神奈川県相模原市の女子美術大学相模原キャンパス内にある「女子美アートミュージアム」は、車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。
女子美は1900年の建学。建学の精神は「芸術による女性の自立」「女性の社会的地位の向上」「専門の技術家・美術教師の養成」です。「美術を通して、女性のもつ無限の力や可能性を引き出す教育と研究を行う」大学です。
女子美術大学相模原キャンパス内の女子美術大学美術館が「女子美アートミュージアム」で、年間6本ほど一般公開される企画展を開催しています。有料企画展の場合は障がい者減免制度があり、障害者手帳の提示で本人の観覧料が無料に減免されます。
車椅子でのアクセス方法です。徒歩圏内に駅はありません。車の利用が便利です。
一般来場者用の駐車場はなく、隣接する「相模原麻溝公園」の無料駐車場を利用します。そこから車椅子で女子美アートミュージアムへアクセスできます。
ミュージアム入口横に1台分、身障者用駐車区画が用意されています。利用したい場合は、大学に事前にお問い合わせください。
美術館のバリアフリー状況です。アートミュージアム専用入口からキャンパス内に入り、「女子美アートミュージアム」入口へ向かいます。この間に屋根はありませんが、移動はバリアフリーで車椅子での通行に問題はありません。
美術館の出入口は自動ドアです。入館すると受付があります。受付の先右手にトイレがあり、綺麗なバリアフリートイレがあります。美術館はワンフロアで、余裕のあるパブリックスペースと広い展示室があります。館内の車椅子での利用に大きな問題はありません。

今回の取材で鑑賞した企画展は「時代をうつす布」。江戸期以後の着物を中心にした「布」の作品の展示です。
作品の一例をあげれば「松竹梅鶴亀模様打掛」。他には子供用の着物、浴衣、豪華な帯・・・。ほとんどは女子美が所有するコレクションからの出展です。
この「女子美染色コレクション」と称される染織品のコレクションは、古代から現代までの世界の染織品を網羅した国内最大級のコレクションということ。エジプトのコプト裂をはじめ、アンデスの染織品、ペルシャの紋織物、インドの更紗、インドネシアのイカットなど、多彩な染織品を所蔵。オンラインでも公開されています。
女子美アートミュージアムは、車利用ならアクセスは容易です。館内はバリアフリーで、車椅子で企画展が観覧できます。
(本稿は2016年7月の取材に基づいています)