伊那 かんてんぱぱガーデン 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

約200種類の寒天製品を製造販売する伊那食品工業(株)が、地元長野県伊那市で運営する大規模な複合型観光施設。自社製品を販売するショップ、食のセレクトショップ、レストラン、そば処、花屋、美術館、多目的ホール、山野草園などがあります。敷地が広く、かつ傾斜地のため、車椅子利用者は目的の施設の近くの駐車場を利用することをお薦めします。

かんてんぱぱガーデン

自社製品のすべてが販売されている「かんてんぱぱショップ北丘本店」はガーデン内の低地部にあり、店舗エントランス前に身障者用駐車スペースが設けられています。

かんてんぱぱガーデン

バリアフリートイレはスペースに余裕がある個室で、ウォシュレット付き便器、ユニバーサルバッドが備えられています。

かんてんぱぱガーデン

店内には車椅子で利用できる休憩スペースがあります。

かんてんぱぱガーデン

休憩スペースには寒天を煮た昔のお釜などが展示されています。

かんてんぱぱガーデン

ショップから「北丘工場」製造ラインの工場見学ができます。

かんてんぱぱガーデン

見学用の窓は低い位置からあるので、車椅子から見学できます。

かんてんぱぱガーデン

「かんてんぱぱショップ北丘本店」2Fの高さに、レストランと花屋があり、ショップ内からエレベーターで移動できます。

かんてんぱぱガーデン

花屋「サンフローラ」のエントランスは段差解消スロープが設置されています。車椅子で利用できる店舗です。

かんてんぱぱガーデン

レストラン「ひまわり亭」は、洋食中心のメニュー。他に寒天レストラン「さつき亭」が営業しています。

かんてんぱぱガーデン

レストラン「ひまわり亭」内にもバリアフリートイレがあります。

かんてんぱぱガーデン

バリアフリートイレは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。

かんてんぱぱガーデン

「サンフローラ」と「ひまわり亭」がある高地部にも駐車場があり身障者用駐車スペースが設けられていますが、駐車場から坂道を下るアクセスルートになるので、車椅子利用者は「かんてんぱぱショップ北丘本店」前の駐車場を利用して、エレベーターで高地部に上がるのが便利です。

かんてんぱぱガーデン

次に広域農道を渡った先の敷地にある美術館とセレクトショップの状況を紹介します。車で移動してそれぞれの駐車場を利用したほうが楽です。美術館のエントランスと同じ高さに駐車スペースがあります。

かんてんぱぱガーデン

美術館「野村陽子植物細密画館」は入館無料のバリアフリー施設。エントランスは幅広くフラットな自動ドアです。

かんてんぱぱガーデン

前庭は美しく整備されています。

かんてんぱぱガーデン

前庭を屋内から鑑賞できる休憩スペースが設けられています。

かんてんぱぱガーデン

館内のバリアフリートイレは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器が備えられています。とても綺麗なトイレです。

かんてんぱぱガーデン

野村陽子植物細密画館から道を渡った先にある食のセレクトショップ「モンテリイナ」は、かんてんぱぱガーデン最新の施設。専用駐車場に身障者用駐車スペースが設けられています。

かんてんぱぱガーデン

2フロア構造の開放的なバリアフリー施設で、選りすぐりのフードやスイーツ、お酒、雑貨などを販売。お菓子やパンのイートインコーナーもあり、全館車椅子で利用できます。

かんてんぱぱガーデン

フロア中央に大きな階段がある印象的なデザイン。

かんてんぱぱガーデン

車椅子での上下階移動はエレベーターを利用します。

かんてんぱぱガーデン

2Fのテラス席の出入口は、段差のある手動ドアです。

かんてんぱぱガーデン

屋内から窓越しでも、伊那谷の雄大な景観を楽しめます。

かんてんぱぱガーデン

かんてんぱぱガーデンは紅葉の名所。2Fにその写真が大きく飾られています。

かんてんぱぱガーデン

バリアフリートイレは両フロアにあり、いずれも一般的なサイズの個室でウォシュレット付き便器が備えられています。とても綺麗なトイレです。

かんてんぱぱガーデン

かんてんぱぱガーデンは大規模な観光施設です。車椅子利用者は目的の施設の駐車場を利用することをお薦めします。

(本稿は2023年12月に執筆しました)

ユニークな品揃えで評判の伊那市「産直市場グリーファーム」を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

