国立科学博物館「千の技術博」展 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

明治150年を記念した科博の特別展「日本を変えた千の技術博」は、2018年10月30日から2019年3月3日までの開催。会場は上野公園国立科学博物館の企画展示室です。自動炊飯器、ウオークマンなど、時代別に9つのテーマに分けて、主に日本での発明を紹介します。

企画展専用入口から受付へ向かいます。この間通路はフラットで車椅子での通行に問題はありません。入場料は障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免されます。

車椅子利用者は、受付からエレベーターで地階の第一会場へ案内されます。第一会場から第二会場へはスタッフの案内で同じエレベーターを利用し、その先はスロープを上ります。第二会場から出口階へは、自由に利用できるエレベーターを利用します。

数ある展示から大物展示物を紹介します。日本初のエレベーターには、男性のエレベーターボーイが同乗したそうです。

車の展示では、100年前に走っていた電気自動車の展示。そしてロータリーエンジン搭載「マツダスポーツ」の展示、「KOMATU」のマークがついた国産ブルドーザー第一号の展示があります。

近年、科博の特別展は大変な人気です。混雑すると入場制限がかかり、入場待ちの列が上野公園内に伸びることもあります。またそのような状況では、会場内での車椅子移動も苦労します。

来場者の多くは家族連れです。激しく混雑するのは、休日や学校の長期休みの期間。科博は、金曜日と土曜日は20時まで開館が延長されます。18時を過ぎると空いてくる傾向があるようです。絶対に空いているとは申し上げませんが、混雑を避けたいなら、夜間延長時間が狙い目です。国立科学博物館「千の技術博」は、大人も子どもも楽しめる企画展です。

別稿で「上野国立科学博物館 企画展 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報」を掲載しています。ぜひご覧ください。

国立科学博物館「大哺乳類展2」車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

上野の科博特別展「大哺乳類展2」を車椅子でみる。現地のバリアフリー状況を紹介します。会期は2019年3月21日から6月16日まで。「大哺乳類展2」の観覧料は、障害者手帳の提示で本人と介助者1名が無料に減免されます。

特別展専用入口から科博へ入ります。障がい者減免制度を利用して入館する場合は、「チケットを持っている方」の列を進みます。チケットを確認するゲートで障害者手帳を提示して入館手続きを行います。

特別展の入口の左手奥にエレベーターがあります。スタッフの誘導に従って、地階の展示フロアへ移動してください。

受付から地階展示場へ

「大哺乳類展2」は車椅子で鑑賞しやすい展示です。通路幅は余裕があり、少々の混雑なら車椅子での移動は苦になりません。展示物はいずれも車椅子目線で見える位置。モニターによるデジタル解説も、車椅子から読みことができます。

展示場内はバリアフリー

展示は「歩き方」「動き方」「分類と系統」「食」「繁殖」と5つのゾーンで構成されます。パッとみると派手で分かりやすい展示でした、よくみると内容は深く濃い。子供から大人まで楽しめる内容です。展示の深い解説は、ほぼ日本語だけです。

5つのゾーンで哺乳類を知る

地階の展示場を見終ると、次は第2会場へ移動します。一般来場者はエスカレーターの利用。車椅子ではスタッフの誘導でエレベーターに戻り、地下中間階へ移動します。その先のスロープを上り第2会場へ。途中に記念撮影用のパネルが置かれています。

記念撮影用のパネル

第2会場の展示も、車椅子での見学に問題はありません。2018年に由比ヶ浜に漂着したシロナガスクジラの映像がリピート放映されています。第2会場の出口が特別展のショップです。

ショップを出た先に、別系統のエレベーターが1基あります。このエレベーターで1Fへ上がります。常設展を見学する場合は、地球館の1F入口は目の前です。日本館は、左手の屋外エレベーターでいったん地階に下ります。

