2006年に誕生した大型施設「道の駅思川」のバリアフリー状況を紹介します。
「小山ブランドの創生と発信」を担う施設です。アクセスは車が便利。国道50号線に面していますが、施設への入口は50号に直結していません。施設両脇の側道に入り、施設の奥から駐車場に入る動線です。右折入場は可能です。
ショップ棟、レストラン棟、地域コミュニティ施設棟、トイレ棟で構成されます。
身障者用駐車区画はトイレ棟の前に屋根無しで3台分が用意されています。
バリアフリートイレは、トイレ棟内の男女別トイレの入口にそれぞれ1つ用意されます。
異性介護の利用は少し抵抗感がある場所です。
施設内には一般トイレは他に2か所ありますが、バリアフリートイレはトイレ棟内の2つだけです。
農産物や地元物産品を販売するショップ棟は「小山物語館」。店舗内はフラットな構造で車椅子での利用は可能です。物販売場の通路幅は平均的で、極端な混雑状況でなければ車椅子での店内移動は可能です。
棟内にフードコート型式のうどん店があります。ここはスペースが狭く、空いていないと車椅子での利用は苦戦します。
レストラン「小山食堂さくら」は車椅子で利用しやすいお店です。エントランスから店内までスペースに余裕があるフラット構造。可動式のテーブルと椅子席で車椅子での利用は可能です。小山ブランドの牛肉、豚肉のメニューや小山ラーメンなどがいただけます。
トイレ棟の裏側に、電動遊具などがある子ども向けの小さな遊園地があります。入口はスロープでベビーカーが通行できます。
小山物語館の裏側は、現在は広いフリースペース「ワイワイ広場」です。未舗装で芝生面が多い空間で、各種イベント開催、予約制でグランドゴルフなどが楽しめます。
特にレストランはとても綺麗で、車椅子での利用をお薦めします。
(本稿は2022年12月に加筆しました)