花の天神様 亀戸天神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

東京都江東区の亀戸天神社は、藤まつり、菊まつりで名高い花の天神様です。境内はバリアフリーとはいえませんが、拝殿の階段の下からにはなりますが車椅子で参拝ができないことはありません。現在の社地は江戸幕府四代将軍家綱公が寄進され、1662年に太宰府の社にならい、社殿、回廊、心字池、太鼓橋が造営されました。

亀戸天神社

アクセスは亀戸駅または錦糸町駅から徒歩12分程度です。東門側に参拝者用の無料駐車場があります。藤まつり、菊まつり、お正月などは駐車場が大変混雑するので注意してください。バリアフリートイレはありません。藤まつりと菊まつりの期間は、仮設タイプのバリアフリートイレが設置されます。

車椅子での参拝ルートです。通常の参拝ルートである鳥居の下は階段で、その先の太鼓橋「男橋」は車椅子では通行できない傾斜があります。社殿に近い太鼓橋「女橋」も、車椅子での通行は困難な傾斜です。

亀戸天神社

車椅子では境内に沿って左右どちらかに迂回してください。左右どちらにも段差を回避して境内に入る箇所があります。境内は未舗装路面ですが、石畳風の舗装通路が敷かれています。

亀戸天神社

藤棚の近くの通路へも車椅子で行くことできます。ただし藤まつり期間は屋台が出店して通路が狭くなり、境内は混雑しています。車椅子ではピーク時間帯をずらした参拝をお薦めします。

亀戸天神社

菊まつりの期間は、藤まつりに比べれば境内は混みません。週末でも車椅子で菊まつりを楽しむことができるはずです。

亀戸天神社

近年は、スカイツリーをバックにしたスカイツリー菊人形が楽しめます。

亀戸天神社

拝殿と賽銭箱は階段の上です。車椅子では段の下からの参拝になります。撫で牛は未舗装路面を通りますが車椅子で近づけます。

亀戸天神社

亀戸天神社は東京十社です。別稿で「東京十社めぐり 車椅子参拝が出来るバリアフリー神社情報」を掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2022年8月に執筆しました)

文化歴史発信拠点 亀戸梅屋敷 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

東京都江東区、JR亀戸駅から北に約400mの場所にある「江戸・下町・亀戸の粋な歴史と文化を世界に発信する拠点」です。オープンは2013年。車椅子で利用できる施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

亀戸梅屋敷

明治通りと蔵前橋通りの交差点「亀戸4丁目」にあります。周囲はアップダウンがない地形で、道路は歩道が整備されています。どの方面からでも、大きな問題はなく車椅子でアクセスできます。施設前の敷地は有料駐車場です。車でのアクセスも可能です。

亀戸梅屋敷

街の駅のような2棟構成の施設です。「福亀館」には、お菓子など亀戸、あるいは江戸に由来する名産品が並ぶお土産ショップ「亀戸名産店」と、「江戸切子ショップ」があります。

連結した別棟「文芸館」には、名品が展示される入場無料の「江戸切子ギャラリー」、寄席などが開催される「多目的ホール」、そして休憩所「浮世絵サロン」など入ります。

亀戸梅屋敷

出入口は段差解消スロープがあります。

亀戸梅屋敷

館内の通路は一般的なサイズで、車椅子での移動は可能です。特に「江戸切子ギャラリー」はスペースに余裕があり、車椅子でゆっくり名品を鑑賞できます。

亀戸梅屋敷

施設の入口には、「スタッフに声をかけてください」と記載された障がい者マークが掲示されています。心のバリアフリーに積極的に取り組む施設です。

亀戸梅屋敷

バリアフリートイレは「文芸館」に1つ用意されています。

亀戸梅屋敷

スペースに余裕がある綺麗なトイレです。ウォシュレット付き便器が備えられています。

亀戸梅屋敷

亀戸梅屋敷は江戸時代に実在した、150m枝が伸びる梅の銘木があった屋敷の俗称です。歌川広重が「名所江戸百景」でこの梅を描き、有名になりました。現在の亀戸梅屋敷にも、梅が植栽されています。

