西新宿の55F高層ビル「新宿三井ビルディング」は、1974年の竣工。段差構造の施設なので、車椅子での利用が直感的には難しいビルですが、現在では改修されてバリアフリールートが確保されています。

B1から2Fの一般商業ゾーンを利用する場合の車椅子ルートを紹介します。

ビルのエントランスに車椅子で行くルートです。エントランスは2F(Lb)と1Fにあります。新宿駅方面から動く歩道がある「中央通り地下通路」の利用した場合、通路が地上に出ると右側に見えるビルが三井ビルです。
中央通り地下通路から三井ビルへは、通常は階段を利用します。車椅子利用者は、三井ビルの前を通り過ぎて住友ビルとの中間地点に、歩道と三井ビルを結ぶ段差解消スロープ路があります。

スロープを上がると南側のエントランス前にでます。この高さが三井ビルの1Fです。段差解消箇所を通行してビルに向かうと、1Fエントランスがあります。

1Fフロアにバリアフリートイレがあります。B1、2Fにはバリアフリートイレはありません。

中央通り地下通路以外からも、段差は改修されてスロープが付いているので、車椅子でのアクセスは可能です。

北側および東側の街路は一段高いので、入口を入るとビルの2Fになります。

一般商業ゾーンの概要です。B1は飲食店街と屋外イベントスペース「55HIROBA」。1Fはロイヤルホスト、三井のリハウスなどのサービス店など。2Fはレストラン「シズラー」と三井住友銀行。3Fは飲食店が1軒。4Fと5Fは医療モールです。高層階に一般利用できる展望室はありません。

B1フロアの飲食街は、16店舗の飲食店が営業しています。低価格でボリュームのあるお肉をいただけるお店、ランチのフリードリンクにワインがあるお店、量り売りのお惣菜が楽しめるお店など、様々なタイプのお店が営業しています。

B1フロアの外、同じ高さに屋外型イベントスペース「55HIROBA」があります。ステージがあり、その前にはフリーに使えるテーブルや椅子、ベンチなどが設置され、自由にお弁当を食べることもできます。ランチタイムコンサートやトークショー、土日はフリーマーケットなどが開催されることがあります。広場の上1Fからも、見ることが出来る構造です。

おそらく車椅子利用で戸惑うのが、2Fおよび1FからB1に行くエレベーターの場所です。1Fの正面エントランスの奥、または1Fトイレのあるコーナーから反対側にまわり「三井のリハウス」を過ぎたところに、B3と2Fを結ぶエレベーターが1基あります。
2Fは北側エントランス方面から、エレベーターホールの先のドアの向こう側にあります。

初めての人には解りにくい場所です。車椅子ではこのエレベーターを利用して、商業フロアB1から2Fを移動します。B3一般用地下駐車場を利用した場合も、このエレベーターで上下階移動をします。

有料の時間貸し地下駐車場があります。ただし地下駐車場の駐車料金サービスを行っている商業店舗は確認できません。
周辺街路からは段差があり、上下階移動が分かりづらいビルですが、バリアフリールートはあります。新宿三井ビルディングの一般商業ゾーンは、バリアフリールートが分かれば車椅子で利用できます。
(本稿は2021年10月に加筆修正しました)