千葉県 道の駅オライはすぬま 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

千葉県山武市に2005年に開業した「道の駅オライはすぬま」は、九十九里海岸から近い、人気のある道の駅です。

道の駅オライはすぬま

海水浴シーズンだけではなく、屋台などが出店する週末はオールシーズン混雑します。車椅子からみた現地のバリアフリー情報を紹介します。

道の駅オライはすぬま

アクセスは車が便利です。身障者用駐車スペースは、屋根なしで3台分設けられています。

道の駅オライはすぬま

加えて1台分は屋根付きで用意されています。

道の駅オライはすぬま

身障者用駐車スペースから段差なく施設棟へ移動できます。

道の駅オライはすぬま

隣接する山武市蓮沼支所の駐車場が、第二駐車場のように開放されていますが、途中のルートに小さな段差があり、道を横断することになります。

千葉県の道の駅 オライはすぬま 車椅子バリアフリー情報

レストラン「蓮味」は美味しい「いわし料理」や「なめろう料理」などが人気です。混雑時は名前を書いてウェイティングします。小間上がり席と可動式のテーブル席があり、席を選べれば車椅子で利用できます。セルフ店ではありませんが、お茶やお水はセルフサービスです。

道の駅オライはすぬま

一番人気はいわし丼。地元の味が楽しめる名店です。

道の駅オライはすぬま

物産館「喜太陽」も人気です。地場産の野菜、九十九里特産の海産物などが並ぶ直売所です。

道の駅オライはすぬま

ただし、空いてれば車椅子での利用は可能ですが、店舗内の通路幅にあまり余裕がないので、混雑時は車椅子での店内移動に少し苦戦します。

千葉県の道の駅 オライはすぬま 車椅子バリアフリー情報

店舗前は花卉の販売コーナーになっています。ここも人気です。

道の駅オライはすぬま

もう一棟の案内所も車椅子で利用できるバリアフリー仕様の施設です。案内所では観光情報に加えて、地元に関係するアーティストの展示会や抽選会などのイベントが開催されます。

道の駅オライはすぬま

以前は地元出身のプロ野球選手、元中日Dの鈴木孝政投手の記念展示があり、ユニホーム、パネル写真、記念ボールなどが展示され、鈴木氏の略歴やプレー記録が紹介されていました。鈴木氏は山武郡蓮沼村出身で、地元「蓮沼小学校」「蓮沼中学校」の卒。高校は隣町の「成東高校」に進学して1年生からエース。1972年にドラフト1位で中日ドラゴンズに入団。150㎞台の快速球投手として、入団二年目から大活躍。1989年の引退まで、通算124勝94敗96セーブ、121セーブポイント、防御率3.49、1006奪三振の記録を残しています。現在この展示はありません。

千葉県の道の駅 オライはすぬま 車椅子バリアフリー情報

バリアフリートイレは1つ。レストラン棟の奥、物産館の横のトイレ棟内にあります。スペースは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器、簡易シャワー式オストメイトが備えられています。

道の駅オライはすぬま

「道の駅オライはすぬま」は、人気のある施設です。週末は混雑に注意して車椅子で利用してください。

(本稿は2022年1月に加筆修正しました)

九十九里の浜焼きの名店「浜茶屋向島」のバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ご覧ください。

京都府 道の駅てんきてんき丹後 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

京都府京丹後市、丹後半島ドライブ拠点になる施設です。産直&お土産ショップ、お食事処、トイレ、そして「山陰海岸ジオパーク京丹後市情報センター」がある道の駅です。

京都の道の駅 てんきてんき丹後 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

1996年開業の道の駅です。段差構造がある設計で、段差箇所にはスロープが用意されています。

カニで有名な「間人(たいざ)」に近く、沿岸には立岩、屏風岩、そして丹後松島へと続く「山陰海岸ジオパークエリア」があります。

このエリア一帯、車椅子で休憩ができる施設があまりありません。車椅子ドライブの希少な立ち寄りポイントです。

「山陰海岸ジオパーク京丹後市情報センター」が施設建物内にあります。丹後半島北沿岸の名勝をパネル写真で紹介。地殻構造の解説、いわゆる観光案内的な展示もあります。

沿岸の名勝地は岩場の観光なので、車椅子での観光は困難です。たとえば「経ヶ岬灯台」に行くには、未舗装段差路を片道20分ほど歩きます。車椅子での観光が困難な名勝でも、この情報センターの展示で理解を深めることができます。

車椅子での観光が難しい名勝の一つに、鳴き砂で有名な「琴引浜」があります。砂浜なので、普通の車椅子では立ち入ることは出来ません。

踏むと「キュキュ」と鳴く砂浜。その砂が情報センターに展示され、鳴らして遊ぶことができます。鳴き砂の正体は「石英」です。情報センターでは顕微鏡で「鳴き砂」の正体「石英」を見ることができます。

