総門から山門までは舗装路面が整備されています。

高岡山瑞龍寺

山門にも段差解消スロープが設置されています。車椅子で通行可能です。車椅子から山門内を拝観できます。

高岡山瑞龍寺

山門から仏殿までも舗装路面が整備されています。仏殿内は段差がありますが、仏殿の正面までは車椅子で移動可能です。

高岡山瑞龍寺

車椅子では仏殿からUターンして、山門に戻ります。

高岡山瑞龍寺

法殿へは山門からの回廊を経由して近づけます。山門から見て右側の回廊は段差なく進めます。

高岡山瑞龍寺

回廊の途中で仏殿を横から鑑賞できます。

高岡山瑞龍寺

回廊の途中に段差解消スロープが設置されている部屋があります。

高岡山瑞龍寺

スロープを越えると、大きな竈がある調理部屋でした。現在も使用されているそうです。

高岡山瑞龍寺

大茶堂から先は段差構造で、靴を脱いで階段をあがります。車椅子での参拝は回廊の途中まで、法殿内の参拝は困難です。トイレの神様「烏瑟沙摩明王」は法殿内に祀られています。

(本稿は2024年7月に執筆しました)

砺波平野の人々の生活の歴史と知恵を学べる「となみ散居村ミュージアム」を別稿で掲載しています。ご参照ください。