福島県湯川村の「道の駅あいづ」は、会津盆地の真ん中に二つの町村が共同設立した道の駅です。車椅子から見た現地のバリアフリー状況を紹介します。
メイン棟には直売所、物産館、レストラン、観光情報コーナー、他に独立したトイレ棟、そしてもう一棟地域住民向けの施設棟があります。駐車場は広く、裏手に第二駐車場があります。大型の道の駅です。
道の駅の正式名称は「道の駅あいづ 湯川・会津坂下」。立地は湯川村ですが、会津坂下町と湯川村が共同で設立した施設です。二つの町村が共同出資した道の駅は、ここが全国で初という情報です。
バリアフリートイレはトイレ棟内に3つ、更にメイン棟の中に屋内トイレがあり、綺麗なバリアフリートイレが用意されています。
ハード構造はゆとりのある設計なのですが、直売所と物産館の店舗内の通路幅は、それほど広々していませんが、狭くて車椅子で移動できないわけではありません。
メイン棟の前は広い屋外空間を確保しています。そのため身障者用駐車区画は、独立トイレ棟の前に、屋根付きで3台分あります。メイン棟の前にありそうに思えますが、その手前にあります。
メイン棟内にあるレストランも大規模で、フラットな構造でスペースに余裕があります。一般的な車椅子利用者なら、問題なく利用できます。「道の駅あいづ」はバリアフリー構造の新しい施設です。
福島の裏磐梯のバリアフリー観光情報を別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。
(本稿は2018年4月の取材に基づいています)