「琴引浜」の近くにある「琴引浜鳴き砂文化館」は段差構造の施設です。車椅子利用者で、泣き砂を体験したい方は、「てんきてんき丹後」の利用をお薦めします。

情報センターのスタッフのお話では、「この鳴き砂は今日入れ替えたばかりで、よく鳴きます」「夏の海水浴シーズンで砂が汚れて鳴かなくなるので、春に採取した砂です」ということでした。

鳴らす実験用の鳴き砂は、大きなサラダボウルのような器に入っていて、鳴きやすいように少し加工されたスリコギのような棒を使って手作業で「キュキュ」と鳴らします。もちろん車椅子に乗ったままで鳴らせます。さらに、来場記念の缶バッチを無料でいただけました。

丹後半島は古くから人類の営みのある地。「道の駅てんきてんき丹後」は、発掘された弥生遺跡の上に建てられています。敷地内には「遺跡公園」があり、出土した土器をイメージした多数のモニュメントが飾られています。

観光地化はされていませんが、この近くには古墳が数多くあります。しかし車椅子で立ち寄ることができる、バリアフリーに整備された名跡遺構はほとんどありません。

「道の駅てんきてんき丹後」の情報センターと遺跡公園は、車椅子では観光が難しい丹後半島の自然と歴史に触れることができる観光施設です。

(本稿は2016年9月の取材に基づいています)

福井県 道の駅若狭熊川宿 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

福井県若狭町の「道の駅若狭熊川宿」は、歴史と文化を学べる「熊川宿展示館」がある、若狭鯖街道熊川宿の伝統建造物への観光拠点です。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

福井県の道の駅 若狭熊川宿 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

重要伝統的建造物保存地区熊川宿の上ノ町にある道の駅です。ここから昔ながらの蔵屋敷が残る熊川宿へ、車椅子で散策に行くことができます。

施設内に車椅子でも見学ができる「熊川宿展示館」があるので、熊川宿散策の前後に立ち寄ると、熊川宿の歴史と文化の理解がより深まります。

「道の駅若狭熊川宿」は、高名な建築家によって、宿場町のイメージと合致する設計がなされたということです。道の駅認定を受けている施設なのでバリアフリーですが、開業は1999年と古く、今どきのバリアフリー水準ではありません。

福井県の道の駅 若狭熊川宿 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

駐車場から施設全体へのアクセスルートは、段差構造をスロープで回避します。路面には細かいデコボコ箇所が数多くあります。

施設はトイレ棟と、「熊川宿展示館」、直売所と食事処が入るメイン棟の構成です。

メイン棟内のショップの通路幅は狭く、車椅子での店内移動はギリギリです。メイン棟内にもバリアフリートイレがありますが、今回取材時の状況では設備は古く、かつスペースが狭くて車椅子が入るかギリギリのサイズの個室でした。

食事処は3段の段差の上にあります。段差の手前にカウンター席があるので、車椅子ではカウンターコーナーの利用になります。

ここは「若狭鯖街道」。焼き鯖寿司が名物です。道の駅のショップでも、食事処でも、美味しい焼き鯖寿司があります。もちろん、焼いていない普通の鯖寿司や、鯖の発酵食品「へしこ」もあります。

「熊川宿展示館」は入館無料の小さな展示館です。「熊川宿展示館」の入口にも「鯖」の文字があります。パネル、ビデオ、ジオラマなどで、熊川宿の歴史と文化を学べます。内部はフラット構造なので、車椅子での見学に問題はありません。

(※「熊川宿展示館」は取材後に改装されて、現在では「鯖街道ミュージアム」になっています)

熊川宿の街並みは、一見統一性のある建物が連続する印象を受けますが、実際は相当建築年代が違う建物が並んでいます。江戸期からある建造物ではなく、明治から昭和期のものが多いとのこと。ただ、全体をみると江戸の宿場町風に見えます。

福井県の道の駅 若狭熊川宿 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

ここは国の重要伝統的建造物保存地区。江戸時代の番所を、当時と同一の場所に復元した「熊川番所」は、2003年から公開されている新しい施設です。

「鯖街道」と名乗る道は幾つもありますが、この若狭街道がもっとも盛んに利用された道、と紹介されています。ご当地情報ですが、若狭から運ばれた鯖が京都に着くころ、ちょうど良い塩加減になっていたそうです。

道の駅若狭熊川宿は、歴史と文化と美味しい鯖に出会える施設です。屋内トイレは狭く、食何処は段差があるので、車椅子での利用は注意してください。

鯖街道の旧道が残る京都の「美山かやぶきの里」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2016年9月の取材に基づいています)