創建は9世紀と伝えられる東京都中央区日本橋の古社です。長くビルの屋上などに鎮座していましたが、2014年にコレド室町の開発にあわせて、現在の社殿に遷座しました。二代将軍秀忠公が付けた別名で「芽吹稲荷」とも称されます。
拝殿は階段の上です。車椅子ではエレベーターを利用して参拝します。

社殿を正面からみて左側にエレベーターがあります。駐輪場行きの自転車を収容するエレベーターなので、かごのサイズは余裕があります。

エレベーターで拝殿の高さに上がります。社殿の横、絵馬かけの前に出ます。

そのままフラットな舗装路面を移動して拝殿の前に進むことができます。

手水舎は拝殿を正面からみて右側にあります。車椅子から手を浄めることができる構造です。

福徳神社は江戸時代「富くじ」の神社。金運の神様として信仰されてきました。神狐が護る拝殿には宝くじの当選を祈願する神具があります。

三宝の上に宝くじを載せて「神楽鈴」でお祓いをします。はずれくじを納める箱も置かれています。

拝殿の横には「おみくじ撮影台」があります。写真撮影をしてからおみくじを境内に掛けて結んで帰ります。

福徳神社には鎮守の森「福徳の森」があります。広さは約1,000㎡、2016年に整備されました。

中央部は広場で、イベント会場にもなります。

広場を挟んで反対側には、医薬の始祖を祀る「薬祖神社」が鎮座しています。祠の右側から段差迂回スロープを通行して車椅子で参拝できます。

日本橋の福徳神社は、エレベーターを利用して車椅子で参拝ができる神社です。
(本稿は2022年4月に執筆しました)
















