東京都東大和市、多摩湖畔にある「東大和市郷土博物館」は、車椅子で利用できる施設です。
無料公開される常設展示室、企画展示室、ロビー展示、有料のプラネタリウムなどがある施設です。一部に中二階がある2フロア構造で、エレベーターが1基あります。
バリアフリートイレは1Fに1つ。今回取材時の状況では、ウォシュレット、ユニバーサルベッドなどの設備はありませんでした。
徒歩圏内に駅はありません。アクセスは車が便利です。全19台収容の無料駐車場があり、内2台分が身障者用駐車区画になっています。駐車場からエントランスまでは、段差のない通路を通ります。
博物館の出入口はフラットな構造で自動ドア、車椅子での出入りに問題はありません。
館内に入ると広いロビー空間が広がります。このスペースを利用して、各種展示会などが開催されます。
1Fの奥は企画展示室です。その時々の企画展が開催されます。フラットな構造で車椅子での利用は可能です。
1Fのトイレの奥が、プラネタリウムの入口につながります。プラネタリウムは有料ですが障がい者減免制度があり、本人と介助者1名の観覧料が無料に減免されます。通常、1日3本の上映スケジュールです。
エレベーターで2Fへ上ると、観覧無料の常設展示室があります。室内はフラットでスペースに余裕がある展示です。車椅子での観覧に大きな問題はありません。
東大和市、特に狭山丘陵の歴史、自然、遺跡、文化財などの紹介が展示の中心です。狭山丘陵では太古の時代から人々の営みがありました。
多摩湖の完成は昭和2年、160戸が湖底に沈んだそうです。
「東大和市郷土博物館」は、車椅子で観覧できる博物館です。
多摩湖の景観が楽しめるホテル&レストラン「掬水亭」の情報を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2019年8月の取材に基づいています)