九品仏 車椅子でお参り 浄真寺 バリアフリー情報

九品仏 車椅子でお参り 浄真寺 バリアフリー情報

東京都世田谷区の九品仏「浄真寺」は、少し無理をすれば車椅子でお参りが出来るお寺です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

なお本稿は2015年9月の取材に基づいています。

 

○浄真寺と九品仏

自由が丘から九品仏一帯は人気タウン。その九品仏の地名の由来になった古刹です。

「浄真寺」は浄土宗のお寺で、1678年創建と伝えられています。

本堂の前にある3つのお堂にそれぞれ三体の阿弥陀如来像があり、合計すると九体なので「九品仏」。これが寺の別称になり、ひいては地域の名称になりました。

東急大井町線の九品仏駅は、九品仏という街の知名度に比べてとても小さい駅です。

浄真寺は広い大規模なお寺です。しかし日常はひっそりとした古刹。緑豊かで静かなお寺です。

浄真寺と九品仏

○参道は車椅子可

九品仏駅から徒歩3分の案内です。駅前から浄真寺に向かうと、すぐに参道になります。

参道はほぼフラットな舗装路面で車椅子での通行は可能です。

平常時、参道に屋台の出店などは一切なく、公園、公民館、一般住宅などが並びます。静かな参道です。

浄真寺の駐車場は原則として信徒用です。寺務所で発行する駐車許可書の掲示が必要です。お寺の近くに、便利でバリアフリーな有料駐車場は見つかりません。

九品仏駅から徒歩3分

○総門から境内へ

参道を進むと境内への入口に「総門」があります。段差回避スロープがあるので、車椅子で通行できます。

もう一つの境内への入口は「東門」です。この門は傾斜がありますが段差はありません。

総門から境内へ

境内の通路は、ほとんどが未舗装路か、車椅子に小さな衝撃があるデコボコした石畳路です。車椅子での境内の移動はあまり快適ではありませんが、決定的な段差箇所はスロープまたは迂回路が用意されています。

 

○山門から本堂へ

境内を進むと「仁王門」とよばれる「山門」があり、鐘楼、そして本堂と続きます。

広く、そして品格があるお寺です。境内の緑の深さが参拝者に迫ります。山門や鐘楼も実に立派なものです。紅葉の名所でもあります。

山門から本堂へ

本堂には、釈迦牟尼仏を中心に、右に善導大師、左に法然上人の像を安置。開帳され、仏様を拝むことができます。

この間の参拝ルートも、デコボコはありますが車椅子で通行可能です。

山門から本堂へ

○九品仏にお参りする

そして九体の仏様、九品仏を拝みます。一体一体、表情が違う阿弥陀如来像です

九品仏が安置されている3つのお堂「上品堂」「中品堂」「下品堂」は、本堂と境内で正対している配置です。これは本堂側が此岸、九品仏のお堂側が彼岸を意味します。

本堂とお堂は石畳の通路で結ばれ、ここを行き来することは、すなわち此岸と彼岸を行ったり来たりすることになります。そういう解説が境内に掲示されています。

本堂と3つのお堂周辺の石畳は、比較的車椅子で移動しやすい路面です。

九品仏にお参りする

○トイレ、休憩所の状況

浄真寺の境内には、公衆トイレはありません。トイレは本堂内にあるという案内です。

また休憩所もありません。今回取材時は「開山堂」の近くに簡易ベンチがあり、参拝者が座って休憩をしていました。

 

九品仏「浄真寺」は、バリアフリーではありませんが、車椅子で通行できない決定的な段差箇所は迂回出来ます。