週末の日中は混雑が予想されます。入場制限がかかった場合は、上野公園内に列をつくって待つことになります。季節柄、雨や暑さに注意して下さい。科博特別展「大哺乳類展2」は車椅子で見学できる特別展です。週末の混雑には注意して下さい。

別稿で「上野国立科学博物館 企画展 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報」を掲載しています。ぜひご覧ください。

岐阜 瑞浪市地球回廊 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

地球回廊は200mの地下トンネル内に、地球誕生からの46億年の歴史が展示解説されるユニークな施設です。トンネル内に段差はなく車椅子で見学できます。現地のバリアフリー状況を紹介します。

地球回廊は「瑞浪市民公園」内にある施設です。市民公園内には子供向け科学館「サイエンスワールド」、地元出身の彫刻家「市之瀬廣太記念美術館」、「陶磁資料館」、体育館、野球場、テニスコートなどがあります。

瑞浪市の「瑞浪層群」地層からは数多く化石が発見されています。地球回廊は「デスモスチルス」の化石が発見されたことを記念した施設。公園内には他に「化石博物館」があります。

アクセスは車が便利です。市民公園内に3カ所の無料駐車場があります。地球回廊に近い一般駐車場は「市之瀬廣太記念美術館」の手前にある駐車場です。身障者用駐車区画があり、地球回廊の入口まで80mほどの距離です。

さらに奥に進むと「市之瀬廣太記念美術館」敷地内の裏側が、身障者専用駐車スペースになっています。区画が曖昧な駐車スペースで、10台程度は駐車可能です。ここからなら地球回廊の入口まで50mほどの距離です。ただし駐車場の出入口は短い傾斜路面です。

駐車場から地球回廊の入口まではすべて舗装路です。入口に受付があります。地球回廊の入館料は障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。受付で入館手続きを行ってください。バリアフリートイレは受付の先、回廊入口の手前にあります。

車椅子で行く岐阜 瑞浪市地球回廊バリアフリー情報

地球回廊は第二次世界大戦時に掘られた地下壕を利用した施設です。床面はフラットで車椅子が躓くような箇所はありません。

車椅子で行く岐阜 瑞浪市地球回廊バリアフリー情報

低廉な入館料金の施設ですが、展示解説は凝った演出です。

車椅子で行く岐阜 瑞浪市地球回廊バリアフリー情報

最初の導入展示は「光のトンネル」。そして「地球史を飾った生物たち」「地球の誕生」「古代の海は生命を宿した」と展示が続きます。

車椅子で行く岐阜 瑞浪市地球回廊バリアフリー情報

ここまでが最初のストレートなトンネルゾーンです。

車椅子で行く岐阜 瑞浪市地球回廊バリアフリー情報

地下トンネルはこの先でロの字型にまわります。このスペースは恐竜が主役です。

車椅子で行く岐阜 瑞浪市地球回廊バリアフリー情報

「生命の陸上への進出」「恐竜の楽園」「息づく恐竜トリケラトプス」「デスモスチルスのジオラマ」と展示が続きます。

車椅子で行く岐阜 瑞浪市地球回廊バリアフリー情報

恐竜が絶滅した先は「ほ乳類そして人類の時代へ」「日本列島ひとまたぎ」と展示が続きます。ここまで車椅子での見学に大きな問題はありません。

そして地下トンネルは、出口に向かうストレートになります。そこにあるのは「ハイビジョンスペース」。地球誕生の歴史を解説する番組が放映されます。

ハイビジョンスペースは階段式の席で車椅子用の特別なスペースはありません。車椅子では最前列から見ることになります。

車椅子で行く岐阜 瑞浪市地球回廊バリアフリー情報

ハイビジョンを見た先は最後の展示「生きている地球」です。そのままトンネルを出て見学は終了です。受付のすぐ横に出ます。

「瑞浪市地球回廊」は、車椅子で200mの地下トンネルを通ります。あまり混雑することのない、バリアフリーな科学施設です。

「多治見市モザイクタイルミュージアム」の情報を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2019年4月の取材に基づいています)