東急プラザ銀座 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

2016年に開業した「東急プラザ銀座」。メインエントランスはエスカレーターを利用する設計です。そして三菱電機の「METoA Ginza」を併設。直感では分かりにくい車椅子で館内を移動するルートと、バリアフリー状況を紹介します。

東急プラザ銀座

表参道の東急プラザと同様、1F路面からエスカレーターで3Fに上がるのがメインルートです。1F路面からの車椅子での入口は、晴海通り側にはなく、西銀座通り側と、反対の数寄屋橋公園側にあります。

東急プラザ銀座

西銀座通り側1Fは、街路向きの店舗が並んでいます。数寄屋橋公園側の1Fは、街路向きに屋台のようなお店があり、飲食等を販売しています。

2018年現在、数寄屋橋公園側の1F出入口は、段差があるので車椅子利用者は西銀座通り側1F出入口の利用が推奨されています。数寄屋橋公園側には5cmほどの段差がありますが、段差解消スロープが置かれているので、それがクリアできる方であれば、数寄屋橋公園側の車椅子での出入りは可能です。

東急プラザ銀座

1F路面から建物内に入ります。中央部のやや晴海通り寄りにある系統のエレベーターは、B2から11Fまでの各階を結びます。ただし、屋上の「キリコ テラス」まで行くのは、その内1基だけです。

東急プラザ銀座

建物の中央インドア内にあるエレベーターは、1F・3F・6F・8F・9F・10F・11Fの運行。他の階には構造的に停止しません。さらに3基あるエレベーターの内1基は、1Fと8F・9Fの免税店フロア専用となっています。

東急プラザ銀座

バリアフリートイレは各階にはありません。配置されているフロアは、B2・6F・10F・11F。以上の4フロアです。

西銀座通り側の1Fは街路向きの店舗が並んでいます。これらの店舗を利用する場合は、外の歩道からそのまま各店舗へ入ります。基本はバリアフリー設計ですが、一部の1F店舗は店舗内が2フロア構成で階段のみです。店舗内の2F売り場へ、車椅子では上がれない店舗があります。

東急プラザ銀座

6Fには「キリコ ラウンジ」。2フロアの高さを有している広々した空間です。7Fはこのラウンジの上部が無い構造です。

東急プラザ銀座

各フロア内はフラットでバリアフリー仕様です。屋上「キリコ テラス」は、段差箇所にはスロープがあるので車椅子で利用できる空間です。

グルメ店のバリアフリーレベルはそれぞれです。10Fと11Fには、車椅子利用を意識した設計ではないグルメ店があります。B2のイートイン店舗は、ほとんどが車椅子では苦戦する狭いお店です。

物販ショップはバリアフリーなお店がほとんどですが、店舗内に段差のあるショップ、店内通路が狭いショップが、数店舗あります。

METoA Ginzaのバリアフリー状況です。三菱電機がプロデュースする入場無料の施設で、東急プラザ銀座内新橋寄りの1Fから3Fにあります。1Fには外から入場できる専用入口があり、2Fと3Fは「東急プラザ銀座」からそのまま出入りが出来ます。いずれも車椅子での利用は可能です。

東急プラザ銀座

METoA Ginza 内に、1Fと3Fをつなぐ専用エレベーターが1基あります。このエレベーターは三菱電機の音響技術を用いたサラウンドシステム付きです。

東急プラザ銀座

有楽町から銀座にかけて、地下鉄駅と連絡した地下通路があります。東急プラザ銀座はB2で地下通路に直結していますが、この地下ルートは現時点では完全なバリアフリーではありません。丸の内線に向かうルートなど、場所によっては段差があります。バリアフリー改修がこれから進むはずです。最新の情報を確認して地下通路を利用してください。

新しい施設なので館内はバリアフリーです。変則的な構造を把握すれば、東急プラザ銀座は車椅子で快適に利用できます。

銀座四丁目交差点のランドマーク「銀座プレイス」のバリアフリー状況を、別稿で紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2017年に執筆しました)

松屋銀座 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

銀座三丁目の地に大正14年から建つ「松屋銀座」。銀座を代表する商業施設です。2013年に30億円をかけてリニューアルを実施しましたが、車椅子で松屋銀座を利用するには、注意すべきことがあります。松屋銀座のバリアフリー状況を紹介します。

松屋銀座

決定的なバリア構造箇所はB2で、エレベーターがなくエスカレーターのみです。車椅子でB2は利用できません。B1とB2は食品のフロア。B2は生鮮食品を中心にしたフロアです。

松屋銀座

B1はエレベーターで行くことができます。ただし1F止まりで、B1へ通じていない系統のエレベーターがあります。上層階から車椅子でB1に向かう際には、エレベーターの行先階表示を確認してください。