信楽焼の総合施設 滋賀県立陶芸の森 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

やきものの里、滋賀県甲賀市信楽町にある平成2年に開園した公園です。丘陵にある施設で研修施設、展示館、公園、美術館が傾斜地に配置されています。アクセスは車が便利。車椅子利用者の場合、目的とする施設に近い身障者用駐車スペースを利用するとアップダウンが回避できます。

一般の人が利用するのは信楽焼の作品展示とレストランがある「信楽産業展示館」と有料の美術館「陶芸館」、そして「窯の広場」などがある公園施設です。身障者用駐車スペースは、一般駐車場「P1」から「P4」とは異なる場所、「信楽産業展示館」と「陶芸館」それぞれのエントランスの近くにあります。身障者用駐車スペースを利用すれば、「信楽産業展示館」と「陶芸館」へアップダウンを避けて移動できます。

滋賀県立陶芸の森

「信楽産業展示館」と「陶芸館」は車椅子で利用できるバリアフリーな施設です。レストランも可動式のテーブル席がある車椅子で利用できるお店です。

滋賀県立陶芸の森

「信楽産業展示館」では、季節ごとの展示販売企画が行われています。「陶芸館」が閉館している期間でも、「信楽産業展示館」で信楽焼の作品を楽しめます。

滋賀県立陶芸の森

「信楽産業展示館」と「陶芸館」にはバリアフリートイレがあります。下の写真は「信楽産業展示館」のトイレ。一般的なサイズの個室でウォシュレット付き便器、簡易シャワー型オストメイト装置が備えられています。

滋賀県立陶芸の森

「信楽産業展示館」と「陶芸館」は身障者用駐車スペースの場所が分かれば車椅子で問題なく利用できます。車椅子での利用に少し問題があるのは「窯の広場」などがある公園施設です。状況を詳しく紹介します。

公園の中心部は「信楽産業展示館」と同じ高さにあります。「陶芸館」の高さにも小さな公園があり、「信楽産業展示館」の高さの公園とは階段路で結ばれています。車椅子で2つの高さの公園を利用する場合は、車で移動する必要があります。公園の中心部に行く場合は、「信楽産業展示館」の身障者用駐車スペースからアクセスすると便利です。

滋賀県立陶芸の森

公園はバリアフリーなようで、あまり車椅子にやさしくありません。舗装通路が整備されていますが、駐車場からは未舗装箇所を横断します。また「火の丘」や窯の広場の付近は、アップダウンがあり、泉の広場の池の周囲はデコボコ段差路です。

滋賀県立陶芸の森

未舗装箇所を横断し公園内の舗装散策路に入ると、「窯の広場」付近まで舗装路を通り散策できます。散策路の周りには焼き物アートが展示されています。

滋賀県立陶芸の森

「太陽の広場」付近から「窯の広場」付近まで、アートや水の流れを楽しみながら車椅子で散策できます。

滋賀県立陶芸の森

散策路の終点は大小の窯がある「窯の広場」。シンボルは「登り窯」です。

滋賀県立陶芸の森

「登り窯」は傾斜路面を利用した窯。近くまで車椅子で近付いて見学できます。

滋賀県立陶芸の森

滋賀県立陶芸の森は、アップダウンを回避できる駐車場を選択すれば車椅子で利用できる施設です。

(本稿は2023年7月に執筆しました)

甲賀市にある美術館「MIHO MUSEUM」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。

MIHO MUSEUM(ミホミュージアム)車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

MIHO MUSEUMは滋賀県甲賀市信楽町、湖南アルプスの山中にある美術館です。I.M.ペイ氏による設計のテーマは桃源郷。受付であるレセプション棟からトンネルを通り、谷を渡る橋の先にある美術館は、建築容積の80%以上が地中に埋められています。建築物としての美術館と、約3千点のコレクションが楽しめるアートスペースです。

MIHO MUSEUM

車椅子での利用状況を紹介します。アクセスは車が便利で、来館者用の無料駐車場が用意されています。またレセプション棟から美術館棟までの約500mの間は、車椅子対応の電気自動車が利用できます。今回問い合わせたところ、来館日時を事前に連絡していただければ、身障者用駐車スペースの確保と車椅子対応の電気自動車の準備をしておきます、というお話でした。車椅子利用者は来館前にMIHO MUSEUMへ連絡することをお薦めします。

身障者用駐車スペースは一般駐車場とは別に、レセプション棟の近くに設けられています。事前連絡をすると車の車種と色、ナンバーを聞かれ、現地に行くと駐車場の誘導スタッフの方が身障者用駐車スペースに誘導してくださいました。そして身障者用駐車スペースはパイロンが置かれて予約されていました。

