アーティゾン美術館 車椅子観覧ガイド バリアフリー情報

東京都中央区京橋のアーティゾン美術館は1Fから6Fのフロアを使用した施設で、一般来館者の上下階移動はエスカレーターを利用する構造です。車椅子利用者はスタッフの誘導を受けてエレベーターを利用します。

各フロア内はバリアフリー仕様で、車椅子での移動や観覧は問題なくできます。車椅子での上下階移動ルートと、知っているとアーティゾン美術館がもっと楽しくなるポイントを紹介します。

アーティゾン美術館

東京駅、日本橋駅、京橋駅から徒歩5分の案内です。アーティゾン美術館は来館者用の駐車場はありません。地下通路と直結したルートもないので、来館者は全員正面エントランスから入館します。エントランスはバリアフリー仕様で、車椅子で問題なく入館できます。

アーティゾン美術館

美術館エントランスの隣の出入口は、高層階オフィスフロアのエントランスです。

アーティゾン美術館

アーティゾン美術館は入館予約制で、観覧券は事前購入できます。そして観覧料の障がい者減免制度があり、本人と介助者1名が無料に減免されます。障がい者減免制度を利用して観覧する場合は、事前に入館予約システムで無料観覧券を購入します。

美術館展示室への入口は3Fです。事前予約済みで、有料または無料の観覧券を購入済みの方は、エントランスから3Fに直行するエスカレーターを利用します。事前予約をしていない方、観覧券未購入の方は、1Fで購入手続きを行います。

アーティゾン美術館

車椅子利用者は1Fから3Fへスタッフの誘導に従ってエレベーターで移動します。このエレベーターは3Fまでのエレベーターです。

3Fで事前購入した有料または無料の観覧券を提示して美術館展示室に入室します。

アーティゾン美術館の展示室は4Fから6Fの3フロアです。一般来館者は3Fからエスカレーターを利用して各階の展示室に移動します。

アーティゾン美術館

車椅子利用者はスタッフの誘導を受けて2基ある館内エレベーターを利用して上下階移動します。このエレベーターは3Fから6F間のエレベーターで、スタッフが操作しないと利用できません。

今回取材時は、最初に6F展示室を観覧し、次に5F、最後に4Fの展示室を観覧する順番が勧められました。そうすると各階のスタッフの誘導がスムースになるようです。もちろん、4Fを観覧後にもう一度5Fに戻ることを希望すれば、誘導していただけます。

アーティゾン美術館

2Fにミュージアムショップがあります。展示室を観覧後に立ち寄る場合は、3Fから6F間のエレベーターを利用して3Fに戻り、そこで再度スタッフの誘導を受けて1Fと3F間のエレベーターに移動し、2Fで下りることを希望してください。

ミュージアムショップ利用後は、2Fにいる警備スタッフに1Fへ下りる希望を伝えて、誘導を受けて1Fと3F間のエレベーターをまた利用します。

バリアフリートイレはほぼ各階に用意されています。下の写真は5Fのトイレです。スペースは一般的なサイズの個室で、ウォシュレット付き便器、オストメイト装置が備えられています。

アーティゾン美術館

ここからは知っているとアーティゾン美術館がもっと楽しくなるポイントを紹介します。

美術館正面エントランスの横に、巨大な円柱が建っています。

アーティゾン美術館

この円柱は3Fからガラス面に囲まれた吹き抜け空間を貫いています。これはアートです。

アーティゾン美術館

そしてもう一本の円柱は、アート作品の背景に4Fと5F展示室入口の空間に出現します。

アーティゾン美術館

展示室内だけではなく、館内に見ごたえのある空間が演出されています。

アーティゾン美術館

4Fと5Fの展示室内に吹き抜け空間があり、開放的なアクセントになっています。

アーティゾン美術館

5Fから4F展示室を見下ろすことができます。展覧会によって様々な演出ができそうです。

アーティゾン美術館

展示室の天井には数多くのLEDスポットライトが設置されています。この照明器具はアーティゾン美術館が開発したもので、展示作品を照らす最適な光の演出ができます。

アーティゾン美術館

ジャコメッティ作品は光と影で演出されています。

アーティゾン美術館

スポットライトに照らされたモネの一枚です。

アーティゾン美術館

展示室の外にある作品も、スポットライトで照らされています。無線システム制御でタブレット端末で制御できるLEDスポットライトです。

アーティゾン美術館

4F展示室には、館内で唯一ガラスケース内の展示コーナーがあります。これは古美術品などを展示するための設備です。今回取材時は雪舟の作品が展示されていました。

アーティゾン美術館

展示室内のフローリング床の目地は空調設備です。床全体から空気を吹き出し、天井から換気しています。

アーティゾン美術館

5Fと4Fの展示室には「VIEW DECK」があります。

アーティゾン美術館

大きなガラス面で囲まれた開放的なデッキです。

アーティゾン美術館

5Fのビューデッキは奥行きがあり、京橋の街を広く眺望します。

アーティゾン美術館

チームラボによる「デジタルコレクションウォール」が4Fと5Fに設置されています。タッチするとアーティゾン美術館のコレクションが華やかに映し出されます。

アーティゾン美術館

デジタル化されたコレクションデータを参照できるスペースが用意されています。

アーティゾン美術館

この部屋の内装は凝っています。高い天井に向かって印象的な木材のアクセントが施されています。

アーティゾン美術館

1Fにはカフェがあります。カフェの側面にある大型ガラス9枚は電動回転扉で、開けるとオープンカフェになります。

アーティゾン美術館

アーティゾン美術館は23階建ての「ミュージアムタワー京橋」の中にあります。このエリアは中央区のハザードマップで浸水の危険があるとされています。

アーティゾン美術館

ビルの非常用発電機などの災害対策設備は、美術館の上階8Fと9Fに設置されています。アーティゾン美術館の展示室が1Fではなく4F以上なのは、浸水リスクが考慮されたためです。そのような認識をもって、車椅子でエレベーターを利用してください。