松屋銀座

バリアフリー用トイレがあるのは1Fと8Fの2か所だけです。トイレ自体はとても綺麗な設備です。

松屋銀座

松屋専用駐車場はほぼすべて機械式です。第一駐車場に身障者用駐車区画がありますが、1台分だけです。

松屋銀座

8Fイベントスクエアで開催される様々な展覧会は、ほとんどが入場料1,000円前後の有料企画ですが、障害者手帳の提示で本人と介助者1名の入場料が無料に減免されます。イベントスクエア内はバリアフリーで、車椅子での鑑賞は可能です。

松屋銀座

エントランス部や店内はフラット構造。各フロア内は車椅子で快適に移動出来ます。エレベーターやトイレの現状を理解して、松屋銀座を車椅子で利用してください。

「銀座三越」のバリアフリー状況を別稿で紹介しています。ご参照ください。

(本稿は2017年の取材に基づいています)

銀座三越 車椅子買物ガイド バリアフリー情報

銀座のランドマーク「銀座三越」。元々は二棟の建物を一体化したため、車椅子で利用すると思わぬ段差があるフロアがあります。車椅子からみた銀座三越のバリアフリー状況を紹介します。

銀座三越

銀座四丁目に建つ銀座三越は、様々な建築制限をクリアしたリニューアルを行っています。交差点からみると8階建ての建物に見えますが、実際にはB4から12Fまでの構造で、M2とM5フロアもあります。車椅子で利用する場合、多頻度の上下階移動と同フロア間移動での思わぬ段差に注意する必要があります。

銀座三越

旧本館と旧新館が組み合わさった構造です。それぞれの1Fと2Fは構造的に分離しています。1Fは地上通路で連絡しますが、2Fは全く連絡しません。そのため旧本館の2階を2F、旧新館の2階をM2としています。

銀座三越

同様の表記で5FとM5があります。このフロア間は段差がありますが、エレベーターで車椅子で移動できます。そしてM5と6F間も、車椅子では段差をエレベーターで解消する構造です。

銀座三越

8Fも旧本館と旧新館で段差があります。このフロアはエレベーターに加え、段差解消スロープが設置されています。

銀座三越

エレベーターは2系統。5Fと8F間はもう1基、段差解消用エレベーターがあります。2系統のエレベーターに、それぞれ車椅子ベビーカー優先エレベーターが1基指定され、多言語でその趣旨が案内されています。それでも運が悪いとエレベーターはかなり待ちます。混雑時はこの点を覚悟して下さい。

銀座三越

銀座の中心地なのでアクセスは抜群です。地下鉄駅とは段差解消エレベーターを利用してB1に直結。B4フロアは駐車場で身障者用駐車スペースがあります。ただし地下駐車場は満車になることが多いので、周辺にいる三越の看板を掲げた駐車場スタッフに、車椅子利用の旨を申告相談して誘導に従ってください。

銀座三越

車椅子でのお薦め観光スポットは、9Fの「銀座テラス」です。テラスはバリアフリー。屋内のテラスルームから、屋外のテラスガーデンまで、車椅子で利用できます。

銀座三越

銀座テラスには、歴史ある銀座出世地蔵が鎮座しています。神社は「三囲(みめぐり)神社」。弘法大師の建立で三井家の守護神です。車椅子で参拝できるバリアフリー神社で、小さな社務所がありスタッフが1名常駐。おみくじやお守りなどを頒布していただくことが出来ます。銀座四丁目で、出世と商売繁盛、家内安全を祈願できます。

銀座三越

銀座テラスの高さは、和光の時計台とほぼ同じ。テラスから眺める和光時計台の景観もお薦めです。銀座四丁目の時計台をバックにした自撮も、高い場所からなら頑張れば可能です。

銀座三越

8Fは「空港型市中免税店」があります。お買い物が出来るのは、出国チケットがある外国人観光客だけ。商品の引き渡しは出国手続き後の空港になります。この売り場が誕生した当初、ここには「ゴールデンパンダ」が鎮座していました。現在はいません。

銀座三越

旧新館の晴海通り側1Fにはフラワーショップが入店。そのお店の横の出入口が「フラワー口」。季節によりますが、花のディスプレイが登場することもあります。

銀座三越

銀座三越は、慣れないと構造が分かりにくいかもしれませんが、車椅子で利用できます。バリアフリートイレは数多くあり、ユニバーサルベッド(大型の介助シート)を備えたバリアフリートイレがあります。銀座の老舗は改装が進みました。いまでは先端のバリアフリー施設です。

銀座四丁目交差点にある「銀座プレイス」のバリアフリー状況を別稿で詳しく紹介しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2018年に執筆しました)