2021年6月11日に、国土交通省から「真の共生社会実現に向けた新たなバリアフリーの取組」に関する4つの新たな取組についての大臣指示が発表されました。
その一つが「障害者用ICカードの導入」です。すでに関西圏では導入されている同カードを、関東圏の鉄道事業者、バス事業でも2022年度後半の導入を目指すとしています。
赤羽大臣によると、JR東日本と小田急電鉄からは、導入を目指すことが、すでに国土交通省に報告されています。
官民連携して推進する他の指示事項は、以下の3点です。
・特急車両における車椅子用フリースペースの導入
・ウェブによる障がい者の乗車船券等の予約・決済の実現
・精神障がい者割引の導入促進
国土交通省は2021年度から 5年間の新たな「バリアフリー整備目標」(第3次目標)を策定し、鉄道駅のエレベーターやホームドア整備の加速化等、ハード面を中心とするバリアフリー化を推進しています。
《生きるちから舎ニュース 2021年6月14日付け》