MIHO MUSEUM

レセプション棟への通常ルートは階段路です。車椅子では段差回避スロープ路に迂回します。雨天の場合、身障者用駐車スペースからレセプション棟入口までが屋根なし区間です。距離は70~80m程度。そこから先は電気自動車を利用すれば雨天でも濡れずに観覧できます。

MIHO MUSEUM

段差回避スロープ路の入口にはわかりやすいサインが掲示されています。

MIHO MUSEUM

スロープは緩やかな傾斜で途中に水平部が設けられています。バリアフリー法が推奨する模範的なスロープ路です。

MIHO MUSEUM

スロープを上がるとレセプション棟が見えてきます。レセプション棟の入口まで、一部ですが小さなデコボコがある石畳風の路面を通行します。

MIHO MUSEUM

レセプション棟の出入口は自動ドアです。受付で入館手続きをします。MIHO MUSEUMの観覧料は障がい者減免制度があり、本人は無料、介助者1名が団体料金に減免されます。

MIHO MUSEUM

レセプション棟の前の円形広場が美術館棟まで行く電気自動車の乗り場です。乗り場には屋根があり、電気自動車も屋根とビニールシートがあります。電気自動車は予約制ではなく並んだ順で、10分から15分おきに運行されています。電気自動車の車両は、車椅子対応車両とそうではない車両があり、事前連絡をしておくと車椅子対応車両を運行する準備をしていただけます。

MIHO MUSEUM

車椅子対応車両は中央部の座席を跳ね上げてスペースを作り、そこに簡易スロープを架けて車椅子で乗車します。車椅子仕様にすると、車椅子スペースと通常シートが1列になるので、一緒に乗車できる人数は車椅子1台と介助者2~3名です。

MIHO MUSEUM

レセプション棟から美術館棟へのアプローチの状況です。全行程舗装路面ですが、トンネルに入るまでの区間は緩やかな上り坂です。坂道が苦手な車椅子利用者は電気自動車の利用をお薦めします。

MIHO MUSEUM

前半は緑の中を進みます。枝垂桜が植栽されている道で、桜の下にはライトアップ装置が設置されています。

MIHO MUSEUM

そしてトンネルに入ります。桃源郷へと続く道です。トンネル内も緩やかな傾斜がありますが、車椅子での通行に大きな問題はありません。

MIHO MUSEUM

トンネルを抜けると美術館棟に渡る橋が見えてきます。

MIHO MUSEUM

ここから先はほぼフラットな路面です。車椅子から谷を眺めながら通行できます。

MIHO MUSEUM

美術館棟の正面入口は階段路です。階段を上がったエントランスが1F。電気自動車や車椅子は左に迂回し、B1のバリアフリー出入口に向かいます。

MIHO MUSEUM

B1バリアフリー出入口は屋内サークルで、小さなデコボコがある石畳風路面です。電気自動車はここで乗降します。

MIHO MUSEUM

館内はバリアフリー仕様で、車椅子で問題なく観覧できます。美術館棟は南館と北館があり、それぞれにエレベーターが設置されています。本来の来館コースである1Fの正面入口にエレベーターで移動しましょう。そこからピラミッド型のガラス天井が楽しめます。

MIHO MUSEUM

1Fには大きなガラス窓があり、湖南アルプスを眺望します。手前の黒松はこの地の生きていた樹齢200年の老木で、美術館棟建設の際にいったん移植し、工事終了後に元の位置に戻されました。

MIHO MUSEUM

コレクション鑑賞に加えて、美術館棟の建築美を館内各所で楽しむことが出来ます。

MIHO MUSEUM

美術館棟には車椅子で問題なく館内から鑑賞できる美しい中庭があります。美術品、建築、遠景と近景が楽しめるミュージアムです。

MIHO MUSEUM

美術館棟ではカフェ、レセプション棟ではレストランが営業しています。美術館棟観覧後は、電気自動車または徒歩でレセプション棟方面へ戻ります。

MIHO MUSEUM

バリアフリートイレは、美術館棟に2つ、レセプション棟に1つ用意されています。最も広くて設備が充実しているのは、美術館棟北館のバリアフリートイレです。ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。

MIHO MUSEUM

MIHOMUSEUMはできれば好天の日に訪れたい、車椅子で観覧できる美術館です。

(本稿は2023年6月に執筆しました)

甲賀市にあるバリアフリールームがあるホテル「大河原温泉 かもしか荘」を別稿で掲載しています。ご参照ください。