筑波ハム直売店つくば陣屋・ミートコ 車椅子買物ガイド バリアフリー情報

筑波ハム直売店 つくば陣屋 車椅子バリアフリー情報

茨城県つくば市の「つくば陣屋」および「ミートコ」は、車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

研究学園都市にある商業集積です。筑波ハムが工場と直売所「つくば陣屋」を2010年に開業。その後敷地内に4つの棟を増設。6つの専門店を誘致して、2016年に「ミートコつくば」としてグランドオープンしました。基本的に車椅子での利用は可能な施設です。

敷地にロの字型に建物が配置されています。その内側が駐車場で、身障者用駐車区画は見る限りありません。

工場見学から紹介します。ハムやソーセージを製作している作業室を、外通路からガラス越しに自由に見学します。外通路は車椅子で通行可、ガラス窓の高さは車椅子目線でギリギリで作業室内の様子を見学することができます。

受付もガイドも何もありません。窓の外の観光客を気にすることもなく、もくもくと働くスタッフの姿が素敵です。

次に核テナント「つくば陣屋」のご紹介です。ハム、ベーコン、ソーセージに加え、精肉、乳製品、そして生鮮野菜などを販売しています。

工場方面からのアクセス路は手動ドアを通ります。正面入口からのアプローチは階段の横に段差解消スロープがあります。バリアフリートイレが屋内にあります。

精肉コーナーでお肉を切っている人は、工場用の材料を用意しているようです。他に販売スタッフ、レジスタッフがいます。

ここの販売手法は「試食」重視。多くの商品の試食があり、ヨーグルトなども、販売スタッフが試食を用意します。

筑波ハムは、お肉類の商品のイメージが強いのですが、ヨーグルト、チーズなどの乳製品の種類が豊富です。何味、何風、何タイプ、といった製品の横展開が驚くほど多く、それら多品種商品の試食がすすめられます。販売員の説明が専門的で詳しいので、ヨーグルトやチーズ好きの方にお薦めします。

4棟の専門店「ミートコ」の紹介です。今回取材時の一番人気はベージュ棟の煎餅屋さんでした。店内はやや狭いのですが、車椅子での利用はなんとか可能です。イートインコーナーがあり、無料お茶マシーン完備。買ったお菓子や団子などを店内でいただけます。このお店も試食が充実。店内のトイレは一般トイレのみです。

他に佃煮店、ハワイアングッズの物販店、フラワースクール、カフェバー、美容院などが入ります。

イベントがあります。毎月第一土曜日は「陣屋市」。2019年夏には「Mee Toco夏祭り」が開催されました。「つくば陣屋」および「ミートコ」は、車椅子で利用できる穴場的な商業施設です。

つくば市の農産物直売所「みずほの村市場」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2019年8月に加筆しました)