AIカメラで車椅子利用者をサポート 京阪電鉄祇園四条駅での実証実験

京阪電鉄祇園四条駅で実証実験

2021年2月16日に京阪電鉄から「白杖・車椅子をご利用のお客さまをIoTカメラで検知し、駅係員にリアルタイムで通知する実証試験を実施」すると発表がありました。

実証実験が行われるのは祇園四条駅で、改札付近にAIによる画像認識が可能なIoTカメラを設置し、白杖または車椅子使用者が改札を通過すると自動で検知して、駅係員が利用する業務用携帯電話などの端末にリアルタイムで通知されます。

その情報を得た駅係員が、転落防止、電車との接触防止など安全への見守りや必要なサポートの提供につなげることができるか、運用面を検証します。

2月19日からカメラを設置して検知精度を検証し、4月から駅係員への通知を開始する予定です。

このシステムはコンセントの設置工事が不要なので、多くの駅で実運用展開する場合も、短期間で導入準備ができるとしています。

京阪電鉄は祇園四条駅を先端技術の活用に向けたモデル駅と位置づけ、今回の実験以後も様々な実証実験を展開するそうです。

ITで駅の安全を守る、新しい取り組みが始まります。

《生きるちから舎ニュース 2021年2月17日付》