茨城県土浦市にある水環境保全対策の推進拠点で、霞ヶ浦の水質問題を学ぶ展示室があります。開館は2005年、車椅子で利用できるバリアフリー施設です。
徒歩圏に駅はありません。アクセスは車が便利です。センターのエントランス前が駐車場で身障者用駐車スペースが2台分設けられています。前後左右スペースに余裕がある駐車区画です。
駐車場からエントランスにかけて、施設内はフラットでスペースに余裕があります。
展示室の利用時間は10時から16時30分、入室は16時までです。
センターの出入口はフラットな構造で、2枚の自動ドアを通り入館します。
広くてフラットなエントランスホールで、検温と手指消毒、簡単な記帳をして入館します。
エントランスホールに水槽などの展示物があります。
湖沼環境や大気・化学物質の調査研究を行う施設です。センター棟1Fの半分以上は研究室や実験室です。展示施設はエントランスホールの右側にあります。
展示室は観覧無料です。全く段差のないフラットな施設で、車椅子で問題なく見学できます。
映像資料によるガイダンス展示から、「霞ヶ浦の歴史と暮らし」へと展開します。
現在の霞ヶ浦の生態系を学習する「霞ヶ浦の生きもの」コーナーへと続きます。
展示室中央部にあるテーブル席は「みんなの学び舎」。パネル展示を見ながら自習ができるコーナーです。
展示は水質問題へと展開します。流域の河川に生きる魚類の生態展示があります。
難しいテーマをやさしく解説するデジタル絵本劇場。「清らかな水をめざして」のコーナーにある人気の展示物です。
最後のコーナーは「地球環境を考える」。すべての展示を丁寧に観覧すると、1時間以上はかかる内容の濃い展示室です。展示室から階段で2Fの「交流サロン」へ移動するのが通常のお薦め見学ルートです。
茨城県霞ケ浦環境科学センター棟は2F構造で、2Fにはオープンスペースの「交流サロン」、環境に関する論文や専門書が閲覧できる「文献資料室」、そして研究室などがあります。また屋外には霞ヶ浦を眺望する庭があり、自由に散策できます。バリアフリートイレは1Fと2Fにそれぞれ用意されています。
館内にエレベーターが1基あり、車椅子で2Fへ移動できます。車椅子が利用できるサイズのエレベーターです。
2Fは図書室のような雰囲気です。大きな窓から霞ヶ浦が観えます。
1Fから茨城県霞ケ浦環境科学センターの庭へ、車椅子で出ることができます。
ウッドデッキがありベンチが置かれています。
デッキから霞ヶ浦を観ることができます。
庭には上池が整備されています。お庭全体は多少アップダウンがありますが、無理のない範囲を車椅子で散策できます。
霞ヶ浦をはじめ茨城県内の湖沼と河川の水環境を保全する拠点施設「茨城県霞ケ浦環境科学センター」は、車椅子で見学及び散策ができるバリアフリー施設です。
霞ヶ浦総合公園のネイチャーセンターを別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2022年6月に執筆しました)