全天候型イベント広場が完成して供用されました。同時に住友ビルのB1から2Fまでが大規模リニューアル。新しい店舗、バリアフリートイレ、そして地下鉄連絡通路が誕生しました。
ただし、車椅子での利用は簡単ではありません。新しく生まれ変わった新宿住友ビル商業フロアのバリアフリー状況を紹介します。

西新宿は街そのものが段差構造で、車椅子での移動に苦労します。三角広場の開発に伴い、高低差がある西側「都庁通り」と東側「議事堂通り」の高さに車椅子で移動できるエレベーターがそれぞれ新設されました。

南側「中央通り」からのアクセスルートは、三角広場の正面エントランスは変わらずに階段です。従来通り、東隣の「新宿三井ビルディング」との間、「議事堂通り」の下にあるスロープ路からです。

そこから三角広場にはいるドアは、自動ドアです。

高い位置にある「都庁通り」「議事堂通り」からの入口の手前には、彫像と自転車置き場があります。

新宿住友ビル三角広場に上部の入口です。車椅子で出入りができるバリアフリー仕様です。

エントランスに三角広場へ下りるエレベーターがあります。

エレベーターを利用して三角広場の「N」口に下ります。

三角広場の概要です。住友ビルを囲むように配置される広場の総面積は3,250㎡。高さは最大25m。最大収容人員は約2,000人と公表されています。

広場に面して新しいグルメ店が5店舗誕生しています。

こんなオブジェがあります。

B1商業フロアへのアクセス方法です。住友三角街が大規模リニューアルされ、18店のグルメやショップが営業し、住友ホールが整備されました。バリアフリートイレは2カ所。フロアとしてはバリアフリーです。

B1に行く一般エレベーターは1基だけです。1Fと地下駐車場までを結ぶ、緑のエレベーターです。箱のサイズが小さいエレベーターで、一般的なサイズの車椅子がギリギリで入る大きさです。

B1から東京メトロ「西新宿駅」と都営「都庁前駅」に直結する地下ルートが誕生しました。ところがどちらも階段またはエスカレーターで、エレベーター及び段差回避スロープはありません。

車椅子では利用できない連絡通路です。

2F商業フロアへのアクセス方法です。2Fに3店舗が誕生しました。一般ルートは1Fからエスカレーターです。2Fに行く一般エレベーターはありません。車椅子では全フロアをつなぐ業務用エレベーターを利用します。

1Fの乗り場はドアが解放されていますが、2Fは手動ドアを押し開けて、商業スペースに出ます。

全フロアをつなぐので、その気になればこの業務用エレベーターでB1に行くことは出来ます。内装はくたびれたエレベーターですが、箱のサイズは大型です。
高層レストラン街などへのアクセス方法です。高層階への移動は従来と変わらないエレベーターの利用です。三角広場の一般公開にあわせて、高層レストラン街も新店舗が開業しています。

三角広場は2,000人を収容する大空間です。この広場の開発により新宿住友ビルは、以前よりはバリアフリーになりました。しかし、連絡通路の段差、エレベーターの不備など問題はあります。新宿住友ビルは、リニューアル後も、簡単には車椅子で利用できない課題が残りました。
(本稿は2020年7月に執筆しました)