※東武トレジャーガーデンは2021年6月に閉園しました。以下は営業時に状況です。
バラの庭園を中心にしたフラワーガーデン「東武トレジャーガーデン」は、段差箇所には迂回スロープが整備され、車椅子で利用出来る施設になりました。現地のバリアフリー状況を詳しく紹介します。
東武トレジャーガーデンは、夏季と冬季は閉園します。またその時期の開花状況により入園料金が変動します。開園日と入園料金をHPなどでチェックして下さい。
またウェディングパーティーなどで、園内のレストランが貸切営業になることがあります。

有料の時代もありましたが、現在駐車場は無料です。ガーデン入口近くに身障者用駐車区画が数台分用意されていますが、区画のサイズは一般車用と同じです。広い乗降スペースが必要な方は、利用しやすい場所を探して駐車して下さい。


ガーデンの入口は段差構造ですが、迂回スロープがあります。傾斜角度は標準レベルで一般的な車椅子利用者なら移動可能です。入園料は障害者手帳の提示で、本人と介助者1名が半額に減免されます。


入園手続きをして園内に入ると、すぐに下りの段差があります。段差回避ルートは右側です。車椅子では受付棟の裏側を廻るようにしてガーデン内に入ります。


園内はほぼ全域を車椅子でまわることができます。傾斜が強い箇所はありません。ところどころに、浅いくぼみがある路面箇所はあります。
ネモフィラガーデン側にある低い展望台だけは、階段構造のため車椅子で上ることは出来ません。
積極的に広報されていませんが、諸般の事情により2019年春の芝桜はありませんでした。2020年以後の予定は不明です。





レストラン、キッチンカーフードコート、売店へ、段差解消箇所を通り車椅子で行くことができます。売店内の通路はやや狭く、混雑していると車椅子での店内移動は苦戦します。
「聖ペテロ&パウロ教会」の入口は階段。ここも車椅子では段差迂回スロープで上ります。教会内は自由に通行できますが、通路が狭く車椅子での通行は難しい幅です。車椅子では、教会入口から内部を見学することになります。



園内の2か所にトイレがあり、それぞれバリアフリートイレが用意されています。
例年5月のゴールデンウィークが混雑のピークになります。周辺道路が渋滞し、駐車場が満車になることもあります。車椅子利用者は、混雑ピークをずらした利用をお薦めします。
(本稿は2019年4月の取材に基づいています)