千葉県 道の駅富楽里とみやま 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

道の駅富楽里とみやま

千葉県南房総市の施設で、高速道路と一般道から利用できます。高速道路からは「ハイウェイオアシス富楽里」、一般道からは「道の駅富楽里とみやま」ですが同じ施設です。

道の駅富楽里とみやま

開業は2003年。順次、施設設備の改修を進めています。車椅子からみた現地のバリアフリー状況を紹介します。

道の駅富楽里とみやま

アクセスは車です。一般道からの駐車場、高速下り線からの駐車場、高速上り線からの駐車場があります。

身障者用駐車区画は、一般道駐車場が2台分、高速の上下線駐車場が各1台分です。高速駐車場の身障者用区画は屋根付きです。

道の駅富楽里とみやま

身障者用駐車区画が満車だった場合、1Fの一般道駐車場は広く、かつ第三駐車場まであるので、スペースが広く使える駐車区画を探すことができる可能性が高いと思われます。

一方、高速道路の駐車場は上下線とも広くはなく、休日の混雑時間帯は、一般駐車区画が満車になることもあるようです。そのような混雑状況であった場合は、1台分の身障者用駐車区画が使われていると、車椅子での乗降に苦戦する可能性があります。なるべく混雑ピークを外した利用をお薦めします。

道の駅富楽里とみやま

1Fと2Fにそれぞれ屋外型トイレがあり、バリアフリートイレが各1つ用意されています。1Fのトイレは一般的なスペースの個室でウォシュレット付き便器が備えられています。

道の駅富楽里とみやま

2Fのトイレは2021年3月に改修されました。内外装はあまり変わっていませんが、便器が新しくなっています。

道の駅富楽里とみやま

1F施設内トイレ、2Fレストラン内トイレには、バリアフリートイレはありません。

1Fの駐車場付近から、施設エントランスの周辺にかけて、ほぼフラットな舗装路面で、車椅子での移動が可能です。

道の駅富楽里とみやま

施設の出入口には気になる段差はありません。

道の駅富楽里とみやま

道の駅富楽里とみやまの1Fはショップです。農産物直売「豊作市場」、物産品コーナー「味楽来市場」、岩井富浦漁協直営「大漁市場」などが並びます。2022年3月から、リニューアル工事が行われます。その間は仮店舗での営業になるようです。

店内はフラットで売り場の通路幅は一般的なサイズ。車椅子で買い物ができます。ただし「豊作市場」は、特に午前中混雑します。混みあうと車椅子での移動に苦戦します。

施設内にエレベーターが1基あります。カゴのサイズは大きくはありません。一般的な車椅子と2名でいっぱいです。大型の車椅子でリクライニングが倒れていると、カゴに入らない可能性があります。

道の駅富楽里とみやま

高速道路から直結する2F駐車場から施設2F入口付近まで、ルートを選べば、ほぼ段差なく車椅子で移動可能です。

道の駅富楽里とみやま

2Fにはラーメン店など4軒のテイクアウト店、イートインコーナー、地域交流ふるさと情報展示コーナー、インフォメーションコーナー、そして岩井富浦漁協直営の海鮮レストラン「食事処網納屋」などがあります。1Fよりも全体的にスペースに余裕があり、車椅子で利用できます。

道の駅富楽里とみやま

海鮮レストランは人気店です。休日のランチタイムは、ウェイティングがかかることが珍しくありません。席は座敷とテーブル席が半々。可動式のテーブル席を確保できれば、車椅子で利用できます。

道の駅富楽里とみやま

人気の施設です。混雑が予想される日時に車椅子で利用される場合は、高速道路からの2F「ハイウェイオアシス富楽里」駐車場は、苦戦するリスクがあります。一般道からの1F「道の駅富楽里とみやま」の駐車場は、何とかなる確率が高いはずです。

(本稿は2022年2月に加筆しました)

「道の駅和田浦WA・O!」を別稿で紹介しています。ご参照ください。