群馬県館林市にある「製粉ミュージアム」は、日清製粉グループが運営する製粉に関する歴史や技術を紹介するミュージアムです。館林駅の隣接地、日清製粉グループ創業の地にあります。館館林駅はバリアフリーに改修されています。車椅子利用で、電車でアクセスできます。
車でアクセスした場合、来館者用の専用駐車場が5台分用意されています。駅ロータリーの中ではなく、ロータリーの外側「樽勘駐輪場」の一部にあります。身障者用駐車スペースはなく、一般サイズの平置き駐車場です。
樽勘とは大正時代に創業された醤油樽が語源のようです。
館林駅に隣接する製粉ミュージアムのエントランス周辺は、フラットな舗装路面です。
出入口は大きな自動ドアです。手指消毒、検温をして入館します。
製粉ミュージアムは有料の施設ですが障がい者減免制度があり、本人と介助者1名の入館料が無料に減免されます。音声ガイドは無料で貸していただけます。入館時に渡されるアンケートに答えると、日清製粉の商品をお土産でいただけます。
バリアフリートイレはエントランスの近くにあります。一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。綺麗なトイレです。
観覧は新館、本館、庭園の順です。新館は製粉技術の紹介で機械の展示、映像解説、タッチパネル式の問題などがあります。車椅子で観覧できるバリアフリーな施設です。
新館の1F から見学する半地下部は「収蔵展示室」で、歴史的な製粉機械が展示されています。
次に本館に移動します。バリアフリーな連絡通路が設置されています。
本館は創業時から使われた事務所で近代産業遺産です。エレベーターが外付けで増設されています。
本館は日清製粉グループの歴史を紹介しています。展示室は1Fと2Fにあり、大きな段差はすべて解消されています。本館も車椅子で観覧できます。本館の2Fから日本庭園を見渡すことができます。
本館から日本庭園を散策して新館のエントランスに戻ります。本館から段差迂回スロープを通り庭園に進みます。
庭園内の散策路は舗装されていて、車椅子で散策できます。雨天に備えて傘が用意されていますが、車椅子利用者はアクセス路と庭園散策を考慮すると、天候の安定した日の見学をお薦めします。
今回取材時、新館で小麦を製粉する工程を紹介する「製粉ラボ教室」が開催されていました。車椅子で参加できました。製粉ミュージアムは車椅子で観覧できるバリアフリーな施設です。
2001年に開館した「群馬県立館林美術館」の詳しいバリアフリー情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2022年12月に執筆しました)