国営武蔵丘陵森林公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

国営武蔵丘陵森林公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

埼玉県滑川町にある全国初の国営公園「国営武蔵丘陵森林公園」は、広大でアップダウンが激しい公園です。車椅子で利用する際に役立つバリアフリー情報を紹介します。

国営武蔵丘陵森林公園 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

総面積304haで、敷地内の距離が南北に約4km、東西に約1kmあります。公園内の最大高低差は50m。健常者は、貸自転車でサイクリングロードを走るのが人気です。車椅子利用者向けの、特殊なレンタル自転車はありません。

入園料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。駐車料金も障がい者減免制度があり無料に減免されます。

バリアフリートイレは園内に多数あります。ウォシュレット付きトイレも複数箇所で確認できました。

四季折々のお花が綺麗な公園です。その時期の企画で、園内の各花畑が季節のお花で飾られます。梅、桜、ツツジなど群生する植生も美しい。紅葉も綺麗。自然美あふれる素敵な公園です。

なお梅林のバリアフリー状況は、別稿「国営武蔵丘陵森林公園 梅林のバリアフリー情報 車椅子観梅ガイド」をご参照ください。

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公園全域を散策すると、アップダウンのあるルートで、走行距離は10kmを超えます。園内は有料のバスが走り、最後部には車椅子乗車スペースがあります。運行は1時間に一本程度なので、園内バスを利用する場合は、スケジュールを上手に組んでください。

メイン通路はすべて舗装されていますが、絶対的な距離があり、アップダウンが激しい箇所が多発します。駐車場は4か所あります。観たい花畑、行きたい場所を絞って、最寄りの駐車場からポイントを絞って、車椅子で目指すことをお薦めします。

公園全体の地形は、各駐車場がある場所が低地で、そこからどこに向かうにも上り坂になります。公園の中央部を貫く歩道は、激しいアップダウンがあります。高低差が苦手な車椅子利用者は、各入口付近にある広場だけの利用ならほぼフラット路面だけで利用できます。ただし「北口」だけは、大きな広場はなく、すぐにアップダウン歩道になります。

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特に気をつけたい車椅子での難所と、利用すべき駐車場情報を具体的に紹介します。

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公園中央部を一般道路が横断していて、公園が大きく「北部」と「南部」に区分されます。この道路は「中央橋」で渡ることができますが、目的地が「南部」にある場合は、「南口駐車場」の利用をお薦めします。

「運動広場」などは、平面図で見ると「中央口」の方が近いように見えますが、「北部」から「南部」に向かうルートには、激しいアップダウンがあり、車椅子ではとても苦労します。

「南部」エリア内もフラットではありませんが、「北部」からアクセスするよりは楽です。「南部」にある施設の利用なら「南口駐車場」を利用してください。

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「北部」には「中央口」「西口」「北口」の三つの駐車場があります。この中で、車椅子利用で最も辛い坂道があるのが「西口」近くの「西口広場」から「渓流広場」方面に抜ける箇所です。「西口」と「中央口」「北口」方面をつなぐルートはここだけです。他の入口から「西口」方面に向かうと下り坂、「西口」から他の入口方面へは上り坂。車椅子泣かせの急こう配。できれば避けたい坂道です。

したがって「西口広場」の「花畑」を見たい場合には、「西口駐車場」に車を停めて「花畑」を見ます。他の「花畑」をみたい場合は、車で最寄りの駐車場に移動することをお薦めします。花畑に限らず「西口広場」の利用が絡む場合は、車で駐車場を移動して公園を利用することをお薦めします。

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車椅子で行くと、広さとアップダウンに圧倒されます。国営武蔵丘陵森林公園は、ポイントを絞った利用をお薦めします。

(本稿は2016年4月の取材に基づいています)