信楽焼の総合施設 滋賀県立陶芸の森 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

滋賀県立陶芸の森

やきものの里、滋賀県甲賀市信楽町にある平成2年に開園した公園です。丘陵にある施設で研修施設、展示館、公園、美術館が傾斜地に配置されています。アクセスは車が便利。車椅子利用者の場合、目的とする施設に近い身障者用駐車スペースを利用するとアップダウンが回避できます。

一般の人が利用するのは信楽焼の作品展示とレストランがある「信楽産業展示館」と有料の美術館「陶芸館」、そして「窯の広場」などがある公園施設です。身障者用駐車スペースは、一般駐車場「P1」から「P4」とは異なる場所、「信楽産業展示館」と「陶芸館」それぞれのエントランスの近くにあります。身障者用駐車スペースを利用すれば、「信楽産業展示館」と「陶芸館」へアップダウンを避けて移動できます。

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「信楽産業展示館」と「陶芸館」は車椅子で利用できるバリアフリーな施設です。レストランも可動式のテーブル席がある車椅子で利用できるお店です。

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「信楽産業展示館」では、季節ごとの展示販売企画が行われています。「陶芸館」が閉館している期間でも、「信楽産業展示館」で信楽焼の作品を楽しめます。

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「信楽産業展示館」と「陶芸館」にはバリアフリートイレがあります。下の写真は「信楽産業展示館」のトイレ。一般的なサイズの個室でウォシュレット付き便器、簡易シャワー型オストメイト装置が備えられています。

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「信楽産業展示館」と「陶芸館」は身障者用駐車スペースの場所が分かれば車椅子で問題なく利用できます。車椅子での利用に少し問題があるのは「窯の広場」などがある公園施設です。状況を詳しく紹介します。

公園の中心部は「信楽産業展示館」と同じ高さにあります。「陶芸館」の高さにも小さな公園があり、「信楽産業展示館」の高さの公園とは階段路で結ばれています。車椅子で2つの高さの公園を利用する場合は、車で移動する必要があります。公園の中心部に行く場合は、「信楽産業展示館」の身障者用駐車スペースからアクセスすると便利です。

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公園はバリアフリーなようで、あまり車椅子にやさしくありません。舗装通路が整備されていますが、駐車場からは未舗装箇所を横断します。また「火の丘」や窯の広場の付近は、アップダウンがあり、泉の広場の池の周囲はデコボコ段差路です。

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未舗装箇所を横断し公園内の舗装散策路に入ると、「窯の広場」付近まで舗装路を通り散策できます。散策路の周りには焼き物アートが展示されています。

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「太陽の広場」付近から「窯の広場」付近まで、アートや水の流れを楽しみながら車椅子で散策できます。

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散策路の終点は大小の窯がある「窯の広場」。シンボルは「登り窯」です。

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「登り窯」は傾斜路面を利用した窯。近くまで車椅子で近付いて見学できます。

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滋賀県立陶芸の森は、アップダウンを回避できる駐車場を選択すれば車椅子で利用できる施設です。

(本稿は2023年7月に執筆しました)

甲賀市にある美術館「MIHO MUSEUM」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ご参照ください。