亀戸梅屋敷

車椅子利用者には、心のバリアフリーの掲示が心強い。亀戸梅屋敷は、車椅子で利用できる、亀戸の文化と歴史の発信拠点です。

近隣にある「スポーツの神 亀戸香取神社」を別稿で掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2020年11月に執筆しました)

スポーツの神 亀戸香取神社 車椅子参拝ガイド バリアフリー情報

創建は665年。東京都江東区に鎮座する「スポーツ振興の神」です。現社殿は1988年に造替。拝殿は階段の上なので、車椅子では段の下からの参拝になります。車椅子からみた、境内全体のバリアフリー状況を紹介します。

スポーツの神 亀戸香取神社

蔵前橋通りから始まる参道は、飲食店などが並ぶ「勝運商店街」です。舗装された車道と歩道はバリアフリー改修済みで、段差が解消されています。車椅子で通行しやすい路面の参道商店街です。

スポーツの神 亀戸香取神社

参道から鳥居をくぐり境内に入ります。境内の参道は舗装路ですが、中央部は石畳風のゴツゴツした路面です。車椅子では参道の端を通行します。ただし社殿近くになると、端の舗装路がなくなります。

スポーツの神 亀戸香取神社

最後はゴツゴツした路面を通行しなくてはなりません。

スポーツの神 亀戸香取神社

境内の入口にトイレがあり、バリアフリートイレが1つ用意されています。

スポーツの神 亀戸香取神社

明治通り側にも境内への出入口があります。ここからの舗装参道は、中央部がデコボコの少ない路面です。

スポーツの神 亀戸香取神社

参道を進むと左手に手水舎があります。手水舎は段差やデコボコを乗り越えるか、あるいは砂利路面を進むか、いずれにせよ車椅子での利用はかなり苦戦します。その横に建つ「亀戸大根之碑」の周囲は砂利路面です。車椅子で接近するのは苦労します。

スポーツの神 亀戸香取神社

社殿手前の明治通り側に、4つのお末社が建ち並ぶエリアがあります。この一帯はやや深い砂利路面で、舗装路は間隔がある石畳です。車椅子での移動そして参拝は苦戦します。

スポーツの神 亀戸香取神社

触れるとパワーを授かり健康になる「勝石」。石まで参道から舗装路が続きます。しかし舗装路面から勝石までは、微妙な距離があり、車椅子から手を伸ばして届くかどうか、ギリギリです。

スポーツの神 亀戸香取神社

社殿の手前に「大国神」と「恵比寿神」が鎮座します。2003年に復元された井戸から沸く水を、ご神体に掛けてお参りします。自分の痛いところを洗い清めると、ご神徳を授かります。ちなみにこの境内の井戸が亀戸の地名の由来になった、とも伝承されています。

スポーツの神 亀戸香取神社

舗装路面を通り、二体の正面には車椅子で問題なく移動できます。ただし柄杓で水をすくい、ご神体を浄める場所は二体の裏側です。裏側は未舗装でデコボコがある砂利路面です。しかも車椅子から手を伸ばさないと、柄杓に届きません。一般的な車椅子利用者にとっては、自分の痛いところを洗い清めることはかなり困難です。

スポーツの神 亀戸香取神社

手水舎、社殿、水掛神、お末社、いずれもバリアポイントが多く、亀戸香取神社は作法通りの車椅子参拝は困難です。しかし少々無理をすれば、境内を車椅子で移動することはできます。そしてひょっとすると、一流アスリートの祈願やサインを見学することができます。

近隣に亀戸の文化を世界に発信する拠点「亀戸梅屋敷」があります。別稿で掲載しているので、ぜひご覧ください。

(本稿は2020年11月に執筆しました)