大洗市場前 海・山直売センターいきいき バリアフリー情報

大洗市場前 海・山直売センターいきいき バリアフリー情報

茨城県大洗町の大洗漁港にある「海・山直売センターいきいき」は、店内外に段差が少ない車椅子で買い物が出来るお店です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

茨城県大洗町の大洗漁港

「海・山直売センターいきいき」は、2店のお店がつながっています。魚屋は「飯岡屋水産」。明治29年創業の地元の老舗です。

農産物直売所はJA水戸の「大洗地区農産物直売所」。加入農家数は68名と公表されています。

2003年にオープンした商業施設です。東日本大震災では、津波の被害に遭いました。現在でも農産物直売所の屋内の壁をみると、店内1mほどの高さに津波の痕跡が残っています。

 茨城県大洗町の大洗漁港

アクセスは車が便利です。大洗漁港に向かいます。

店舗前に50台以上を収容する駐車スペースがあります。身障者用区画の設定はありません。満車の場合も多く、その場合は隣の港湾施設の周辺に適当に車を停めます。車椅子で乗降しやすい場所があるかは運次第の駐車場です。

店舗の周辺は舗装されていますが、路面は荒れていて、ところどころに小さな段差やデコボコがあります。慎重に車椅子で移動してください。

大洗漁港に向かいます

JA系の直売所の海側に独立棟の公衆トイレがあり、中央部にバリアフリートイレがあります。取材時は、最近改装されたようで、とても綺麗なトイレでした。

店舗のバリアフリー状況です。魚屋と農産物直売所は屋根続きの店舗で、屋内を通り抜けることが出来ます。どちらの店舗も、床面はほぼフラットですが、ややデコボコがあります。通路幅は一般的なもので、混雑していなければ車椅子での利用は可能です。

当たり前ですが、魚屋の床面はところどころ濡れているので、車椅子での利用は注意が必要です。

店舗のバリアフリー状況

魚屋は「飯岡屋水産」は鮮魚よりも、むしろ干物、乾物、冷凍ものなどが充実しています。これはそういう魚屋であるためです。本店の直売所には、しらす加工品や干物が品数豊富に並びます。

漁港に上がったばかりの鮮魚が、ずらりと並ぶイメージではありませんが、それでも鮮魚もあります。

むしろメインはその場で食べる、焼き物やアンコウ汁、生ガキなど。手軽に浜焼きなども楽しめます。店前でお祭りの屋台のような雰囲気で販売しています。アンコウ料理の新提案は「から揚げ」です。「揚げたてアンコウ」を販売していました。

魚屋の特徴

大洗市場前の「海・山直売センターいきいき」は、周辺の路面はやや荒れていますが、バリアフリートイレがあり、店舗は車椅子で利用できる施設です。

神磯の鳥居で有名な「大洗磯前神社」を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2016年11月の取材に基づいています)