東京都渋谷区広尾の山種美術館10周年記念特別展「大観、春草・玉堂・龍子」を車椅子で観覧しました。展示会場のバリアフリー状況を紹介します。同展の会期は2019年8月31日から10月27日です。
アクセスは恵比寿駅から徒歩10分の案内です。一般来館者用の駐車場はありませんが、身体障害者専用で1台分の駐車スペースがあります。利用は事前予約制です。また山種美術館の前の道路はパーキングメーターが設置されています。美術館のエントランス周辺はフラットな構造で、出入口は自動ドアです。バリアフリートイレは1Fのパブリックスペースに1つ用意されています。展示室内にはトイレはありません。障がい者減免制度があり、障害者手帳の提示で本人と介助者1名の観覧料が無料に減免されます。1Fの受付で手帳を提示します。
山種美術館の詳しいバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。
展示室はB1です。車椅子では1F受付奥のエレベーターでB1へ下ります。

B1展示室には、第一会場、第二会場、ミュージアムショップがあります。床面はフラットで段差は全くありません。
ミュージアムショップの通路は、幅に余裕がありません。混雑していると車椅子での利用は苦戦します。

近代日本画を代表する4人の画家の作品展です。第1章が菱田春草、第2章が横山大観、第3章が川端龍子、第4章が川合玉堂という展示です。
第一会場の鑑賞動線は、第1章の鑑賞後は元の位置に戻り、反対側の壁面に展示される第2章を鑑賞します。第3章と第4章の鑑賞動線も同様に逆走箇所があります。会場が混雑していると、この逆走箇所で車椅子での移動が苦戦します。
壁掛け展示の作品鑑賞自体は、車椅子からの目線で問題なく鑑賞できます。中台ケース内の展示物は、上から除く構造なので、車椅子からの鑑賞は困難です。

1955年から1957年にかけて、横山大観、川端龍子、川合玉堂の3人よる「松竹梅展」が開催されました。これは山種美術館創立者の企画ということです。第二会場では「松竹梅展」の出品作品が展示されます。車椅子で鑑賞可能な展示です。
山種美術館「大観、春草・玉堂・龍子」は、会場が混雑していると、車椅子では第一会場の鑑賞動線がやや苦戦します。状況に応じたルートと順番で鑑賞してください。