共生社会の実現に向けて、文部科学省では6つの「障害者活躍推進プラン」を掲げて、2018年度から取り組みを続けています。
2020年7月31日付で、7つ目の新プラン「障害のある人の大学等の学びを支援する」「高等教育の学びの推進プラン」が公表されました。その4つの内容を簡潔に紹介します。
○大学間連携等による障がい学生支援体制の強化
先進的な取組や知見等がある複数の大学等が連携するプラットフォームを形成し、組織的なアプローチにより各大学等の支援の充実を図っていく。
○障がい学生支援の好事例やロールモデルの収集・展開
先進的な取組を実施している大学等の好事例を収集し、周知を行う。その中で、遠隔授業等における合理的配慮についての好事例の収集・周知を行う。
○学生に対する「心のバリアフリー」の取組の促進
財政的支援等を通じ、大学等における、学生が学生をサポートするピア・サポートの実施を促していく。
○大学等の執行部等に対する合理的配慮等についての周知啓発
私立大学等の執行部に対して、セミナー等を通じて、不当な差別的な取扱いや合理的配慮の考え方や障害者差別解消法の見直しの動向等を理解してもらう。
文部科学省は「障害者が個性や能力を生かして国の未来を切り開くための施策を横断的・総合的に推進する」としています。
《生きるちから舎ニュース 2020年8月3日付》