2020年9月29日から、皇居東御苑内で「江戸城天守復元模型」の常設展示が始まりました。車椅子での観覧方法を紹介します。
なお東御苑全般の情報は、別稿「皇居東御苑 車椅子散策ガイド バリアフリー情報」を参照してください。

江戸城天守復元模型が展示されるのは、皇居東御苑の本丸地区「本丸休憩所」に隣接して建てられた「本丸休憩所増築棟」です。観覧は無料。原則、皇居東御苑の開園日は見学できます。

皇居東御苑の本丸地区に行く、もっともアップダウンが少ないルートは、「北桔橋門」からのアクセスです。「天守台」の横を通り、「本丸休憩所増築棟」を目指します。ただし園外から北桔橋門までのアクセスはあまり便利ではなく、かつ「代官町通り」の坂道を通行します。

「大手門」からは、「大番所」の先から、傾斜のきつい坂道を上がります。

「平川門」からは、「梅林坂」の上り坂が車椅子の難所です。

現時点では、コロナ対策で混雑時の入場制限と、検温が行われています。本丸休憩所増築棟の入口から、入場者の動線が区画されています。入場待ち列ができている場合は、前の人の間隔を十分にとり、その列に並びます。フラットな舗装路面なので、車椅子で列に並ぶことはできます。路上看板に待ち時間の目安が掲示されています。

途中で検温をします。そのままスタッフの誘導に従ってください。増築棟内の観覧者は、10名程度を上限にしています。退出者がでると、その人数分が棟内に誘導されます。入口で手指の消毒をしてください。

江戸城天守復元模型を四角く一周して観覧します。段差はなく、見学通路の幅は余裕があるので、問題なく車椅子で観覧できます。

四角の見学ルートの各辺上に、江戸城天守に関する解説が平面的に掲示されています。高さが低いので、車椅子からでも解説を読むことができます。

復元模型の概要です。江戸城の中心であった本丸には,慶長期、元和期、寛永期と3度にわたり天守が築かれました。その中から、資料が多く残り、確かな時代考証ができる寛永期の天守を、宮内庁が約2年をかけて復元しました。模型のスケールは30分の1で、高さは約2mです。

2020年3月から公開される予定でしたが、コロナ禍で延期されて9月の公開になりました。

皇居東御苑内の本丸地区へのアクセスにやや苦戦しますが、本丸休憩所増築棟まで行くことが出来れば、江戸城天守復元模型は車椅子で観覧できます。
(本稿は2020年10月に執筆しました)