アーティゾン美術館

アーティゾン美術館は、車椅子で上下階移動する際は、全フロアでスタッフの誘導を受けてエレベーターを利用しなくてはなりませんが、素晴らしいコレクションと先進的設備と演出があるバリアフリー美術館です。

別稿で「個性が輝く東京の美術館 お薦めの穴場的アートスペース」を掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2022年5月に執筆しました)

京橋エドグラン 明治屋京橋ストアー 車椅子利用ガイド バリアフリー情報

東京都中央区京橋の「京橋エドグラン」と「明治屋京橋ストアー」は、車椅子で利用しやすい商業施設です。現地のバリアフリー状況を紹介します。

京橋エドグラン」と「明治屋京橋ストアー

京橋エドグランB1は、地下鉄京橋駅に直結しています。またB2地下駐車場もあります。車椅子で便利にアクセスできる施設です。

京橋エドグラン 

京橋エドグランのバリアフリー状況です。京橋エドグランの一般商業フロアはB1と1Fがメインで、2Fから6Fにも店舗があります。

京橋エドグラン」と「明治屋京橋ストアー

B2から3F、B2から6Fの2系統のエレベーターがあります。各フロア内はフラットな構造で、車椅子で移動可能です。

京橋エドグラン 

バリアフリートイレはB1、1F、3Fに用意されています。

飲食店はフラットで稼働式テーブル席のお店が多く、8割方は車椅子で利用できます。ただし一部、足の長い椅子席、店内通路が狭いなど、車椅子では利用に苦戦するお店があります。

京橋エドグラン

明治屋京橋ストアーのバリアフリー状況です。店内出入口の床面に小さな段差がある構造ですが、今回取材した時点では1カ所を除いて段差がなだらかになるように、補修改修されていました。車椅子にほとんど衝撃を受けずに入店が可能です。

明治屋京橋ストアー

店内通路幅は余裕があります。ほとんどの什器は車椅子から手が届きます。ワンフロア構造のお店で、店内にはトイレはありません。明治屋の旗艦店の一つ、京橋ストアーは車椅子で買い物が出来るお店です。

明治屋京橋ストアー

京橋エドグランならではの特徴を3点紹介します。

一般商業フロアのパブリックスペース各所に、立派な椅子やソファーが配置され、自由に利用できます。

B1には「北原コレクション」が展示されています。車椅子から鑑賞できます。

京橋エドグラン」と「明治屋京橋ストアー

B1と1Fにかけて「中央区観光情報センター」があり、多言語対応しています。

京橋エドグランと明治屋京橋ストアーは、車椅子で利用できるバリアフリーな商業施設です。

別稿で「京橋のバリアフリー施設 東京スクエアガーデン 車椅子利用ガイド」を掲載しています。ご参照ください。

(本稿は2020年2月の取材に基づいています)

京橋のバリアフリー施設 東京スクエアガーデン 車椅子利用ガイド

東京都中央区の東京スクエアガーデンは、車椅子で利用しやすい施設です。一般商業フロアを中心に、現地のバリアフリー状況を紹介します。

片倉工業旧本社ビルなどを中心に再開発されたビルで、2013年の竣工です。B1から3Fまでが一般商業フロアで、4Fから6Fまでがコンベンションホール、医療機関があります。数多くのグルメ店、物販店があるのはB1から2Fです。

3Fはテラス型の植樹スペース「京橋の丘」があり、「都市のオアシス」に認定されています。「都市のオアシス」3Fの「京橋の丘」は、車椅子で利用出来るバリアフリー仕様です。

3Fはテラス型の植樹スペース「京橋の丘」

京橋駅とB1で直結します。全く段差のない、フラットな連絡路があります。また機械式の地下駐車場があります。一部のショップでは利用金額に応じた駐車料金サービスがあります。

東京スクエアガーデン 

B1から3Fまでの各フロア内は段差の無いフラット構造で、バリアフリートイレは各階にあります。

エレベーターは1Fから3Fは2系統、B1から3Fが1系統あります。館内のメイン動線がエスカレーターなので、ほとんどの場合、混まずにエレベーターを利用できます。

館内のバリアフリー状況

物販店は車椅子で利用できます。グルメ店は、一部のお店で店内通路が狭い箇所がありますが、多くのお店は一般的な車椅子なら利用可能な構造です。入口はフラットで広く、お座敷席がない、通常の高さのテーブルと椅子席のお店がほとんどです。ただし個々のお店の状況は、個別に確認してください。またグルメ店の多くは、日曜祝日は休業です。

東京スクエアガーデン 

東京スクエアガーデンの一般商業フロアは、スペースに余裕があり、小さな段差もなく、車椅子で移動しやすい構造です。

別稿で「京橋エドグラン 明治屋京橋ストアー 車椅子利用ガイド バリアフリー情報」を掲載しています。ぜひご覧ください。

(本稿は2019年10月に加筆修正しました)