千葉県 道の駅保田小学校 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

千葉県鋸南町に2015年に誕生した道の駅。廃校になった小学校をリノベーションした施設です。2023年には隣接地に「保田小付属ようちえん」が開業しました。

保田小付属ようちえん

旧小学校の校庭が第一駐車場で、屋根付きの身障者用駐車区画が2台分用意されています。

道の駅保田小学校

第一駐車場が満車の場合は、道を挟んだ反対側の第二駐車場へ誘導されます。保田小学校の周辺は傾斜地で、第二駐車場はほぼ未舗装路面です。第二駐車場を利用すると、荒れた路面と坂道を車椅子で通行することになるので、誘導スタッフがいる場合でも車椅子利用を申告して、第一駐車場に入ることをお薦めします。

旧校庭の第一駐車場にある2台分の身障者用駐車区画が満車の場合は、一般区画を利用することになります。一般駐車区画を利用した場合、駐車場から施設敷地内に移動する箇所に小さな段差があります。数か所に簡易型の段差解消スロープが設置されましたが、身障者用駐車区画からアクセスすると段差解消されているので、どこに停めた場合も、車椅子では屋根付きの身障者用駐車区画まで行き、施設敷地内に移動することをお薦めします。

道の駅保田小学校

バリアフリートイレは24時間トイレ棟にあります。スペースに余裕がある個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。

道の駅保田小学校

施設は「元体育館」と「元校舎」で構成されます。元校舎の1Fと2F間はエレベーターが1基あり、車椅子でのフロア間移動は可能です。元校舎の2Fは宿泊施設「学びの宿」。元廊下を利用した「まちの縁側」があり、土足禁止で一般利用可。車椅子ではタイヤを拭いて利用します。また「里の小湯」という有料のお風呂がありますが、入口からすぐに段差があり、車椅子での入場は出来ません。

保田小付属ようちえん

元体育館が「里山市場 きょなん楽市」。農産物直売所兼物産コーナーです。出入口はフラットで自動ドアで、店舗内の通路幅は広く、車椅子で利用しやすいショップです。

道の駅保田小学校

鋸南はお花の栽培が盛んで「きょなん花MARCHE」があります。楽市では「保田小学校に行ってきました」という印字のあるお菓子や、保田小学校の印字のある体操着風のTシャツなど、オリジナル商品が多々販売されています。

道の駅保田小学校

元校舎の1Fは専門店街とインフォメーション。カフェ「cafe金次郎」が営業しています。

道の駅保田小学校

中国料理の店名は「3年B組」です。ほかにイタリア食堂とおふくろの味が自慢の「里山食堂」。雑貨ショップ、市民ギャラリー、ミニコンサートができる音楽室、子供向けの屋内遊具コーナーなどがあります。

道の駅保田小学校

保田小付属ようちえんは旧鋸南南幼稚園を再利用した施設で、食堂と幼児向けの屋内プレイランド、屋外にも遊べる遊具が設置されています。

保田小付属ようちえん

保田小付属ようちえんの駐車場があり、身障者用駐車スペースが設けられています。

保田小付属ようちえん

保田小付属ようちえんもバリアフリー施設です。車椅子での利用に大きな問題はありません。

保田小付属ようちえん

保田小付属ようちえんのバリアフリートイレは、一般的なサイズの個室でウォシュレット付き便器が備えられています。とても綺麗なトイレです。

保田小付属ようちえん

保田小学校と保田小付属ようちえんは、車椅子で利用できる人気の提案型道の駅です。

(本稿は2024年9月に加筆しました)

保田漁港にある人気の食事処「保田漁協直営食堂ばんや」のバリアフリー情報を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。