東大本郷キャンパスの紅葉 車椅子散策ガイド バリアフリー情報

東京都文京区の「東京大学本郷キャンパス」は、全学で車椅子利用ができるバリアフリー化を推進しています。そして晩秋には銀杏並木と三四郎池の紅葉などが美しいキャンパスです。現地のバリアフリー状況を紹介します。

東京大学本郷キャンパスは、入試期間など特別な時期を除けば出入自由、見学自由な施設です。キャンパス内は銀杏並木が幾つも有り、晩秋は黄金に輝きます。外国人観光客が大勢来場して、感嘆の声をあげています。

東京の紅葉黄葉 東京大学本郷キャンパス バリアフリー情報

東京大学はバリアフリーに力を入れています。もちろんその対象は学生や研究者ですが、車椅子の観光客にもその恩恵があります。自由に利用できるレストランや喫茶、売店などのコーナーはスロープ対応があり、バリアフリートイレが幾つも用意されています。キャンパス全域の主要な施設は、車椅子でなんとか利用できます。

キャンパスの紅葉名所の中で、決定的に車椅子では無理なのは三四郎池一周コースです。もみじ系の紅葉が美しい一帯ですが、段差があるオフロードです。車椅子では行けるところまで、見える範囲で諦めます。

「弥生」時代の命名由来地区にある「弥生キャンパス」は「本郷キャンパス」と言問通りを挟んだ立地です。「弥生キャンパス」の銀杏並木もとても立派です。そして空いています。晩秋に黄金に輝く「弥生キャンパス」は狙い目です。

「弥生キャンパス」と「本郷キャンパス」を繋ぐ陸橋は階段構造なので、車椅子での通行は出来ません。本郷通りから横断歩道で移動してください。

人気の銀杏並木といえば「神宮外苑」。絵画館をバックにした黄金の空間が美しいスポットです。東大本郷キャンパスの銀杏も、安田講堂など東大の歴史ある校舎群が背景に並びます。車椅子で赤門をバックに黄葉を楽しむこともできます。

車椅子でバリアフリーに移動できるフラットエリアは十分にありますが、一部アップダウンがあるエリアもあります。春日通り方面、また東大病院方面に向かっては、地形に高低差があります。無理のない範囲で車椅子散策をしてください。正門から安田講堂まではフラットです。

15名以上の団体は利用申請をするルールがありますが、現時点では手荷物チェックなどはなく、出入り自由なキャンパスです。

東大本郷キャンパスにある「健康と医学の博物館」を別稿で掲載しています。ご参照ください。

(本稿は2017年12月の取材に基づいています)

学習院大学の歴史的建造物 車椅子見学ガイド バリアフリー情報

東京都豊島区目白の「学習院大学キャンパス」は、車椅子で歴史的な建造物が見学できます。現地のバリアフリー状況を紹介します。

目白駅に隣接する「学習院大学」のキャンパスは、誰でも自由に散策できる開放的な大学です。もちろん入試日など、立ち入りが制限される日もあります。また現在はコロナ対策で見学に制約があります。最新情報を確認してください。

歴史的建造物をみる 学習院大学 車椅子での歩き方

見学の目玉は2棟残る歴史的な建造物です。「北別館」は1909年に建てられた図書館の一部で、現在は大学の資料館。企画展開催時は一般開放されます。

メインの入口は階段で、通用口にスロープが設置されます。基本的に内部はバリア構造なので、車椅子では行けるところまでです。外からの見学だけでも、価値のある建物です。

もう一棟の歴史的建造物は「東別館」。1913年に建てられた皇族の学生寮です。内部は一般公開されていないので、外からの見学になります。ひときわ目立つ正面玄関の車寄せは、馬車の高さに合せた屋根。大正時代の皇族キャンパスライフが想像できます。

勝手口のような入口には、後付スロープが設置されています。現在でも教育棟として現役ということです。

一般来場者も利用できる学生食堂は「輔仁開館」1F。入口は段差構造ですがスロープが設置されています。車椅子で利用可能な学食です。

安くてボリュームのあるメニューです。学習院だからといって、一般的な学食と違いはありません。食券制でセルフサービス。車椅子利用者は介助者がいると助かります。

トイレの状況です。「中央教育研究等」の1F部のトイレにはバリアフリートイレがあります。キャンパス内から直接利用できる設計です。この他に「西2号館」と「創立百周年記念会館」内に、バリアフリートイレがあるという情報です。

キャンパス内には自然公園のような一角があり「血洗の池」が綺麗な水を蓄えています。この物騒な名の由来は、堀部安兵衛が高田馬場の決闘後に血刀を洗ったという伝説に基づきます。

都心とは思えない緑豊かなエリアですが、残念ながら段差とオフロードの散策路です。車椅子では行けるところまでの散策になります。「黎明会館」の地階からアクセスすると、車椅子で最も「血洗の池」に近づくことができます。

学習院大学

大学の起源は幕末までさかのぼりますが、創立は1877年とされています。キャンパスの面積は約18万㎡。歴史的建造物の見学を中心に車椅子でお出かけください。

なお近隣の観光施設「目白庭園」を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2017年12月の取材に基づいています)