東京都中央区、東京駅の八重洲口は再開発が進み、車椅子で利用しやすい街に変ってきています。わかりにくい地下街を中心に現地のバリアフリー状況を紹介します。

八重洲口地下街の全体概要です。JR東京駅の「八重洲地下中央口」改札を起点にして改札に対して横に広がるのが「東京駅一番街」です。「東京駅一番街」は4つのエリアに分かれます。北側から順に「東京キャラクターストリート」「東京おかしランド」「にっぽんグルメ街道」「東京ラーメンストリート」があります。

「東京キャラクターストリート」の西側に隣接するのは「黒塀横丁」です。上階に「キッチンストリート」「北町ダイニング」がある飲食施設の地下になります。

「東京キャラクターストリート」の東側は「大丸」の地下売場です。

「東京おかしランド」の東側は、「グランルーフ」の地下で、商業施設名は「グランルーフフロント」です。

「グランルーフフロント」の東側に広がる地下街が「八重洲地下街」になります。

「八重洲地下街」の南側は「グランドトウキョウサウスタワー」と「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」の地下施設「グランエイジ」につながります。以上のB1地下街全体を、段差なく車椅子で移動することができます。

「バスターミナル東京八重洲」は八重洲地下街の南口通りで連絡します。別稿で掲載しているのでご参照ください。

アクセスルートの注意点です。JR東京駅を起点にした場合「八重洲地下中央口」以外からでも車椅子で移動できないルートはありません。

車椅子で八重洲口地下を目指す際、東京駅丸の内口から八重洲口をつなぐ「北地下自由通路」は、段差回避するエレベーターを利用します。

車椅子で乗り込める大きなエレベーターです。

車でアクセスしてB2またはB3の「東京駅八重洲パーキング」を利用した場合、B1へのアクセスは階段路が多くあります。近年エレベーターが複数設置されました。

その近くに身障者用駐車区画の整備が進んでいます。わかり難いのですが、エレベーターを探して利用して下さい。「東京駅八重洲パーキング」は身体障害者手帳の提示で、30分間無料駐車券が交付されます。管理事務所などで手続きを行います。

バリアフリートイレの状況です。バリアフリートイレの整備は進みました。

現時点で「東京キャラクターストリート」「東京ラーメンストリート」「黒塀横丁」「グランルーフフロント」「大丸」の地下売場に各1つ。「グランエイジ」に2つ。「八重洲地下街」には計3か所あり、現在もう一つ増設工事中です。

ユニバーサルベッドを備えたバリアフリートイレの中には、インターフォンで防災センターに連絡をして利用するセキュリティ対策をとっているトイレがあります。

「東京駅一番街」「黒塀横丁」「大丸」「グランルーフ」「グランドトウキョウサウスタワー」「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」は、近年再開発された施設、あるいは大規模な改装が行われた施設で、車椅子での利用に大きな問題はありません。

「八重洲地下街」は古い商業施設で、地下街内にある3つのエレベーターは地下の駐車場に行く下り専用です。地上に出るエレベーターは現時点ではありません。

また隣接するビルにつながる連絡路や地上への出口は、現時点ではほとんどが手動ドアで段差ルートです。

「八重洲地下街」から車椅子で地上または別のビルに直接移動出来るルートは、見つけられません。

店舗のバリアフリー状況です。八重洲の地下フロアには膨大な数の店があり、各店舗のバリアフリー状況をそれぞれです。飲食店では、カウンター席しかない店、土足禁止の店、狭い店があります。

物販店、サービス店の中には、店内通路が狭く、車椅子での利用が快適ではない店もあります。しかし全体としては、概ね車椅子で利用できる店舗が多い状況です。

混雑の傾向としては東京駅に近い場所が混み、「八重洲地下街」など駅から遠ざかると空いています。特にTV局のショップなどが並ぶ「東京キャラクターストリート」は、混雑していることが多い人気エリアです。

東京駅八重洲口の地下街は、広大なB1フロア全体を車椅子で利用できます。アクセスルート上の段差箇所は迂回して下さい。
別稿で「車椅子で行く丸の内~雨の日OK地下通路バリアフリー情報」を掲載しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2019年9月の取材に基づいています)