東京都港区白金台にある松岡美術館は、2022年にリニューアルオープンしました。2フロア構造の車椅子で観覧できる美術館です。アクセスは白金台駅から徒歩7分の案内。エントランス前のスペースに来館者用駐車スペースが3台分あります。
出入口は自動ドアで決定的な段差はありませんが、エントランス正面部がデコボコの石畳風路面です。車椅子利用者はデコボコを避けて左右に迂回して入館してください。
館内に入ると左側に受付があります。松岡美術館は観覧料の障がい者減免制度があり、本人が無料に減免されます。
1Fエントランスホールは複数の彫像が常設展示され、奥の大きな窓からは庭園の造形美が楽しめます。
バリアフリートイレは1Fにあります。ややサイズの小さな個室でウォシュレット付き便器が備えられています。
1Fは常設展示室が3室あります。いずれもフラットでスペースに余裕がある展示室で、壁面展示品の高さは低く、車椅子で問題なく古代オリエント美術、現代彫刻、古代東洋彫刻のコレクションを観覧できます。古代東洋彫刻が展示される第三展示室の大きな窓からは、庭園が鑑賞できます。
2Fは3室の企画展示室があります。大型のエレベーターがあり、車椅子での上下階移動に問題はありません。2Fの大きな窓からも、庭園が鑑賞できます。
2Fの展示室もフラットでスペースに余裕がありますが、第四展示室の壁面展示ケースはやや高い位置にあるため、車椅子目線では真横から鑑賞することになります。この点以外は車椅子での鑑賞に問題はありません。
松岡美術館はリニューアルでバリアフリーになりました。車でのアクセスも可能です。
(本稿は2023年5月に執筆しました)