厚生労働省から令和2年5月13日付で発信された事務連絡に「就労継続支援事業等における在宅でのサービス提供の支援事例」が別添されました。就労支援A型とB型、就労移行支援・就労定着支援の事業者が、現在おこなっている在宅サービスの実例です。その中から一部を抜粋し、読みやすいように編集して紹介します。
[賃金につながる自宅での仕事]
・製造販売している自社製クッキーのチラシやPOPなどの製作
・事業所の事務データの入力作業や請求書発行業務
・筆の縫い作業、完成品の写真をLINEで送信してもらい出来栄えをチェックする
・紙の貼り付け作業
・部品の検品作業(45分から60分程度の作業量)
・受注している機関誌の作成作業
・受注した名刺の校正作業
・事業所HPの更新作業
・花や野菜の苗の販売するための栽培
・一日500枚の部材折作業
[自宅での学習支援]
・自宅用のクッキーをつくる
・仕事に関連する書籍類の提供
・エクセルの勉強、タイピングの練習
・課題図書を設定し感想文を書き、支援者と感想を述べあう
・iPadを活用した学習プログラム
・計算プリント、漢字プリントの学習
・ビジネスマナーQ&Aシートの学習
・ZOOMを使った職員とのマンツーマンによる就職面接練習
・履歴書の下書き
[利用者の状況の確認]
・朝夕のいつもの時間に電話連絡をする
・睡眠時間、体温などを記録し提出
・作業状況の確認と質疑応答などはSlackを使用
・オンライン朝礼、夕礼
・ZOOMをつかった全員での朝礼夕礼
・散歩、食事、洗濯掃除などの日常を写真に撮り報告してもらい評価する
以上のような在宅サービスが紹介されています。
《生きるちから舎ニュース 2020年5月15日付》