丹下健三氏の設計で1989年に開館した「横浜美術館」。大改修を経て2025年にリニューアルオープンしました。徒歩の場合、アクセスルートを間違えると段差箇所があります。みなとみらい駅方面からは「マークイズ」1F経由。桜木町方面からは「ランドマークプラザ」2F経由になります。バリアフリールートについては、美術館HPで詳しく案内されています。
身障者用駐車スペースがある専用駐車場があるので車でのアクセスも可能です。駐車料金は障がい者減免制度があり、最初の90分が無料に減免されます。
駐車場から館内への出入口は手動ドアです。
手動ドアの先にコインロッカーがあります。車椅子で利用しやすい高さに、車椅子マーク付きのロッカーが用意されています。
駐車場は1F。その上のLFが美術館のエントランス。展示室は3Fです。エレベーターで移動できます。
横浜美術館の観覧料障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。今回取材時の展覧会では、受付を済ませるとスタッフの誘導でエレベーターに乗り展示室フロアへ移動しました。
展示室フロアはフラットでスペースに余裕があります。車椅子で問題なく観覧できる美術館です。
バリアフリートイレは各フロアに用意されています。3F展示室フロアにもバリアフリートイレがあります。
3Fのバリアフリートイレは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。
展示室フロアには無料で公開されているパブリックエリアもあります。LFと3Fパブリックエリアをつなぐエレベーターがあり、誰でも自由に利用できます。今回取材時の展覧会の場合、有料展示エリアを観覧後にパブリックエリアに移動した後、このエレベーターでLFへ下りる動線でした。
大改修によって横浜美術館はよりバリアフリーな美術館になりました。
(本稿は2025年3月に書き直しました)
横浜港に面した山下町にある大ホール、小ホール、ギャラリー、展望レストランなどがある施設「神奈川県民ホール」を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。