国立西洋美術館開館60周年記念企画展「ル・コルビュジエ」は、2019年2月19日から5月19日の開催。会場は本館です。本企画展開催中、企画展示室はクローズ。常設展は新館だけのスペースに縮小されます。企画展「ル・コルビュジエ」は、障害者手帳の提示で本人と介助者1名の観覧料金が無料に減免されます。
「ル・コルビュジエ」の会場入口は、いつもは常設展の入口になります。会場に入るとそこは「19世紀ホール」。コルビュジエ設計の見どころとしては、天井部の三角窓「トップライト」、作品を下から照らせる「床照明」、そして建築的なプロムナードとして設計された2階へ通じる「スロープ」。この本館にはエレベーターはなく、1階と2階はこの「スロープ」と、階段しかありません。「19世紀ホール」1Fのみ、写真撮影が許可されています。
1Fではコルビュジエが設計した建築物の模型などが多数展示されます。それらの見学を終わると、車椅子でスロープを上り2Fへ向かいます。このスロープは傾斜が急なため、美術館の安全基準では、車椅子利用者はスタッフが介助してスロープを上ることになっています。
別の車椅子利用者が介助を受けてスロープを上った直後にスロープの近くにいったところ、すぐに別のスタッフが来て「お手伝いします」と声をかけていただきました。介助を受けながら聞いたところ、いつもの常設展開催期よりも多数の来場者が見込まれるため、スタッフが増員されているそうです。
いつもは常設展で松方コレクションが並ぶ2Fが本展の中心です。展示のテーマは1920年代の若きコルビュジエ。パリで「ピュリズム(純粋主義)」の運動を推進した時代の作品展示などです。この時期を経て、コルビュジエは近代建築の旗手に生まれ変わりました。様々な作品や関連グッズが展示されています。会場はフラットで車椅子での移動には問題はありません。
壁掛け展示の作品の車椅子からの鑑賞は問題がありませんが、上から覗く展示ケースは背が高く、車椅子からでは鑑賞できません。そういう展示ケースが複数使用されています。
「ル・コルビュジエ」は本館2F全域を使用しています。鑑賞が終わると新館へ移動。新館はいつもの通りの常設展会場です。新館2Fからエレベーターで1Fへ下りて退出します。
世界遺産で「ル・コルビュジエ」の原点を観る、というのが企画展のコピーです。「ル・コルビュジエ」に生まれ変わる前の、本名「ジャンヌレ」時代の活動を知る企画展です。